テクニック

2021年6月16日

サッカーのロングキックの蹴り方は? 初心者でもできるキックの方法やコツ・練習のポイントも解説

サッカーにおけるロングキックは、フィードやシュート、クリアなど守備はもちろん攻撃でも使用する基本技術の1つです。うまくいけばロングキック1本でビッグチャンスを迎える可能性もあります。一方で、なかには思ったようにロングキックが蹴れない、遠くにボールが飛んでいかないという方もいるでしょう。そこでこの記事では、ロングキックの種類やボールを蹴る場所、軸足の位置、キックのフォームのポイントなどについて解説します。

サッカーのロングキックは大きく分けて3つ

ロングキックというと、山なりのふわっとしたボールをイメージするかもしれませんが、実は以下の3つに分けることができます。

  • 山なりのふわっとしたロングキック
  • 地面を這うようなグラウンダーのロングキック
  • 高さとスピードを備えたライナー性のロングキック

1つめは、ディフェンスラインの裏を狙うパスを出す際などに使用するロングキックです。2つめは、高さはないものの、スピードを備えているロングキックです。そして3つめは、2つのロングキックの中間だと考えてください。プロのような高いレベルの選手になると、このようなロングキックを場面に応じて適切に使い分けています。

ロングキックの蹴り方

ロングキックは、以下の流れで行います。

  • 助走をとる
  • 軸足を踏み込ませる
  • バックスイングをする
  • ボールを蹴る
  • 足を振り抜く

ここでは、これら5つの流れについて詳しく解説します。

助走をとる

ロングキックを行う場合、キックに勢いを持たせるために助走を取りましょう。助走は45度くらいの角度から行うのが一般的とされていますが、試合中は必ずしもこの角度でキックできるわけではないため、様々な角度から助走を取りキックできるようにしておきましょう。

軸足を踏み込ませる

助走からボールに近づいてきたら、軸足を地面に踏み込ませます。ロングキックを行う場合ボールに強いインパクトを伝えることが重要です。インパクトを大きくするためには、軸足をしっかりと踏み込ませることがポイントとなります。なおロングキックの場合、軸足はボールのやや後方に置くのが一般的です。ただし、人によって適切な位置は異なるため、練習しながら軸足の位置を確かめてみるといいでしょう。

バックスイングをする

ボールへのインパクトをより強いものにするためにはバックスイングをすることが重要です。バックスイングが大きければより強くて早いボールを蹴ることができるでしょう。ただし、バックスイングが大きすぎると相手も対応しやすくなるため注意が必要です。

ボールを蹴る・足を振り抜く

バックスイングの後は、実際にボールを蹴り、足をしっかりと振り抜きます。ボールを蹴る際は、ボールと足を衝突させるイメージで蹴ってみてください。

ロングキックのコツ

ここでは、ロングキックを行う際のコツについて解説します。基本的な部分なのでぜひキックに役立ててみてください。

リラックスした状態でキックする

ロングキックを行う際は、身体の力を抜きリラックスした状態で行いましょう。遠くに飛ばしたいあまりに身体に力が入る人も少なくありませんが、力が入りすぎると、キックフォームが崩れやすくなるため、うまくキックできない可能性があります。

ボールは真ん中よりも少し下を蹴る

ロングキックの中でも、高さのある浮き玉のボールを蹴る場合は、ボールの少し下を蹴りましょう。これは、下を蹴ることでボールが浮きやすくなるためです。一方でボールの真ん中を蹴るとライナー性のボールを蹴ることができます。

まずはしっかりとフォームを身につける

「ロングキックが蹴れないのは筋肉が足りないからだ」と考え筋トレに励む人もいるかもしれません。また「ロングキックが蹴りやすいスパイクはどれだろう? 」と考える人もいるでしょう。

しかし、ロングキックは筋肉やスパイクだけで蹴るものではありません。ロングキックを行う場合、助走や軸足の踏み込み、バックスイングなど体全体を使ってボールにパワーを伝えることが大切です。もちろん筋肉量が増えればキック力アップにつながりますが、まずはロングキックの正しいフォームを身につけ、ボールにパワーをちゃんと伝えられるようにしましょう。

まとめ

今回は、ロングキックに関してその概要から具体的な蹴り方、コツなどについて解説しました。ロングキックを行う場合、先ずはしっかりとフォームを身につけることが重要です。すぐに身につくものではないため、繰り返し練習しながら徐々に自分のものにしていきましょう。

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