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お父さん必見!! 6歳への接し方のコツは"本気で向き合うこと"

公開:2015年6月25日 更新:2015年7月14日

キーワード:トム・バイヤー声掛け市原充喜

 
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子どもと真剣に楽しくコミュニケーションを取る市原充喜コーチ
 

■前向きな失敗と諦めての失敗で接し方を変える

自らもサッカーを通して成功と失敗を経験してきた市原さんだが、今、ピッチ上で具体的に子どもたちに対して声掛けをしているのだろうか。
 
「やろうとチャレンジする前向きな失敗と、諦めての失敗は違うと思っています。後者の場合は、“なんで失敗したと思う?”“どうしたらできるかな?”など、少し語気を強めにして伝えます。逆に前者の場合は、“次!次!”と何度もチャレンジさせます。子どもの表情というか、いかに一生懸命か本気かを見ながら、バランスを取りながら声掛けをしています」
 
もちろん、子どもの成長には個人差があるため、一生懸命に練習していても1つのプレーをすぐに習得できる子、できない子に分かれる。そういった時、なかなかできない子に対しては、新聞の一面になるくらい、細かいことを大げさに褒めることを意識する。逆にできるる子どもに対しては、できない事を克服した時に褒める。U-10、U-12になると、すぐに答えを出さず、子どもたちが自ら考えるような問いかけやアプローチを心掛けている。
 
「たとえばピッチ上でゴールに向かって攻める中で、Aくんが3人のDFに囲まれて、自分の周りにはフリーの味方選手が2人いるという状況があるとします。その時にAくんは“突破できるかもしれない”とドリブルを選択し、結果的には止められてしまった。そこで、ドリブル突破を選択したことを否定はしませんが、“他にはどういう方法があったかな?”“(味方の)フリーの選手は見えていたかな?”と子どもたちには伝えて、考えさせます。シュートに関しても同じように、打ったことに対して否定はしませんが、周りが見えていたかどうかというところは、非常に大切だと考えています」
 
そこには、グループを見て、意識して選択をしてほしいという思いが込められている。
 
「やはりグループを大事にできないと。サッカーは個人でプレーを選択するシチュエーションが多いですが、11対11で戦うスポーツ。仲間がいなければ試合にはなりませんから」
 
後編につづく>>
 
市原充喜(いちはら・みつき)
1986年1月31日千葉県生まれ。東京学館高校-ジェフユナイテッド市原・千葉-ジェフユナイテッド市原・千葉クラブ-ジェフユナイテッド市原・千葉-ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズ-アルビレックス新潟シンガポール(S. League)-United SikkimFC(I-League 2nd Division:ユナイテッド・シッキムFC)などでプレー。2012年にプロサッカー選手として現役生活を引退し、2013年度より(株)T3に入社。 JFA公認指導者ライセンスやキッズライセンスを取得し、現役時代の経験を生かし活躍している

市原充喜コーチが教えるトムバイヤーアカデミーの詳細はこちら>>
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取材・文 石井宏美

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