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テクニック

遠隔で子どもたちの「パススキル」向上をお手伝い。サカイクスキル向上プロジェクトsupported by 日清製粉グループ

公開:2020年12月23日

キーワード:スキル向上宇留野純

■スキル向上プロジェクトsupported by 日清製粉グループ

2020年12月中旬、サカイクと日清製粉グループがコラボし「スキル向上プロジェクト」をオンラインで開催しました。

「スキル向上プロジェクト」では、元代表選手、Jリーガーを講師として派遣し、「チームをもっと強くしたい!」「スキルレベルに合わせた練習メニューが知りたい!」という課題を解決するお手伝いをしています。

今回、参加してくれたのは、埼玉県を拠点として活動する「FCリアル」のみなさんです。チームのモットーは「楽しく学ぶ」「褒める指導」「多くの挑戦」。小学生と中学生が在籍し、日々ボールを追いかけています。

今回は、小学4~6年生を対象に実施しました。講師を務めてくれたのは、宇留野純さん。現役時代はMFとして、ヴァンフォーレ甲府やロアッソ熊本で活躍し、タイリーグでもプレー経験のある選手です。

攻撃的なプレースタイルでサポーターを魅了した宇留野さんに「局面を打開するパススキル」をテーマに、トレーニングと実技をレクチャーしてもらいました。その様子を紹介します!

簡単な対面パスだからこそパスの質にこだわろう

最初のウォーミングアップを経て、宇留野コーチが事前に説明用に撮影した動画を見ながインサイドキックの解説を交えながら説明していきます。

「良いパスを出すために必要なのが、良いファーストタッチです。向かって来たボールを止めるときに、一歩踏み込んでボールにインサイドの面を当てて弾きます。ボールにバックスピンをかけるようなイメージで、足のインサイドの面を当てましょう」

宇留野コーチは、事前に子どもたちに説明する動画を用意して説明をしていきます。動画での宇留野コーチは、同じ動作を、正確に繰り返していきます。動きに無駄がなく、スムーズな様子は現役時代を思い起こさせます。

ファーストタッチでボールを止め、次に実行するのがキックです。宇留野コーチは、インサイドキックの実演をします。

「キックフォームは、足を振り上げて蹴るというよりは、ボールにインパクトする方の足を引いて、前に押し出して蹴るイメージです。足の振りはコンパクトにしましょう。インサイドキックの場合、ボールを当てる場所は、少しかかと寄りのところです。そうすることで、強いキックを蹴ることができます」

ファーストタッチとタイミング

ファーストタッチとキックの仕方を子どもたちが意識できるようになったところで、実戦に近い形でのトレーニングに移っていきます。シチュエーションはゴール前、ペナルティエリアの少し外側です。

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パスの出し手(A)、受け手と出し手(B)、受け手とシュート役(C)の3人1組でセットし、AがBにインサイドでパスを送ります。キックする際は、宇留野コーチが実演したポイントを意識します。そして、ボールを受けたBはファーストタッチでボールを蹴りやすい場所に置くことを心がけ、インサイドキックでCにパスを出します。

パスの受け手&シュート役のCは、相手DFに見立てた三角コーンから、バックステップを踏む動きをして離れ、パスコースを作ります。BはCの動きをよく見て、ゴールに向かう身体の向きができたところでパスを出します。

そしてCはシュートを打つことができる身体の向きを作り、蹴りやすい位置にファーストタッチでボールを止め、シュートを打つというプレーです。

宇留野コーチは「味方とタイミングを合わせることが大事になる。ラストパスを出す選手(B)は、受け手(C)の足元に正確なパスを出そう。そのパスがずれると、ゴール前なのでGKに捕られたり、相手にクリアされてしまうよ」とアドバイスを送っていました。

相手の背後を突こう

続いての練習は「相手の背後を突いてパスを受け、シュートに打ち込む」というもの。ゴール前で相手の背後に抜け出してパスを受けることができれば、得点の可能性は高くなります。

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先程の練習と同じように3人組を作り、三角コーンを相手ディフェンダーに見立てます。宇留野コーチはパスの受け手としてデモンストレーションをし、三角コーンから離れてパスを受けると見せかけて、パスの出し手が顔を上げた瞬間に、前方のスペースへと走り込みます。この動きで相手の裏をとることに成功し、シュートまで持ち込むという流れです。

味方が背後へ抜け出す動きに合わせてパスを出すプレーは、まさに今回のテーマである「局面を打開するパス」です。正確なファーストタッチと、味方の動き出しに合わせたパス。この2つが合わさることで、局面を打開することができます。

■イベントの様子

参加した選手たちは、宇留野コーチの動きを参考にしながら、練習に取り組んでいました。

■宇留野コーチからのメッセージ

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トレーニングの最後には、日清製粉グループからパスタのお土産が選手に配られました。
子どもたちに「皆、パスタ好きだよね?どんなパスタが好き?」と尋ねると「カルボナーラ」と口をそろえて選手たちは答えます。

「カルボナーラも美味しいよね。コーチは、試合前にはトマトソースとか軽いソースのものを選んで食べていました!今日は、たくさん練習したのでしっかり夜ごはんを食べてエネルギーを補給しようね!」と子どもたちに試合前の食事についても教えてくださいました。

最後に宇留野コーチから「サッカーの練習は長くやればいいということではなく、今日みたいに集中して練習することが大切だよ!今、新型コロナウィルスで思うように活動が出来ないけど、サッカーが出来ることに感謝しようね!」と選手たちへメッセージがありオンラインでの「スキル向上プロジェクト」は終了しました。

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