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フットサルから学ぶ!U10年代で習慣化したい「ルックアップ」を取り入れたドリブルの基礎トレーニング

公開:2022年1月 6日 更新:2022年1月20日

「サッカー指導者のためのオンラインセミナー『COACH UNITED ACADEMY』」では、U-8やU-10など、サッカーと出会ったばかりの子どもたちを指導する際の参考になるトレーニング動画を多数配信中だ。

ブラジルやスペイン、アルゼンチンといったサッカー大国の選手が、幼少期にフットサルを通じて、技術や個人戦術を身につけていることは多くの人がご存知だろう。

先日、日本代表の森保一監督が「技術、判断を高めるために、幼少期にもっとフットサルのトレーニングをしてほしい」という趣旨の発言をしたことからもわかるとおり、少人数かつボールに触る回数の多いフットサルは、子どもたちの上達に効果的だ。

そこで今回は、日本サッカー協会フットサルテクニカルダイレクターとして日本代表チームの強化を行う、ボンフィンFC豊島コーチ兼GMの小西鉄平コーチに、U10年代の子どもたちが取り組めるトレーニングを紹介してもらった。(文・鈴木智之)

(※COACH UNITEDからの転載記事になります)

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トレーニングのムードを作って子供たちの積極性を引き出す

テーマは「フットサルの技術を使ってグループ戦術を高めるトレーニング」。全8本の動画のうち、ここでは1、2本目の内容をお届けしたい。

トレーニング開始前、小西コーチは「フットサルはスペースが狭く、相手選手が近くにいます。その状況をどう打開するかは、近代サッカーに繋がります。今回は、攻撃の目的である、ゴールを奪う、ボールを前進する、ボールを保持することを目的にトレーニングしていきます」と話し、実践に移っていった。

動画の1つ目はアイスブレイクから。トレーニングに参加した子の中には、コーチやチームメイトと初対面の子もいる。そこで、緊張を和らげることとウォーミングアップを目的に、アイスブレイクを実施。

小西コーチは自身のことを「コニタン」とあだ名で呼んでもらい、各グループに名前をつけるなど、親しみやすい雰囲気を作っていく。

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アイスブレイク開始前、小西コーチは「元気よく、楽しくプレーしよう。ミスしたらどうしよう、うまくできなかったらどうしようと考えなくていいからね」と初対面のチームメイト、コーチの中で緊張しないように、心理的安全性を担保していく。

ここでは、マーカーの周囲を走る、腕を回しながら走る、スキップ、サイドステップ、前向き走り、後ろ向き走り、両足ジャンプ、前後のステップなどを行い、徐々にサッカーの動きに近づけていった。

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その後、ボールを2個使うドリブルをチーム対抗戦で行った。小西コーチは子どもたちのプレーの変化を見逃さず「さっきよりうまくなってるぞ」「いいぞ、ナイス」などのポジティブな声をかけていく。このあたりの声掛けの様子は、ぜひ動画で確認してほしい。

続いて、2人1組で手を繋いで走り、マーカーを回って戻ってくるというリレーを実施。
「4人が手を広げると、他のチームとぶつかってしまうかもしれないので気をつけよう」と安全面も確保し、「ごっつんこするなよ~」と声をかけていく。

相手の動きが見れる体の向きを作りながらドリブルを行う

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動画2は「ドリブル鬼ごっこ」。2人1組になり、それぞれがボールを使用。1.5m幅にマーカーを置き、2人が向かい合ってスタンバイする。じゃんけんで鬼役と逃げる役を決めて、ドリブルをしながら鬼ごっこを行う。途中で「逃げる役は1度だけ、コーンの間を通っても良い」というルールを追加する。

このトレーニングはボールにタッチする機会が多く、運動量の確保もバッチリ。競争形式なので、自然と強度も上がる設定だ。

小西コーチは子どもたちに「どんなことを考えてやっていた?」と質問。子どもたちからは「ボールに細かくタッチすること」「ボールから足が離れないようにする」などの答えが返ってくる。

そこで「コニタンがいいなと思ったのが、相手のことをよく観ていたこと」と解説。さらに「あまりやってほしくないのは、コーンの外周を回り続けること。お互いをよく観ながらやってみてください」とアドバイスし、トレーニングを継続していく。
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その後、小西コーチは子どもたちのプレーに変化が出たところを見逃さず「少し変わってきたよ。ドリブルの良さが出てきたよ」と褒めていく。さらには「常に内側(相手)を見ながらドリブルをする」というアドバイスを送ることで、「どのようにして、周囲の情報を収集するか」にも言及していった。

最後に、コーチ2名が鬼、子どもたちが逃げる設定にチェンジ。コーンとコーンの間は通れないので、そこを「壁」ととらえて、壁をうまく使って鬼から逃げることがポイントになる。

ここでも「壁を上手に使おう。常に内側を見ていると、鬼の様子が見えるよ。周りを観て、情報をキャッチしよう」と、観ることの重要性を伝えていった。

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今回紹介したトレーニングは、シンプルな設定の中で、サッカーに必要な認知・判断・実行に働きかけることができる内容だ。競争形式のため、子どもたちのテンションも高く、プレーの強度も確保できる。とくに低学年におすすめの練習メニューなので、ぜひトレーニングに取り入れていただければと思う。

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【講師】小西鉄平/
クーバーコーチング、Jフロンテッジフットボールスクール、東急Sレイエスなど育成年代の指導を経てミャンマー女子フットサル代表監督として東南アジアオリンピックに出場、その後日本フットサルリーグ(Fリーグ)のU23選抜監督などのトップカテゴリーの指導者としてのキャリアを積む。
同時に株式会社ボンフィンのGM兼コーチとしてフットサルの普及や育成年代の指導を再開。また2008年より日本サッカー協会のフットサルインストラクター、2010年よりアジアサッカー連盟のエリートフットサルインストラクターとして日本、アジア全土で指導者養成を担当。
2015年からは日本サッカー協会フットサルテクニカルダイレクターとして日本代表チーム強化、育成、指導者養成、普及の4つのエリアの発展のため日々奮闘中。また2020年よりボンフィンFC豊島1年生担当コーチとしてジュニアユース世代の指導にも携わる。

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