1. サカイク
  2. コラム
  3. 考える力
  4. 周りの声に動揺しないレフェリーになれる3つのキーワード

考える力

周りの声に動揺しないレフェリーになれる3つのキーワード

2014年9月29日

キーワード:コミュニケーションレフェリー審判指導者育成

前回記事『あなたはレフェリーを積極的に楽しめていますか?』で、積極的にレフェリーをするためにはポジティブでいることが不可欠だと説いてくれた松崎康弘さん。では、ピッチの周囲や選手、コーチから文句を言われることも少なくない育成年代のレフェリーは、実際にどのようにふるまえばポジティブにレフェリングできるのでしょうか。前回に引き続き、松崎さんに話をうかがってきました。

IMG_9365_s.jpg
取材・文 石井紘人(@FBRJ_JP
 

■レフェリングに大事な『コミュニケーション』

―イングランドで何試合かレフェリーを務めた家本政明(国際審判員)さんは、「判定は日本のレフェリーの方が上だと思いますけど、コミュニケーション能力はイングランドの方が数段上にいる」とおっしゃられていました。松崎さんの目から見て、育成年代でも、日本とイングランドのレフェリーに違いはあるのでしょうか?
 
はい。イングランドは、育成年代のレフェリーも凄くコミュニケーションをとります。育成年代になると、教育的な要素もあるかもしれません。日本だと、コミュニケーションをとるレフェリーは少数のように感じます。それから、日本のレフェリーは真面目です。この間も話をしたのですが、飲水タイムがありますよね? 飲水タイムは、監督が選手に指示をする場ではないですけど、結果的に指示をする格好になってしまう。ただ、本来は水を飲むための時間ですからと言って、少しであっても指示をするコーチを遮るレフェリーをみかけます。あえて指示するために、ベンチに集めているのであれば、注意するべきかもしれませんが、飲んでいる選手にコーチが指示をするくらいならば止めなくてもいいのでは、と思います。試合中にも、コーチと選手はコミュニケーションをとるのですから。これはひとつの例ですが、レフェリーが頭を柔らかくして考えたり、(遮るのではなく)コミュニケーションを取ることも『ポジティブ・レフェリング』です。
 
―それと別の課題として、日本の場合、指導者であるコーチが“仕方なく”レフェリーをすることも多い。そうではなく、積極的にレフェリーをするためには、どうするべきでしょうか?
 
コーチは普段から子どもたちと一緒に練習している訳じゃないですか。これは個人的な意見ですが、練習試合であれば、レフェリーをしながらコーチしても良いと思うんです。それは、ルールを教えることにも繋がります。選手だって、ルールを知らないより知っている方が得です。
 

■やってはいけない『串刺し』

 
 
116-117_s.jpg
イラスト 小池アミイゴ
 
―先日行われた日本代表×ベネズエラ戦であれば、水本(裕貴)選手がペナルティーエリアで相手を引っ掛けてしまい、ペナルティーキックとなってしまいましたが、レフェリー目線ならば「そこはチャレンジするな」と教えてあげることができるはずです。では、そのファウルかファウルではないかを見極めるレフェリーの技術的な話をお伺いします。まず、「レフェリーは角度をつける。串刺しにならない」について。
 
審判員から見て、ボールを持っている選手と、それを奪おうとする選手が串刺しになっていると、選手同士の距離感が分からないし、足を出している方向も分かり辛い。角度をつければ、それが分かるようになり、(接触の)強さも分かるようになる。この見方は基本です。
 

1  2
取材・文 石井紘人(@FBRJ_JP) イラスト 小池アミイゴ

関連する連載記事

関連記事一覧へ

関連記事

関連記事一覧へ

考える力コンテンツ一覧へ(253件)

コメント

  1. サカイク
  2. コラム
  3. 考える力
  4. 周りの声に動揺しないレフェリーになれる3つのキーワード

Pickup

サッカースクール検索サイト ケリなび

週間記事ランキング

  1. 試合を想定した練習で止める、蹴る、運ぶなど個人技術を磨く! ブラジル名門クラブの「パス&コントロール」トレーニング
    2017年6月16日
  2. 【速く走るための参考にしたい記事】ふくらはぎやアキレス腱の使い方をマスターしてスピードアップ!
     
  3. ボールを奪うための準備が課題の子どもたち 相手にボールが渡る前の動きをどう指導すればいい?
    2017年6月23日
  4. 新しいクラブで試合に出られない プレーが消極的な息子をどう支えたらいいの問題
    2017年6月22日
  5. 「運動中は水飲むな」は昔の話! 現役時代とこんなに違う、お父さんコーチに知ってほしいサッカー今昔物語
    2017年6月20日
  6. 次のプレーを考えず、ボールが来るととりあえず蹴ってしまう子どもたち。プレーの判断をどう指導したらいい?
    2017年6月16日
  7. 【必見】毎日コツコツうまくなるサッカー自主トレーニングメニュー
    2012年6月26日
  8. 結成7年で強豪チームに。甲府U-12が取り組む「試合に生きるトレーニング」とは?
    2017年2月 1日
  9. 1対1に自信がつく! ディフェンスで大事な3つの姿勢
    2012年4月27日
  10. すぐ速く走れるようになる!陸上メダリストの為末選手伝授の速く走る方法
    2013年6月13日

一覧へ