続いては、ドリブルレッスン。長友選手の実演に子どもたちのまなざしも真剣そのものに。
座っている子どもたちの合間を縫うような"ドリブルのお手本"は、左右両足のアウトサイド、インサイド、足裏など、さまざまな部位を使いながらも、とてもリズミカルでテンポがよいものでした。時折DFを想定したような上体を揺らす動作も織り交ぜていましたよ。
ドリブルをするときの、ボールと選手の距離感は、ボールから小さく3歩、下がった場所。長友選手も近すぎず、遠すぎずという絶妙な距離感を保っていました。
子どもたちがドリブルに慣れてきたら、長友選手たちがオニ役となり、子どもたちを追いかけます。タッチをされたら、その場でジャンプを3回行うトレーニング。「顔をあげよう!」と長友選手。

《長友アドバイス》
『前を見よう!!』
「僕がドリブルの練習をするときは、(ボールではなく)前を見ています。チームメイトともぶつからないように、人とスペースを見ています。試合の時は、人とスペース、そしてゴールを視野に入れますよ。そのためにも顔をあげることは、とても大切。まず相手の場所を見てスペースを探す練習をしてみましょう。
それから、僕は右利きですが、両足でボールを扱えるように、毎日左足で蹴る練習をしていました。今は両足、使うことができます。みんなも、両足を使えるようにトレーニングしていきましょう」
<続く>
写真/長江由美子
取材・文/サカイク編集部
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