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誰でも速くなるサッカーのスピードアップ講座

2016年11月25日

意外と知らない!メッシやクリロナのように速くドリブルをする3つのコツ

キーワード:スピードタニラダーフィジカル姿勢谷真一郎走り方走力

サッカーをする人の多くが持つ悩み。それがスピード不足です。もっとスピードがあれば...と思う場面のひとつに「ドリブル」があります。サカイク読者のみなさんは、試合中にお子さんがドリブルを仕掛けた途端、スピードが遅くなり、相手に追いつかれてしまう...という場面を目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、12月に発売となる「タニラダーADVANCED DVD」の内容から「速くドリブルをするコツ」をヴァンフォーレ甲府のフィジカル・コンディショニングコーチであり、現役時代は日本代表にも選出され、FWとしてスピードとキレのある動きを武器にゴールを量産した谷真一郎さんに聞きました。メッシやクリスティアーノ・ロナウドは、なぜあれほど速くドリブルができるのか。その答えが明らかになります!(文:鈴木智之)
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■子どもが陥りやすい3つの問題点

Jリーガーを中心にトップレベルの選手を指導する谷さんが、子ども達のドリブルを見たときに、気になるケースが3つあるそうです。1つが「ボールを凝視する子」。2つ目が「つま先でボールを運ぶ子」、3つ目が「インサイドでドリブルをする子」です。谷さんが説明します。
「ひとつ目の"ボールを凝視する子"ですが、足元のボールだけを見ながらドリブルをしているために顔が下がり、周囲の状況を把握することができていないケースがあります。この状態だと、どこに進めばいいのか。どこに味方がいるのかなど、見ることができません。また、顔が下がっているので肩甲骨が開き、骨盤が後傾しています。前回の記事で紹介しましたが、これはズバリ"悪い姿勢"です」
<悪い姿勢>
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■走りもドリブルも大切なのは"良い姿勢"

ドリブルの名手といわれるメッシやクリスティアーノ・ロナウド、イニエスタのプレーを思い出してください。常に上体が起きており、顔はピッチのすべてを見渡せる位置にあります。視野が広く確保できているので、味方がどこにいるのか、どこにスペースがあるのかを把握しやすくなり、相手が寄せてきても対応する余裕があります。
「繰り返しお伝えしていますが、速く走るときもドリブルをする時も、まず大切なのは良い姿勢です。コーンやマーカーを使ってドリル的にドリブルトレーニングを行っている様子をよく見かけますが、足元ばかりに意識がいってしまい、姿勢はあまり意識できていないことが多く見受けられます。良い姿勢でドリブルをすることができれば、スピードを保ったまま進むことができますが、顔が下がり、猫背の状態でフィジカルコンタクトを受けると、簡単にバランスを崩してしまうので、気をつけたいですね」
<良い姿勢>
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■ボールを足のどこに当てるか注意!

2つ目の気になるドリブルは「つま先でボールを運んでしまう子」です。
「これはサッカーを始めたばかりの子どもに多いプレーですが、つま先でのボールタッチは一見、歩行の動作と同じため足にボールを当てやすいのですが、足首が少ししか動かないために力加減が難しく、ボールが足元から離れてしまいがちです」
ドリブルで大切なのは、「足のどの場所にボールを当てて進むか」です。人間の身体の構造から考えても、繊細なボールタッチがしやすく、スピードを落とさずスムーズに移動できるポイントは限られてきます。そのため、谷さんが例にあげた、気になるドリブルの3つ目「足のインサイドにボールを当ててドリブルをする子」も、スピードアップという意味では、良いドリブルとは言えません。

■スウィートスポットでのドリブルを覚えよう!

谷さんは言います。
「インサイドでのドリブルは切り返しのターンや、ダブルタッチなどには有効ですが、速いスピードでボールを運ぶことには適していません。インサイドでドリブルをすると、ボールタッチの加減が難しく、股関節を開く必要があるので、まっすぐ、速く走るのには適さないのです」
では、どのような動作で、足のどの部位にボールを当てれば、スムーズにスピードに乗ったドリブルができるのでしょうか? 谷さんはドリブルに適した足の部位を「スウィートスポット」と呼びます。それは「足の中指から薬指のやや上」のところです。
「ここでボールを触ると、力の加減がしやすいので足元からボールが離れませんし、スピードに乗った状態でもスムーズにボールをコントロールすることができます」
<スウィートスポット>
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(※「タニラダーADVANCED DVD」からの一部抜粋)
<ポイント>
・ランニングの良い姿勢を保つ
・顔を上げる
・スウィートスポットでドリブル
<サッカーにおける効果>
・ドリブルのスピードアップ
・繊細なボールタッチ
・行きたい方向に素早くドリブル
・ドリブル時のボディバランス向上
・視野の確保

■ドリブルの動きはラダーでトレーニングできる!

スイートスポットに当てるドリブルは、タニラダーを使うトレーニングで習得することができます。「タニラダーADVANCED DVD」では、元Jリーガーの2人が実際にラダーを使って、基礎的な動きを実演。基本的なドリブルの動きから、細かいボールタッチで相手をかわす、インサイド&アウトサイドのドリブル、鋭いターンで一気に進行方向を変えるドリブルなど、ラダーを使って身につけるトレーニングを紹介しています。
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ドリブルの動きはサッカーならではの特殊な動きです。この動きの部分だけを取り出しラダーで集中的にトレーニングすることで、効率的に技術を向上させることができます。
「スイートスポット・ステップ」「イン・アウト・ステップ」「クイックターン・ステップ」などのトレーニングで、まずは動きを身体に覚え込ませてから、ボールを使って実践することで、スムーズな動作の習得につながります。
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動き自体はシンプルなものなので、子どもでも簡単に取り組むことができます。ぜひチャレンジしてみてください。
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谷 真一郎(たに しんいちろう)
筑波大学在学中に日本代表に招集され、柏レイソルで1995年までプレー。引退後は筑波大学大学院にてコーチ学を専攻し、その後、15年以上に渡りJリーグのクラブでフィジカルコーチを務める。500試合以上の指導経験を持ち、2012年にはJ2で24戦無敗のJリーグ記録に貢献。『日本で唯一の代表キャップを持つフィジカルコーチ』
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文:鈴木智之、写真:新井賢一(U‐12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2016より)

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