考える力

2015年10月12日

サッカーをしないキャンプで子どもたちが自ら話し合うようになった

 

■キャンプをしたことでサッカーへの取り組み方にも変化が表れる

――自分の意見が言えるようになることで、サッカーへの取り組み方も変わりますか?
U13という年頃は技術的なことより、精神的なことが勝ち負けに影響する年代だと思います。キャンプをし、振り返りも行ったことで、練習の雰囲気も変わりましたし、ひとりひとりのサッカーへの取り組み方にも変化が見られます。中にはまだ変われずにいる子もいますが、まわりの雰囲気に巻き込まれてくれたらいいなと思います。3年後、中学3年になったときに良いチーム、勝てるチームになってくれることが目標で、彼らに今すぐに結果は求めてはいません。そのためには、これからもチームのためにどんどん意見を言って欲しいし、彼らが話し合える機会を持ちたいと思います。
 
今のこの時期に体験したことが、未来につながります。だからこそこの時期にサッカーでも日常生活でも「考えることの大切さ」を体感して、考えて行動ができるようになってもらいたいと思っています。
 
 
――――須田コーチはキャンプを企画してから実施するまでの間、(全員ではありませんが)選手のお父さんお母さんとコミュニケーションを取りながら、クラブチームとしての活動だけでは把握しきれない選手の日常生活での態度や振る舞いなどについて詳しく聞いていたそうです。コーチと親がしっかりと連携し、互いにそれぞれの役割を務めることで、子どもはより成長するでしょう。サッカーと日常生活はつながっているもの。また、日常生活での考える習慣がサッカーのプレーにも好影響をもたらすのではないでしょうか。
 

今回取材した須田コーチが指導するグランセナフットボールクラブのHPはこちら>>

 
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