1月10日から12日までの3日間、東京ビックサイトで第9回フットボールカンファレンスを開催。
フットボールカンファレンスとは、JFAの有指導資格者が一集合し、全世界のサッカーのトレンド、各国の取り組みなどを知ると同時に、JFAの活動や施策を共有し、選手の育成・強化に関して議論するもの。
9回目を迎えた今回は「本気で日常を変えよう」というテーマのもと、「2014FIFAワールドカップブラジル テクニカルスタディ」をベースにした講演を約1,000人の有資格指導者に向けて行った。
初日は、ブラジル大会の分析をFIFAテクニカルスタディーグループ(以下TSG)のヘッド、ジェラール・ウーリエ氏、日本サッカー協会のTSG木村浩吉氏が発表。その後、「日本代表の準備と戦い」というテーマで前日本代表監督アルベルト・ザッケローニ氏の約1時間に渡るインタビューVTRを上映し、上映後はイタリアからの国際電話でザッケローニ氏が直接日本の指導者にメッセージを残した。
9時から19時まで内容が盛りだくさんの2日目、午前はミゲル・エレーラメキシコ代表監督、ドイツサッカー連盟ラルス・イゼケ氏によるプレゼンテーションが行われ、各国代表チームのワールドカップに向けた準備、戦い方を共有した。
午後はFIFAからのゲスト、海外ゲストとともに、FIFA TSGに日本人として初めて参加した宮本恒靖氏も加え、「代表の活動を支えるもの」というテーマでフォーラムを実施。その後、代表チームへ続く「日常」という部分で、審判との協調をテーマにJリーグから長谷川健太監督(ガンバ大阪)と反町康治監督(松本山雅FC)、上川徹JFA審判委員長、FIFAワールドカップ ブラジルでも主審を務めた西村雄一氏を交え、普段の練習、試合を高いレベルで行うかをディスカッションした。ディスカッション後、育成・メディカル・GK・フットサルなどテーマごとに少人数の分科会を行った。
最終日は、アンディ・ロクスブルグ氏が各国のトッププレーヤーのインタビュー映像を交えた講演「成功するコーチング~ポストワールドカップ2014~」を行った。その後、日本の将来に向けて」というテーマで、前U‐19日本代表監督 鈴木政一氏、前U-16日本代表監督 吉武博文氏をはじめとするU-18年代からU-12年代の監督までが入れ替わりで登壇し、世界との差をいかに埋めるかについてフォーラムを行った。
エンディングでは、山口隆文JFA技術委員長(育成担当)から集まった指導者に向けて、「『日常を世界基準に』と言い続けているが、『本気で日常を変えよう』。」と語りかけて3日間のプログラムが終了。
詳しくはこちら
http://www.jfa.jp/coach/news/00003171/
関連記事
トピックスコンテンツ一覧へ(8756件)
コメント
Pickup
- サカイク冬キャンプ開催!昨年より枠が少なくなっておりますのでお早めに!2017年10月10日
- 【関東/関西/東海/中国/四国開催】がんばるわが子に10分ケア「パパママトレーナー」講座2017年8月30日
- スピードアップにピッタリのインソールが登場!2017年8月17日
週間記事ランキング
- サッカーの練習だけだと、小学生年代でしか通用しない選手に? 子どもの頃に1つのスポーツに専門特化する危険性
2017年11月20日 - 下級生に嫌なことを言ったり意地悪する...。困った態度の上級生にどう対応すればいいの問題
2017年11月22日 - 「日本の多くの選手は守備の仕方を知らない」世界中で指導してきたコーチが気づいたこと。
2017年11月16日 - 最初は「サイアク。痛いし...」だった浦和レッズの守護神・西川周作がGKの魅力にはまったキッカケ
2017年11月24日 - 元スペイン1部のトレーナー直伝!イメージ通りのプレーをするための骨盤と背中のトレーニング
2017年11月21日 - 同じ小3なのに、身体の成熟年齢5歳と11歳の子がいる? 「うちの子小さくて」の前に知っておきたい生物学年齢とは
2017年11月13日 - 「バルサの闘将」も学び続けていた『守備における個人戦術』
2017年11月21日 - サッカーの練習だけだと、小学生年代でしか通用しない選手に? 子どもの頃に1つのスポーツに専門特化する危険性
- 正確に止めて蹴るプレーが速さにつながる!その秘訣は「軸足」と「姿勢」にあり
2016年12月 1日 - 【徹底解説】ピステとは?ジャージとどちらが良い?
2011年10月16日