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考える力

周りの声に動揺しないレフェリーになれる3つのキーワード

公開:2014年9月29日

キーワード:コミュニケーションレフェリー審判指導者育成

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■ボールが蹴られた場所に『残心する』

―その基本とは違って、本書でおもしろかったのが「ボールが蹴られた場所に残心する」です。
 
子どもたちは、一生懸命プレーするあまりに、ボールを持っている選手のキックを止めようと、レイトタックルになってしまうんです。そこで次のプレーにすぐに目を映すのではなく、なにかが起きるかもしれないので目を残しておきましょう、という考え方です。
 
―さらに技術的な話をすると、トップクラスのレフェリーであればアドバンテージが肝で、そこに個性やタレントが出ると思います。ただ、小学生年代のレフェリーにはアドバンテージよりも肝となる部分があるように思うのですが、いかがでしょうか?
 
子どもたちのゲームでも、アドバンテージは重要だと思っています。ただ、プロの試合のようにファウルが多い訳じゃないですよね。なので、ファウルをしっかりと見極めることが、より大事だと思います。
 
―では、最後に育成年代の試合を担当するレフェリーたちにアドバイスをお願い致します。
 
昔は、自身の学生時代には野球をやっていたけど、子どもがサッカーをやるので、レフェリーになるという人が多かった。(サッカーをやったことがないので)コモンセンスが分からない人もいました。最近は、学生時代にサッカーをやっているレフェリーやコーチが増え、コモンセンスへの理解は上がりましたが、その一方で勉強しない人が増えたように思います。レフェリーもコーチも勉強しなければいけません。
 
あとは、レフェリーをする時は、とにかく『ポジティブ』にです。「周りの文句は自分への声援」と考えましょう。皆に注目されていると嬉しくないですか?
 
レフェリーをやっていて、良いゲーム(ゲームが安全に終わり、両チームが楽しんでいる試合)に出会えた時の達成感も素晴らしいものです。レフェリングを通じてサッカーを楽しんで欲しいです。
 
 
松崎康弘
公益財団法人日本サッカー協会(JFA)常務理事。FリーグCOO(最高執行責任者)。JFA前審判委員長(2006~12年)。JFAサッカーS級審判インストラクター。1954年千葉県生まれ。高校時代にサッカーを始め、82年に4級審判員登録。90年に仕事で英国に赴任し、現地でも審判活動を行なう。92年にイングランドの1級審判員の資格を取得。帰国後の93年にJFAの1級審判員に登録される。95年から02年までJリーグの主審として活動し、95年から99年までは国際サッカー連盟(FIFA)の国際副審もつとめた。フットサルでは、「サロンフットボール」時代の84年から審判員としても活動。全日本フットサル選手権大会決勝や第1回アジアサッカー連盟(AFC)フットサル選手権大会決勝などで笛を吹く。FIFAのフットサル審判インストラクターとしてFIFAフットサルワールドカップなどで審判指導も行なっている。
 
【参考文献】

 

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取材・文 石井紘人(@FBRJ_JP) イラスト 小池アミイゴ

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