ルーニーを成長させたボクシング!サカイク初期コラムまとめ①

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サカイク4周年記念! スーパースターの少年時代とは?

 
12月6日をもちまして、サカイクはオープン4周年を迎えました。これを記念し、オープン初期に掲載していたコラムをもう一度振り返っていきましょう。
第1回目となる今回は、スーパースターの少年時代を追った連載をまとめました。メッシ、ルーニー、ファンデルファールト、トーレス、ロビーニョは幼少期をいかに過ごしていたのでしょうか。
 
サッカー少年を育てる親にとって、参考になるエピソードが盛りだくさん。初期記事を未読の新規読者はもちろん、サカイクオープン当時からの読者もぜひもう一度ご覧ください。

【前編】ボクシングか?サッカーか? ウェイン・ルーニーを成長させた2つのスポーツ

若くしてマンチェスター・ユナイテッドとイングランド代表のエースとして活躍するウェイン・ルーニー。彼が、少年時代は優秀なボクサーだったという話は、日本ではあまり知られていないエピソードかもしれません。

【後編】ボクシングか?サッカーか? ウェイン・ルーニーを成長させた2つのスポーツ

「僕のサッカー選手としての成長に、ボクシングの経験はすごく活きたと思う。若くしてプレミアリーグで戦うことになったから、特にね。激しいリーグで成功するには、特別な"強さ"が必要だった。それをボクシングのトレーニングで培ったんだ。それがいまでも試合に役立っているのさ」

【前編】謙虚な好青年、リオネル・メッシの素顔

「メッシは謙虚な好青年です。口数は多い方ではありませんが、慣れると気さくに話をしてくれます。あれだけのスーパースターなのに気取ったところがなく、応援してくれる人や家族をとても大切にします。とくに家族とのつながりは強く、常に一緒にいたいと思っていて、ブログにも家族と食事をした話が頻繁に出てくるんですよ」 ※メッシブログは現在終了してます。

【後編】謙虚な好青年、リオネル・メッシの素顔

「NHKで放送されたのでご覧になった方もいるかもしれませんが、プールサイドでメッシとサッカーをしたんです。上半身裸のメッシは鋼の体をしていました。とにかくゴツい。バルセロナのチームメイト、プジョルも『メッシはおもいっきりぶつかっても倒れない』と言っていましたが、ボディバランスが良く、足腰が強いんです。それはトレーニングで培った部分もあると思いますが、ぶつかることを恐れずに、自分から向かっていくプレースタイルが、彼の鋼の体を作り上げたのだと思います」

【前編】サッカーへの愛が、カルロス・テベスの人生を、180度変えた

彼ほど、壮絶な少年時代を送ってきた選手はいないでしょう。彼の生まれ故郷は、ブエノスアイレス近郊のフエルテ・アパチェという悪名高いスラム街。本人いわく、「子供の頃はタフだった。怖いことだらけだったよ。夜になると通りに出ることもできなかったんだ」と語るような、貧困、ドラッグ、犯罪という言葉が横行する場所で育ったテベスは、この街でストリートサッカーに興じていたといいます。

【後編】サッカーへの愛が、カルロス・テベスの人生を、180度変えた

もちろん生まれついての才能もあってこそですが、スラム街出身の少年がアルゼンチンの英雄に成長できた背景には、故郷の環境が育んだハートの強さ、ハングリー精神も大きく影響しています。
「僕のルーツは常に故郷にある。それは決して忘れない。あそこでの生活が、僕に尊敬、謙虚、犠牲といったものを教えてくれたんだ」

【前編】家族とともに。世界最高の点取り屋への道 フェルナンド・トーレス

わずか2歳で初めてボールを蹴ったというトーレスは、5歳になる頃には、『オリバー&ベンジ(『キャプテン翼』のスペイン語版)』というTVアニメを見て、番組が終わると兄イスラエルに連れられてボールと一緒に外へ出かけていくサッカー少年に育ちます。しかし、当時のトーレス少年が憧れていたのは、オリバー(大空翼)ではなくベンジ(若林源三)。そう、トーレスは今のようなストライカーではなく、GKだったのです。

【後編】家族とともに。世界最高の点取り屋への道 フェルナンド・トーレス

「父は僕を練習に連れて行くためにいったん職場を抜け、夕方に仕事へ戻ってくれていた。母は電車とバスを乗り継いで、朝と晩に僕を練習場へと送り迎えしてくれた。時には兄や姉が付き添ってくれることもあったよ。彼らは僕がプレーしている間、スタンドで勉強をしていたんだ。家族のサポートがなければ、決してファーストチームに上がれなかったし、プロのフットボーラーにはなれなかったと思う」

【前編】ストリートで育まれた才能 ラファエル・ファンデルファールト

ファンデルファールト、実はちょっと変わった少年時代を過ごしていました。10歳でオランダの名門クラブ・アヤックスの下部組織に入団するまで、彼はオランダ人の父ラモンさん、スペイン人の母ロリータさんとともに、移動生活者として暮らしていたのです。一カ所の土地に定住するのではなく、トレーラーハウスなどで各地を巡りながら生活するこうしたスタイルは、俗に"ジプシー"や"ロマ"と呼ばれています。当のファンデルファールトは、当時の生活をこう振り返っています。

【後編】ストリートで育まれた才能 ラファエル・ファンデルファールト

「自分の居場所を守るために、ケンカをすることもあった。でも、そうしたスピリットは今でも役立っているのかもしれない。競争があるのはフットボールの世界でも同じことだからね」激しい競争を勝ち抜き、アヤックスのファーストチームでプロデビューを果たしたファンデルファールトは、愛する家族に心憎いプレゼントをしたそうです。

【前編】近所のフットサルから世界のピッチへ‐ロビーニョ

もちろん、低所得層出身のトッププレーヤーは今でもたくさんいますし、サッカーで貧困から脱出しよう、というモチベーションが多くの名選手を生み出しているという事実は否定できません。しかし、近代化が進み、1950時代などと比べれば空き地も減 り、交通量も増えている昨今のブラジルで、子供たちがテクニックを向上させるのにひと役買っているのはフットサルだといいます。

【後編】近所のフットサルから世界のピッチへ‐ロビーニョ

「フットサルで身につけたことはたくさんある。フットサルはコートが狭いから、相手のプレッシャーも速いんだ。だから、ボールを受けたら瞬時に次のプレーに移らないといけない。その中で判断力が養われたし、スピーディーな中でボールを正確にコントロールする術が身についたんだ」