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テクニック

2011年2月 6日

【第6回】試合観戦でイメージトレーニングをしよう!-じっくり観察したい"だまし合い"

キーワード:Jリーグイメトレフェイント桑さんの観戦術観戦術

このコーナーでは、Jリーグや大学など、トップレベルのチームで監督として豊富な指導経験を持つ、桑原隆さんに、TVやスタジアムで試合を観て、知識や技術を豊かにしていく"コツ"をお聞きしていきます。

■局面から、選手たちの騙し合いを見よう

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「プレッシャーもキツく、年々コンパクトになっている現代サッカーでは、セットプレーからのゴールは貴重な得点源になっていますよね。そこで今回は、コーナーキック時の観戦のポイントをお話ししていきましょう。 当然ですが、コーナーキックは両チームにとってチャンスであり、ピンチでもある。守備もチームによって、それぞれ違いがあります。もちろん、キッカーによって色々対策を練っていることと思いますが、最近のトレンドとして、Jリーグのチームではゾーンで守っているチームが多いですね。

ゾーンというのは、簡単に説明すると目の前のエリアをきちんと守備をするということです。マンツーマンのようにマークする相手を捕まえて守備をするのではなく、自分が任されたエリアへ侵入してきた相手に対しての守備です。正直、かなり難しい守備技術です。それでも、走り込んでくる相手に対しての守備なので、良いボールをピンポイントで放り込まれると対応できないという状況も多く見られます。私個人としては、マンツーマンの守備の方が好みですけどね(笑)。 あと私は『サッカーは騙し合いのスポーツ』だと思っています。コーナーキックなどセットプレーの局面ではそういった騙し合いの場面を顕著に見ることができるので注意深く見てほしいですね。自分がやろうとしていることを、いかに相手に悟られないようにしているのか、という部分に着目してください。

またコーナーキックだけでなくペナルティボックス付近でも騙し合いは見られます。DFのシュートコースを閉じた守備、ファーストDFが抜かれた後、次に味方がサポートに行くことができる状況を作り出す守備。逆にFWは、いかにしてシュートコースをこじ開けようとしているか、など奥深い駆け引きが行われていますよ。駆け引きの上手い選手というのは『騙し』が上手い選手なんです。2年連続でJリーグの得点王に輝いた前田遼一選手も騙し合いが上手い選手の一人ですよね」

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桑原隆//

Takashi Kuwahara
1948年5月5日、静岡県出身。藤枝東高校卒業後、古河電気工業で攻撃的MFとして活躍。現役引退後に指導者となり、96年から9年間にわたって監督・コーチ・強化育成部などを務め、ジュビロ磐田の黄金期を支えた。その後、浜松大学監督、横浜F・マリノス監督を歴任。Jリーグや海外リーグ等、サッカー中継の解説者としても幅広く活躍している。

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