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バルセロナ発!賢い選手を育てる指導法
「パス」を向上させるトレーニング 【グローバル・メソッドの指導実践①】
公開:2012年8月14日 更新:2014年8月13日
【コーチングの例】
攻撃側の選手がパスをミスしたり、相手に詰められたら「どこを見ていた?」「どこが一番いいパスコースだった?」「ボールが来る前に顔を上げて、周りを見よう」「相手の後ろに隠れない。パスコースを作ろう」
【サッカーサービスからのアドバイス】
これは大きなスペースでも、狭いスペースでもできる練習です。選手のレベルが上がれば、グリッドを狭くして、プレッシャーを強めましょう。長いパスの向上を目的とするのであれば、ピッチを広くするといいでしょう。これはパスだけの練習に見えますが、視点を変えれば、攻守の切り替えなど様々な要素をレベルアップすることができます。大切なのは、選手にプレーについて考えさせることです。バルサでは、この練習を一番下のカテゴリーからトップチームまで、ピッチを広くしたり、狭くしたり。7人、9人、11人、など人数を変えて、レベルに応じて行なっています。
次回は、「スペースの認知」を学ぶトレーニングについて紹介します。
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ジョアン・ビラ・ボスチ//
Joan Vila Bosch
FCバルセロナでクライフと共にプレーし、引退後はバルサの下部組織で14年間監督を務めた。現在はバルサのメソッド部門ディレクターとして、下部組織におけるトレーニングの進化・改善、コーチの指導を担う。監督時代はシャビ、プジョルなど現在のバルサの中心選手を育てた。
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取材・文/鈴木智之 写真/小川博久 取材協力/株式会社Amazing Sports Lab Japan
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