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テクニック

2015年7月27日

答えを教えない「自分で考えろ」は、九九を教えない「分数の掛け算を解け」に等しい

興国高校サッカー部 内野監督
興國高校サッカー部 内野智章監督

 

■「自分で考えなさい」では、自分で考える選手は育たない

――サッカーサービスも、10歳、12歳の選手に、常に状況判断を求める声掛けをしています。

 

日本の場合、「自分で考えさせろ」と言うのですが、自分で考えるためには、答えを持っていないといけない。九九ができない子に、分数の掛け算をやれと言ってもできるわけはないですよね。でも、そういうことがサッカーの世界では起きているので、15歳を過ぎると、世界で勝てなくなってきているのかなと思います。
その年代までは、日本の子も技術と運動量があるので戦えるのですが、状況に応じて駆け引きをしなければいけない年代で勝てなくなるのは、そういうことなんじゃないかと思います。だからこそ小学生、中学生年代が大切で、ある種、教えこむ必要があると思います。

 

――小学生年代で、技術だけではないサッカーのベースを身につけておけば、高校ではもっと先のレベルに進むことができるかもしれません。しかも、年齢を重ねれば重ねるほど、習得には時間がかかります。

 

それが日本の現状だと思います。小学生にハードワークさせるのもいいのですが、それだけではプロにはなれません。技術のある選手が、考えて走るようにならないといけない。高校生を見ていても、走る能力の高い選手は考える力が低いことがあります。僕の意見としては、考えてプレーできる選手を中高の年代で鍛えて、走れるようにしていくのがいいのではないかと思います。

興国から松本山雅(J1)に行った和田達也が、スペインでU-15カテゴリーの試合を見たときに「彼らはサッカーサービスが言っていることが、ほとんどできている」と感じたそうです。「自分は高2で初めて教わって、いま必死でやっている。でも、バルサのU-15はすでにそれをやっている。これが差なんだ」と。
プレーを考えずに、条件反射でできるようになるには、ジュニア年代からやっていないと身につきません。「いまからでは遅すぎました」と言っていました。

 


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取材・文 鈴木智之

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