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運動能力

【コンディショニング第5回】正しい筋トレで、世界を目指そう!

公開:2011年8月27日 更新:2023年6月30日

キーワード:コンディショニング連載筋トレ

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みなさん、8月も終わりに近づきましたが、夏休みは、どのように過ごしたのでしょうか。合宿や遠征、家族旅行など、いろいろな場所で出かけた人もいれば、熱心に練習に励んだり、しっかりと休養を取ったりと、さまざまな過ごし方があると思います。でも、この長い夏休み(お休み)をいかに過ごすかで、アスリート力もぐんと変わってきます。

私は専門が中国武術ですが、今年の夏は道場の子ども達を連れて、中国・上海に行ってきました。本場の中国武術に触れ、歴史、文化に触れ、わずか5日間でしたが、子どもたちのパフォーマンスもメンタルも大きく成長しました。

さて、今回は、さらに具体的なコンディショニングについて、お話をしてみたいと思います。

■正しい筋トレ、間違った筋トレ

コンディショニングには、フィジカルの部分がありますが、子どもの指導について大きく誤解されているのが「筋トレ」です。実際に、私があるサッカー協会の方々と意見交換をした際に、この話題になりました。

私は、子どもの筋トレは賛成派なのですが、協会の方から「あなたはプロのトレーナーなのに、スキャモン(の発育曲線)※1も知らないのか。子どもには、筋トレはさせず、小学校までは、神経を鍛えないといかん。筋トレで筋肉がつくと、背も伸びなくなる」と、ご意見を頂きました。

確かに、スキャモンの発育曲線では、乳幼児から小学校にかけては著しい神経系の発達が示されており、筋トレが有効になる時期は、思春期を迎え、身体が出来つつある高校生ぐらいが適切といえます。ただ、こうした認識は、世界的に見ても、すでに遅れているんです。

誤った筋トレは、確かに子どもの発育を阻害し、スポーツ傷害を引き起こします。「うさぎ跳びグランド1周」などは、悪い例の代表ですね。もちろんスポーツ医学先進国では、こんなことは、させません。

■適切な筋トレをしよう

しかし、適切な筋トレは、その逆です。例えば、サッカーというスポーツは「走る」、「ボールを蹴る」、「跳ぶ」など、瞬間的に、大きな筋力を発揮する場面が多いですね。「当たり負け」も筋力不足が原因です。

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