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正確に止めて蹴るプレーが速さにつながる!その秘訣は「軸足」と「姿勢」にあり

2016年12月 1日

キーワード:スピードタニラダーフィジカル姿勢谷真一郎走り方走力

サッカーに必要なボールを「止めて、蹴る」プレー。上手な選手は正確に、意図したところにピタッとボールを止め、素早く無駄のない動作でボールを蹴ります。では素早く、正確にボールを止めて蹴るためには、どのような練習をすればいいのでしょうか?
 
今回はヴァンフォーレ甲府のフィジカル・コンディショニングコーチの谷真一郎さんに、今月発売となる「タニラダーADVANCED DVD」の内容から「ボールを正確に止めて、素早く蹴るコツ」を教えてもらいました。アドバイスを参考に、ぜひ実践してみてください。(文:鈴木智之)
 
サッカーの練習でよくあるのが、2人1組での対面パスや3人1組で三角形の形を作り、右回り、左回りでボールを止めて蹴る練習です。
 
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■良いコントロールには「足の運び」と「軸足の安定」が重要

いわゆる「パス&コントロール」と呼ばれる練習の一種ですが、素早く正確にボールを止めてキック動作へ移るためには「安定した身体の状態を保つこと」がポイントになります。谷さんが説明します。
 
「ボールをトラップ(コントロール)するときは、片足で身体を支えた状態になります。片足立ちの場合、バランスが悪く、左右に重心が崩れたりします。そうならないために “軸足の安定”を意識することが大切です。」
 
軸足を安定させるためには、素早くボールをコントロールする場所へと移動することが重要になります。たとえば、向かってくるボールが弱いときは前に進み、ボールを受けるために安定した状態を作ります。左右へと飛んでくる速いボールの場合も、しっかりと足を運ぶことで、身体とボールとの適切な位置をキープします。
 
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▼足だけでボールを迎えにいくとコントロールは難しい
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■走りやドリブルと同じように「良い姿勢」を意識!

「次に、パスを受ける際のポイントとなるのが“姿勢”です。転がっているボールを見すぎると、顔が下を向いて前かがみになり、猫背になってしまいます。そうなると前回の記事でも説明したように、肩甲骨が開いて骨盤が後傾してしまい、良い姿勢が崩れてしまうので、背筋を伸ばして、間接視野でボールを見るようにしましょう。そして、ボールが前後左右にズレたときは、しっかりと足を運んで、体全体を安定させた状態でコントロールすることが大切です」(谷さん)
 
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<ポイント>
・軸足を安定させる
・良い姿勢を保つ
・バランスの良い足の運び
 
<サッカーにおける効果>
・安定した正確なトラップ
・止める・蹴る動作のスピードアップ
・プレーに時間の余裕ができる
・視野の確保
・より良い判断ができる
 

■素早く正確なコントロールが身につくトレーニング

では、ボールをイメージどおりにコントロールするための姿勢、足運びを身につけるために、どのようなトレーニングをすれば良いのでしょうか。「タニラダーADVANCED DVD」より、練習を紹介します。
 
「ストレートバランス」
これは、ラダーのマスの間を片足飛びで着地していくトレーニングです。ポイントは「良い姿勢を保って、片足で着地すること」「顔を下げず、良い姿勢を保つこと」「着地するときは、肩・ひざ・拇指球のラインが同一線上に並んだ状態を作ること」の3つです。
 
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「このトレーニングをすることで、素早く正確にボールをコントロールするための、身体の動きが身につきます。動きの効率が上がって、無駄な時間を節約できるようになるので、結果として時間に余裕が生まれ、周りを見られるようにもなります」(谷さん)
 
DVDに収録されている「ストレートバランス」「ディアゴナル・バランス」「クロス・バランス」の3つのステップをマスターし、軸足の安定性を高めましょう。軸足が安定すれば、素早いボールコントロールが可能になり、あわててボールを失うケースも減ってくると谷さんは言います。
 
無理な体勢でコントロールしようとせず、ボールにタッチする場所までしっかりと足を運んで、軸足が安定した状態でボールをコントロールする。これこそが上達の秘訣です。ぜひ「タニラダーADVANCED DVD」を参考に、チャレンジしてみてください。
 
 
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谷 真一郎(たに しんいちろう)
筑波大学在学中に日本代表に招集され、柏レイソルで1995年までプレー。引退後は筑波大学大学院にてコーチ学を専攻し、その後、15年以上に渡りJリーグのクラブでフィジカルコーチを務める。500試合以上の指導経験を持ち、2012年にはJ2で24戦無敗のJリーグ記録に貢献。『日本で唯一の代表キャップを持つフィジカルコーチ』
 
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文:鈴木智之、写真:新井賢一(U‐12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2016より)

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