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テクニック

一流ディフェンダーは"背中で止まる"

公開:2014年5月21日 更新:2020年3月24日

キーワード:ディフェンスリフティング

■背中で止まる技術を身につけよう

では、背中で止まる姿勢は、どのようなとレーニングで身につくのでしょうか。これは日頃から意識づけすることが可能です。たとえば、リフティングの練習のなかで意識することもできます。
 
「リフティングがうまくいかないのは、たいていの場合は足先だけでボールを迎えにいっているのが原因です。脚が伸びきっているので腰が落ちてしまい、次の一歩が出ないのです。そうではなくて、ボールに対してお腹(重心)を近づけるように動き、さらに足先ではなく、太もものつけ根から動かすイメージでリフティングをしてみましょう」
 
「リフティングをするときの立つ姿勢は、背筋が伸びるように、頭の上から吊られているイメージを持つことです。つまり、重心を下げないということです。背伸びをして、お尻をあげて、かかとに体重を乗せずに、ただし、膝は伸びきらないように、半袖短パンの内側の範囲だけを動かす、そんなイメージを意識するとわかりやすいでしょうか」
 
このリフティングの練習を毎日続けるだけでも変化が起こるそうです。
 
リフティング 背中
リフティングのときも背中の姿勢を意識
 
「今まで見えなかった範囲まで広く見えるようになります。これはディフェンスのときの姿勢を正すために行ったトレーニングなのですが、ボールコントロールをするときの視野も今までよりも広範囲に確保されるようになったのです。また、ボールを蹴るときの姿勢も改善されるため、足先ではなく重心でボールを捉えるので力を入れずとも飛距離が出るようになります」
 
日本人が気をつけなければならない姿勢について、欧米人は生まれ持った姿勢の良さがあるのですから、そもそもスタートの時点で差はあるのかもしれません。しかし、日本人でもちょっと姿勢を意識するだけで、見えていた景色や1対1の守備の強さが変わるのならば、チャレンジしない手はないのではないでしょうか。
 
1対1のディフェンスの脆さは日本代表レベルにおいても、日本人が克服しなければならない宿題として残されたままです。ワールドカップのような国と国の真剣勝負の舞台こそ、1対1の球際の勝負が試合の行方を左右すると言っても過言ではありません。
 
鬼木さんはこう強調します。
 
「これまで日本サッカーは攻撃を創造することに重きをおいて取り組んできた節がありましたが、一方で、ボールを奪う局面への評価が著しく低いまま、ここまで来てしまったような印象があります。今後日本サッカーが発展していくためには、ここで紹介してきた1対1などの守備の文化をもっと深めていく必要があるのではないでしょうか」
 
 
鬼木祐輔
サッカーがうまくなるために「身体を上手に動かす」という観点からサッカーを捉え、その方法を一緒に考えいていきます。しなやかで、シュッとしていて、立ち姿が美しく。 頑張らない、息まない、力まない。サッカー選手をスタイリングして行きます。現在は幼稚園児から高校生までのスクールやチームでサポートを行っております。また、ケガをしないための身体作りやケガから競技復帰までのお手伝い。自分で自分の身体の状態を知るためのお手伝いもしています。ケガでお悩みの方もご相談ください。

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取材・文/鈴木康浩 写真/サカイク編集部

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