1. サカイク
  2. コラム
  3. テクニック
  4. 日本代表エースの生命線! 柿谷曜一朗のファーストタッチまとめ

テクニック

日本代表エースの生命線! 柿谷曜一朗のファーストタッチまとめ

2014年4月16日

キーワード:コントロールシュート

柿谷曜一朗選手が「天才」と形容される所以。それは彼のファーストタッチにあると言われています。トップレベルになるほどプレッシャーが早くなり、ファーストタッチの重要性は増します。柿谷選手のファーストタッチがいかにすごいか。まずはこちらの記事をご覧ください。
 
柿谷曜一朗選手
 

柿谷選手の注目すべきプレー『ファーストタッチ』に迫る

 
柿谷選手のトラップには、必ず「ながら」という言葉が付きます。トラップし「ながら」走る、トラップし「ながら」ターンする、トラップし「ながら」方向を変える、トラップし「ながら」シュートの踏み込み体制を作る……。そのプレーを見ると、トラップを止めてから次のボールタッチをするまでの動きが、一連の流れになっていることがよくわかります。これが平凡な選手の場合、トラップしたときに足がピタッと止まり、次の動きに入る前に相手のプレッシャーを受けてしまうのです。まずはこちらの記事をお読みください。
 
百聞は一見にしかず。サカイク練習メニューを監修する菊池コーチの再現映像をご覧ください。
 

【サカイク練習メニュー/柿谷選手のファーストタッチまとめ】

 
■その1:天才たる所以! U17W杯フランス戦でのファーストタッチ
柿谷①.JPG柿谷②.JPG柿谷③.JPG柿谷④.JPG
 
柿谷選手が世間から広く注目を浴びるきっかけになったのは、2007年に行われたU-17ワールドカップのフランス戦、センターサークル付近から相手GKの頭上を越える超ロングシュートでした。ひらめき、勇気、そしてキックの技術。そして、このゴールに至る過程には、ファーストタッチの重要性も隠れています。
 
■その2:一切の無駄を排す!左足のアウトサイドから右足前方に流すファーストタッチ
IMG_5004-2.jpgIMG_5005-2.jpgIMG_5009-2.jpgIMG_5011-2.jpg
 
このシチュエーションで守るべき原則は、ボールとゴールを同一視できる視野の確保です。パスを止めることだけに集中するとキーパーの動きが分からなくなってしまいます。そのため、右足のインサイドでボールを止めることで身体をゴールに向けるのがセオリーです。しかし、柿谷選手は得点の可能性を高めるために、より難度の高いプレーを選択しました。
 
■その3:東アジアカップ決勝戦に魅せた! 頭でのファーストタッチ
柿谷頭トラップ01.jpg柿谷頭トラップ02.jpg柿谷頭トラップ03.jpg柿谷頭トラップ04.jpg
 
ロングパスが手前でバウンドしてしまうときには、ボールを待つのではなく迎えにいき落ちどころで拾うのがセオリーです。ただし、今回の柿谷選手のようにディフェンスの裏のスペースに抜け出した場面でそれをすると、ゴールに背を向けることになりキーパーの動きを見失ってしまいます。また、一度ボールを止めてそこから反転してゴールを目指すことになるので、時間をロスしてしまいせっかく置き去りにしたディフェンダーに追いつかれる可能性が高まります。そこで柿谷選手はゴールを向いたままボールを待つ選択をしました。
 
■その4:相手ディフェンダーから遠い位置にボールを運ぶ インステップのファーストタッチ
柿谷選手の選択01柿谷選手の選択02柿谷選手の選択03柿谷選手の選択04
 
後方からのボールをトップスピードを保ったままコントロールするのは、トッププレーヤーでも難しいと言われます。そのため、なるべくボールに当てる面の広いインサイドで確実にボールタッチするのがベターです。面の狭いインステップやアウトサイドではミスにつながる可能性が高まります。しかし右後方からきたボールを右足のインサイドでコントロールしようとすると、身体はゴール方向ではなく右後方を向きます。
 
