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フットサル日本代表の逸見勝利ラファエルも使ってる!サッカーにも活用できる足裏テクニック

2012年11月 8日

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 FIFAフットサルワールドカップの開幕前日の記者会見で、こんなことがありました。日本代表のミゲル・ロドリゴ監督に地元タイの記者が「ブラジル代表には(フットサルの)バルセロナの選手が3人いるが、サッカーのバルセロナとの関係性は?」という質問をしたのです。すると、ミゲル監督は試合前の記者会見にも関わらず、サッカーとフットサルの関係性についての「持論」を展開し始めました。
 
「バルセロナのサッカーでは、フットサルのようなプレーが連続して起こっています。これは私の考えですが、バルセロナのシャビやイニエスタはフットサルも非常にうまくプレーできるのではないでしょうか。なぜなら、彼らのプレーは非常にフットサルに近いからです。バルセロナはサッカーの大きなピッチでフットサルをやっているといえるでしょう」
 
 

■サッカーと違い、足裏コントロールの回数が多いフットサル

 現在、世界最強と言われるバルセロナのサッカーは「大きなピッチでやっているフットサル」だとミゲル監督は言います。確かに、バルセロナの試合を見ていると、ゴール前で味方同士が近い距離感を保って、細かいパス交換からたくさんのチャンスを作っていますよね。では、実際にサッカーの試合で使えるフットサルのテクニックとは、どのようなものがあるのでしょうか。
 
 みなさんは、フットサルの試合を見たことがありますか? フットサルワールドカップがテレビでも放送されているので、今回「初めて見た!」という人も多いかもしれません。日本代表選手たちのプレーを見ていると、サッカーと違うところに気づくはずです。それが、足の裏でボールに触る回数が多いこと。
 
 フットサルはサッカーよりもピッチが狭く、相手との距離感も近くなるので、ちょっとでもボールが身体から離れると、相手にプレッシャーをかけられてしまいます。そのため、足の裏でピタッとコントロールすることが基本になっているのです。サッカーからフットサルに転向した人が最初に習得するのも、この「足裏コントロール」です。
 
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■顔を上げて周囲を見る時間が増えることで、より最適なプレーを選択できる

 足の裏を使うことのメリットはたくさんありますが、その中でも大きいのは「相手を見ながらプレーできること」です。足の裏の感触でボールの位置がわかるので、インサイドやアウトサイドでコントロールしたときと比較して、顔を上げる時間が増えます。その差はコンマ何秒かもしれませんが、わずかな時間でも目の前の状況は変わります。顔を上げる時間が長くなればなるほど、より最適なプレーを選択することができます。
 
 さらに大きいのは、「いつでも、どこにでもボールを動かせること」。インサイドやアウトサイドでコントロールした場合、ボールに触った時点でボールの置き場所が確定します。しかし、足裏コントロールではトラップした後、相手の寄せ方、立ち位置、スペースなどを見てから、ボールの置き場所を自由に決められるのです。
 
 

■足裏コントロールをすることで、相手との駆け引きで優位に立つ

 よく足裏でボールを「止める」と表現しますが、フットサルのトップレベルの選手たちにとって、トラップは「止める」ものではありません。例えば、左サイドでパスを受けるとき、相手が中方向から寄せてきていたら、ボールを自分から迎えに行き、足裏で中に押し出すようにトラップします。これは、スペインで「コントロール・オリエンタード」と呼ばれる技術で、トラップで方向づけするという意味があります。
 
 ファーストタッチで相手をかわせば、ドリブルでフェイントをかけて抜くのと同じ効果があります。なおかつ、フェイントをかけることに比べれば時間も短縮されますし、技術的にも難易度は高くありません。
 
 わざとボールを「止める」テクニックもあります。これはフットサル日本代表の逸見勝利ラファエル選手の得意技なのですが、トラップで中を向いてボールをピタッと止めたら、素早く身体の向きを変えて、縦にボールを持ち出して寄せてきた相手をかわすというもの。相手との距離感が近くても、この技を使えば動きの逆を突いて、狭いところを抜け出せるのです。
 
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©逸見勝利ラファエルのフットサル勝利の方程式より
 
 フットサルよりもピッチが広いとはいえ、サッカーの試合でもDFラインをお互いに押し上げてコンパクトな状態になれば、距離感はフットサルとさほど変わりません。ボールを止めてから、「さぁ、次は何をやろうか」と考えているようでは、あっという間に相手に寄せられて不利になってしまいます。相手との駆け引きで優位に立ち、より良い選択をできるように、フットサルのテクニックを覚えておきましょう。
 
 
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北健一郎(きた・けんいちろう)//
1982年7月6日生まれ。日本ジャーナリスト専門学校卒業後、放送作家事務所を経てサッカー、フットサルを中心にスポーツライターとして活躍中。主な著書に「サカテク」「ゴールキーパー専門講座」(共に東邦出版)、「日本一監督が教える フットサル超速効マニュアル100」(白夜書房)がある。
 
 
 
 
フットサル界のイニエスタ・フットサル日本代表の逸見勝利ラファエル(名古屋オーシャンズ)がドリブルテクニック&状況判断を詰め込んだ、自身初となるDVD付きフットサル技術本が発売

 

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文/北健一郎 写真/サカイク編集部(チビリンピック2012より)

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