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あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]

2017年8月31日

学年の違う子どもたちを一人で指導。 低・中・高、同時に教えることはできる?

キーワード:コーチングテクニックボランティアコーチ挑戦池上正異年齢

今回は、U-8からU-12までを一人で指導しているお父さんコーチから、異年齢の子どもたちをどう指導したらいいかご質問をいただきました。縦割りで小・中・高学年を一緒に練習させるのは練習内容と安全面で不安があるため悩んでいるのだそう。
 
これまでジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんはどのようなアドバイスを授けたのでしょうか。(取材・文:島沢優子)
 
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<<個の力と、連携重視の和の力。U-8の子どもたちはどちらを伸ばせばいい?
 
<お父さんコーチからの質問>
小学生の少年団チームの指導者です。平日夕方、パパの一人コーチの状態です。いずれ、コーチを手伝ってくれる方を増やしたいとは思っています。
 
当面一人で指導するにあたり、悩んでいます。
 
全学年いっしょにミックスでやれば全体が見られるのですが、学年が違う子どもたちへの練習内容・安全面で不安があります。
 
一方、低学年・中学年・高学年で分けると、どれか1つに目が集中してしまい、他の学年の子どもたちを見ることができません……。何かいいアイディアがあれば教えていただけないでしょうか。
 
 
<池上さんのアドバイス>
ご相談、ありがとうございます。
 
文面から察するに、6学年を一緒に指導する日は平日だけで、土日はそれぞれ横割りで複数のコーチがみているようです。であれば、1週間のうち一日ないし二日を縦割りで練習するのは、逆に子どもたちにとって刺激になると思います。
 
「低学年・中学年・高学年で分けると、どれか1つに目が集中してしまう」とありますが、そもそもひとりで全学年をみる必要はありません。例えば、ご自分で「今日は低学年を中心にみていこう」と決めてみる。次の週は、高学年を主にみるわけです。
 
コーチが練習をみてやる、教えてあげるという感覚でいるよりも、課題だけ与えておいて「どうやったらうまくいくかな?自分たちで考えてごらん」と子どもたちにやらせるほうが上達するものです。
 

■最初はうまくいかなくても、子どもたちの変化を探す

いつも学年ごとの横割りでやってきたのなら、縦割りでの練習を初めて行うときは、最初大変かもしれません。上級生は下級生に対し、どう手加減したらいいかわからないし、下級生は強くて大きくて上手な上級生に対してひるみます。でも、今週、来週、その次の週と、続けていくことで変化が見られるようになります。
 
「一度やったけど、縦割りは収拾がつかない」などと早々に見切りをつけず、長いスパンで子どもたちの変化を探してください。
 
ただし、コートの広さなど、練習環境がわからないので、安全面でどう考えるかは何とも言えません。周囲の遊具などにぶつかったりせずに練習できる環境なのか、その部分だけ考慮していただければと思います。
 
そもそも、全学年一緒にやる縦割りグループの練習と、学年ごとの横割りのどちらがいいというわけではありません。それぞれにメリットがあるので、両方やればよいでしょう。そういった意味では、ご相談の方のクラブは良い環境のように思えます。
 

次ページ:異年齢で練習するメリットは…


コーチからの質問に池上正さんがお答えします

※質問の文言をご紹介させていただくこともあります。その際はプライバシーには配慮します。

あなたが指導しているチームの年代を教えてください必須

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文:島沢優子

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