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テクニック

【第12回】試合観戦でイメージトレーニングをしよう!-ポジションごとのドリブルの目的とは-

2011年3月29日

キーワード:イメトレドリブル桑さんの観戦術観戦術Jリーグ

このコーナーでは、Jリーグや大学など、トップレベルのチームで監督として豊富な指導経験を持つ、桑原隆さんに、TVやスタジアムで試合を観て、知識や技術を豊かにしていく”コツ”をお聞きしていきます。

■ポジションごとに、ドリブルの目的がある

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「前回、ドリブルはその目的によってさまざまな種類があるとお話ししました。そして今回はそれをポジションごとに説明していきましょう。

 ゴールへ直結するドリブルといえばFWの選手です。やっぱりFWは前を向いたら仕掛けていかなければ面白くありませんよね。 Jリーグでは玉田圭司選手(名古屋グランパス)や興梠慎三選手(鹿島アントラーズ)、田中達也選手(浦和レッズ)はドリブルからフィニッシュへ持っていく力が高いと思います。タイプ的にいうと、こういった俊足の選手の方が見ていて面白いドリブルをしますよね。また、同じFWでも前田遼一選手(ジュビロ磐田)のようにサイドに流れて前を向き、スルスルっと突っかけていくドリブルを得意とする選手もいます。前田選手は俊足タイプではないのですが、体の使い方が上手いし、ボディバランスもいいので、派手さはありませんが面白いですね。

 中盤でゲームを作るような選手だとスペースを利用するドリブルが特色として挙げられますね。自ら動きパスコースを開ける目的があります。こういったドリブルが上手いのは遠藤保仁選手(ガンバ大阪)や小笠原満男選手(鹿島)ですね。彼らはドリブルというイメージがないですが、よく見るとドリブルをすることで上手く時間を作り、上手くスペースを使っていますよ。しっかりと計算されたドリブルという印象です。
中盤の選手ですが、長谷部誠選手(ヴォルフスブルク/ドイツ)のドリブルは遠藤選手や小笠原選手とはまた違ったタイプで中盤を突破するドリブルです。イメージ的にはゲームを作るというより、中盤から相手に圧力を与えるドリブルを多く用いています。

 最後にDFでドリブルが生きるというと、やはりサイドバックです。このポジションに要求されるのは、後方からスピードに乗ったドリブルです。このようにサイドからスピードに乗った状態でドリブル突破されると相手DFは、まずボールへ行かなければならないので、周りのチェックも緩みます。そこでクロスなどのパスが生きてくるんです。日本代表だと長友佑都選手(インテル・ミラノ/イタリア)がこういったドリブルが得意ですよね」

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桑原隆//

Takashi KUWAHARA
1948年5月5日、静岡県出身。藤枝東高校卒業後、古河電気工業で攻撃的MFとして活躍。現役引退後に指導者となり、96年から9年間にわたって監督・コーチ・強化育成部などを務め、ジュビロ磐田の黄金期を支えた。その後、浜松大学監督、横浜F・マリノス監督を歴任。Jリーグや海外リーグ等、サッカー中継の解説者としても幅広く活躍している。

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