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こころ

フットサルを通じて精神的に強くなった~バーモントカップ全日本少年フットサル大会

2013年1月17日

キーワード:フェアプレー

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優勝した鹿島アントラーズジュニアの選手たち
 
 1月4~6日、東京の駒沢体育館・屋内球技場で「バーモントカップ第22回全日本少年フットサル大会」が行われました。決勝は茨城県代表鹿島アントラーズジュニアと宮城県代表ベガルタ仙台ジュニアのJクラブアカデミー同士の対戦となり、鹿島アントラーズジュニアが2-1で接戦を制して初優勝を飾りました。
 
 
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■Jクラブアカデミー同士の決勝は鹿島アントラーズジュニアが制する

 決勝はベガルタ仙台ジュニアと鹿島アントラーズジュニアのJリーグクラブアカデミー同士の対戦となりました。
 
 鹿島アントラーズジュニアはここまで長身FWとして活躍してきた網中神選手が累積警告で欠場となってしまうアクシデントがありました。しかし、代わりに出場した選手を含め全員が奮起。5分「絶対勝ってやるという強い気持ちで臨みました」という有馬幸太郎選手がドリブルで抜け出してシュートを決め、先制しました。一方のベガルタ仙台ジュニアも7分志村滉選手のロングキックから長身の坂本琉維選手がヘディングシュートを決めて、同点に追いつきます。お互いに持ち味を出し合い、前半は1-1で終了しました。
 
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先制ゴールが決まり喜ぶ鹿島アントラーズジュニアの選手たち
 
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同点ゴールに喜ぶベガルタ仙台ジュニアの選手たち
 
 迎えた後半も互角の戦いを見せる中、14分鹿島アントラーズジュニアは相手ゴールすぐ近くでフリーキックのチャンスを得ました。このチャンスで金原朝陽選手が直接ゴールを決めて、再びリードを奪いました。準決勝は途中出場だった金原選手は「右上の空いたスペースを狙って蹴りました」と気持ちのこもったゴールを振り返りました。「試合を決める選手になりたいと思っていましたので、今日決勝ゴールを決められて良かったです」と結果的にこのゴールが決勝点になった喜びを語りました。
 
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鹿島アントラーズジュニアの直接フリーキックが決勝点に
 
 ベガルタ仙台ジュニアも反撃を見せましたが、鹿島アントラーズジュニアがしっかりと守り切って試合終了。2-1で鹿島アントラーズジュニアが初優勝。ベガルタ仙台ジュニアは2年連続決勝で涙を飲み、惜しくも準優勝に終わりました。
 
 鹿島アントラーズジュニア小谷野稔弘監督は「夏くらいまでは全日本少年サッカー大会もそうですが、苦しくなって追いつかれたり逆転されたりすると、そこで試合をひっくり返して勝つことができませんでしたが、フットサルをやり出して、苦しくなっても勝つ精神的な強さが一人一人出てきたと思います」とたくましく成長し、偉業を成し遂げた選手たちを讃えました。
 
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優勝を決めて輪になって喜びを表現する鹿島アントラーズジュニア
 
 

■2年連続準優勝、健闘見せたベガルタ仙台ジュニア

 一方、昨年に引き続き準優勝に終わったベガルタ仙台ジュニアも健闘を見せました。
 
 決勝では登録選手9人全員に出場機会を与えました。「GK2人を含めて全員を決勝のピッチに送り出せたことは、今後の成長を考えた時に良いのかな、と思います。当然勝敗にこだわるのも大事ですが、ここでの経験を生かすのも選手の成長です。世界で活躍できる選手を育てるのが目的ですので、この敗戦を受けてまた頑張って欲しいです」と壱岐友輔監督は大舞台を登録選手全員に経験させた意図を説明しました。タイトルを取るために、メンバーを固定する選択もあったのでしょうが、敢えて決勝の大舞台を連れてきた選手全員に経験させるというのもまた、選手の将来を長い目で見た上での采配と言えるでしょう。
 
 ショートパスだけでなく、ロングキックやキックインも有効に使うなどバリエーション豊富な攻めが見られたことについて壱岐監督は「相手が引かない時は繋いでいくなど、うまくバリエーションを持って攻められたと思います。僕が指示したわけではなくて、子ども達が自分たちで『今ロングボールを蹴ったら相手ボールになりやすい』と思ったら繋ぐなど、臨機応変さが出たことがこの成績をおさめた要因だと思います。選手主体でやった結果です」と語り、選手が自分たちで相手に有効な手段は何かを考えた上での選択しながら戦ってきた結果だったと振り返りました。
 
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惜しくも準優勝のベガルタ仙台ジュニアの選手たち
 
 1次ラウンド初戦岡山県代表のC.R.Fアイディールジュニアに敗れ、苦しいスタートとなった今大会でしたが、「最初敗戦から始まって窮地に追い込まれた中、よく最後まで頑張りました」と壱岐監督は選手たちの頑張りを誉め称えました。
 登録選手全員が力を出し切り、選手が自分たちの判断で豊富な攻めのバリエーションを見せたベガルタ仙台ジュニアも大いに健闘しました。
 
 こうして3日間の熱戦は終了しました。それぞれのチームが子ども達の将来を考えた上で様々な試みを行っていた今大会。ここに集った選手の中から、将来の日本サッカー・フットサルを背負う選手が出てくることを期待します。
 
優勝:茨城県代表 鹿島アントラーズジュニア
準優勝:宮城県代表 ベガルタ仙台ジュニア
3位:愛知県代表 ブリンカールFC
3位:岐阜県代表 FCアルマ大垣U-12
 
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■ベストプレーヤー賞
宮城県代表 ベガルタ仙台ジュニア 工藤蒼生
茨城県代表 鹿島アントラーズジュニア 常世田大輝
茨城県代表 鹿島アントラーズジュニア 沼田皇海
愛知県代表 ブリンカールFC 岡本彪我
岐阜県代表 FCアルマ大垣U-12 兵藤健斗
 
■なでしこ賞:
福島県代表 バモス福島フットサルクラブ 遠藤純
 
■フェアプレー賞:
岐阜県代表 FCアルマ大垣U-12
 
 
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取材・文・写真/小林健志

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