■その5:トップスピードを緩めない左インサイドのファーストタッチ
柿谷選手の選択01柿谷選手の選択02柿谷選手の選択03柿谷選手の選択04
 
裏のスペースに飛び出したもののパスが想定したよりも後ろにズレていた場合、どうするべきでしょう。左後方からのパスは右足のインサイドでのファーストタッチがセオリーですので、ボールに合わせて自分のスピードを緩めなければなりません。それでは、ほぼ並走で追ってくる相手ディフェンダーに追いつかれてしまいます。そこで柿谷選手は、スピードを緩めず左足のインサイドでのファーストタッチを選択しました。
 
■その6:密集地帯で味方選手の上がる時間を稼ぐダイレクトコントロール
柿谷選手の選択01柿谷選手の選択02柿谷選手の選択03柿谷選手の選択04
 
この状況で、柿谷選手にはどのような選択肢があったでしょうか? サッカーの目的はゴールを奪うことです。よって、ゴール前での優先順位が最も高いプレーはシュートです。しかし、このとき柿谷選手はゴールを背にしていました。ここからシュートを打つためにはゴール方向に振り向く必要がありますが、すぐ後方にディフェンダーがいるので、それをすればボールを奪われてしまいます。そこで柿谷選手は次の優先順位を選択しました。ボールをキープして味方選手に預けるポストプレーです。
 
■その7:効率的かつ相手ディフェンダーの意表を突くファーストタッチ
柿谷選手の選択01柿谷選手の選択02柿谷選手の選択03柿谷選手の選択04
 
味方GKのパントキックをコントロールするなら、ボールの落下点に移動して、利き足のインサイドでトラップするのが最もミスをしない選択肢です。しかし、それではゴールに背を向けているために相手の脅威になるようなプレーはできません。ゴール方向にターンしても相手ディフェンダーに詰められる時間をつくることになってしまい、ボールを奪われる可能性が高まります。そこで柿谷選手はワントラップでゴールを向くプレーを選択しました。
 
さて、いかがでしたか。柿谷選手のファーストタッチの素晴らしさをご理解いただけましたでしょうか。では、じっさいにどのような練習をすればあのような華麗なファーストタッチが身に付くのか。それには、利き足、逆足、インサイド、アウトサイド、インステップ、頭など、身体のどこを使ってもトップスピードを落とさずコントロールする練習を繰り返すことが必要です。柿谷選手に近づくための練習メニューをご紹介します。
 
 
ひとりでできるファーストタッチ練習(リフティング)
 
ツータッチコントロール練習(インステップ・インステップ)
 
ダイレクトパスのペア練習
 
外足インステップのダイレクトコントロール
 
ひとりでできるアウトサイドコントロール~リフティング(アウトサイド→アウトサイド)
 
ひとりでできるアウトサイドコントロール~リフティング(インステップ→アウトサイド)
 
内足インステップのダイレクトコントロール
 
アウトサイドのダイレクトコントロール
 
1
文・写真/サカイク編集部

関連する連載記事

関連記事一覧へ

関連記事

関連記事一覧へ

テクニックコンテンツ一覧へ(165件)

コメント

  1. サカイク
  2. コラム
  3. テクニック
  4. 日本代表エースの生命線! 柿谷曜一朗のファーストタッチまとめ

Pickup

サッカースクール検索サイト ケリなび

週間記事ランキング

  1. いつものダッシュに"ひと工夫"で「とっさの判断力」を鍛える~アスリート版シナプソロジー~
    2017年2月23日
  2. 『遊び』を通してサッカーに必要なスキルを身につける!子どもが楽しんで取り組めるトレーニングまとめ
     
  3. 今年の卒団式どうする!?いろんなチームの実例を集めてみました!
    2012年2月14日
  4. 子どもが心からサッカーを楽しむためには、まず親自身が心を「良い状態」にすることが大事
    2017年2月24日
  5. 結成7年で強豪チームに。甲府U-12が取り組む「試合に生きるトレーニング」とは?
    2017年2月 1日
  6. FCバルセロナの下部組織&サッカーサービスのスペイン人コーチに学ぶ「13歳までに身につけたい守備戦術」など
     
  7. 頑張るわが子を食事でサポート!親ができるコンディション管理まとめ
     
  8. ウチの中でも簡単にできる!こっそりサッカー自主トレーニング
    2012年6月26日
  9. 1対1に自信がつく! ディフェンスで大事な3つの姿勢
    2012年4月27日
  10. 親子でサッカーを楽しむ!会話が弾むDVD活用術&自宅でできる簡単トレーニングまとめ
     

一覧へ