Check
Tweet
■9月の新書紹介
なでしこの教え あきらめない心を作る50の教え
posted with yasazon
【内容紹介】
なでしこジャパンはなぜ勝てたのか?彼女らのプレーはなぜ人の心を打つのか?
“奇跡”と呼ばれたワールドカップでの優勝も、実は日々の積み重ねがもたらした結果だった。負けて、負けて、負けて……、その都度、彼女たちは何かを得て少しずつ強くなっていった。ファールをされても審判にアピールしたりしない。ましてはわざと転んでファールを誘うようなこともしない。レッドカードを受けた岩清水も、周りにいた選手も主審に抗議したりせず、すぐに次のプレーを考えていた。あまり語られないが、なでしこジャパンは女子ワールドカップ史上初めて、「優勝カップとフェアプレー賞を同時に獲得したチーム」である。倒されても倒されてもすぐに起き上がり、プレーを続ける。ゴールをすれば、真っ先にベンチにいる控え選手の元に走り出す。「言葉」だけではなく、彼女らは「プレーで表現」していたのだ。それが観るものを勇気づけ、元気づけてきた。
本書は、なでしこジャパンが残してきた言葉やプレー姿勢から「教え」を導き出し、彼女らの一瞬をとらえた貴重な写真でもう一度それを「感じ」られるよう構成した。著者は16年以上にわたってなでしこジャパンを取材してきたカメラマン。
女子サッカーなど見向きもされず、たった一人しか取材者がいない年月が続いても、諦めず粘り強くなでしこたちを追って来た著者だからこそ知り得るエピソードや写真が満載。個人としてだけでなく、集団の活かし方などを学ぶメンタルコントロール術として、ビジネスでも、学校でもあらゆる場面で活かせる「教え」が満載。
(教え8)「“出来ない”のを、環境のせいにしない」
時間がないから出来ない、あれが揃わないと出来ない……。とかく人は、上手くいかない理由を誰かや何かのせいにしてしまうが、環境のせいにするのは簡単である。
なでしこジャパンのメンバーは大半がプロ契約をしていない。日中働きながら、夕方や夜に練習して、また翌朝仕事に向かう。練習でさえ、市民グランドであることが多い。しかし、「だから勝てません」とは彼女らは言わないし、言い訳にもしない。
まずはその環境下で結果を出すことが大事なのだ。(教え8「“出来ない”のを環境のせいにしない」より)
【著者】
兵庫県神戸市生まれ。東京工芸短大写真技術科卒業。在学中のJリーグ元年よりサポーターズマガジンでサッカーを撮り始め、1994年よりフリーランスとしてサッカー専門誌などへ寄稿する。1996年からは日本女子サッカーリーグのオフィシャルカメラマンとなり、女子サッカー報道の先駆者として幅広く活動。現在は、Jリーグ「大宮アルディージャ」のオフィシャルカメラマンであり、日本サッカー協会公式ウェブサイトでは女子サッカーコラムを6年間担当。日本スポーツプレス協会(A.J.P.S)会員。著者に「あすなろなでしこ」(発行:ソル・メディア、発売:武田ランダムハウスジャパン)がある。
1
関連記事
トピックスコンテンツ一覧へ(8756件)
コメント
Pickup
- サカイク冬キャンプ開催!昨年より枠が少なくなっておりますのでお早めに!2017年10月10日
- 【関東/関西/東海/中国/四国開催】がんばるわが子に10分ケア「パパママトレーナー」講座2017年8月30日
- スピードアップにピッタリのインソールが登場!2017年8月17日
週間記事ランキング
- サッカーの練習だけだと、小学生年代でしか通用しない選手に? 子どもの頃に1つのスポーツに専門特化する危険性
2017年11月20日 - 下級生に嫌なことを言ったり意地悪する...。困った態度の上級生にどう対応すればいいの問題
2017年11月22日 - 「日本の多くの選手は守備の仕方を知らない」世界中で指導してきたコーチが気づいたこと。
2017年11月16日 - 最初は「サイアク。痛いし...」だった浦和レッズの守護神・西川周作がGKの魅力にはまったキッカケ
2017年11月24日 - 元スペイン1部のトレーナー直伝!イメージ通りのプレーをするための骨盤と背中のトレーニング
2017年11月21日 - 同じ小3なのに、身体の成熟年齢5歳と11歳の子がいる? 「うちの子小さくて」の前に知っておきたい生物学年齢とは
2017年11月13日 - 「バルサの闘将」も学び続けていた『守備における個人戦術』
2017年11月21日 - サッカーの練習だけだと、小学生年代でしか通用しない選手に? 子どもの頃に1つのスポーツに専門特化する危険性
- 正確に止めて蹴るプレーが速さにつながる!その秘訣は「軸足」と「姿勢」にあり
2016年12月 1日 - 【徹底解説】ピステとは?ジャージとどちらが良い?
2011年10月16日