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サッカーを心から楽しむための思いがけない方法!「無愛想」のススメ

2017年3月 7日

信頼されているという安心感を得ることで、子どもはのびのびプレーできる

キーワード:コミュニケーションサポート子育て小学生考える萎縮

子どもがサッカーを心から楽しむために、親としてはどのような応援、心がけをしたらよいのかをお送りするコラム。
 
「無愛想のススメ」の著者で、自身もサッカー少年だったメンタルトレーナーの池田潤さんが、今回はご自身の受験時の体験からサッカーキッズの保護者に心がけてほしいことをお伝えします。
 
池田さんの言う「無愛想」とは「周りがどう思うかに左右されない」こと。無愛想力を身につけることで、子どもはのびのびと心からサッカーを楽しめるのです。全5回予定の書き下ろし連載、第2回目です。
(紹介文:サカイク編集部・本文:池田潤)
 
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■親が自分を信じることは、子ども自身が「自分を信じる」ことにつながる

前回は、子どもに力を発揮させるためには、親自身が良い状態であることが大切だと書きました。
 
子どもとのつきあい方云々の前に、親自身が自分とどうつきあっているか。自分との関係がどうなっているか。子どもに良い影響を与えるためには、自分自身との関係性を良くしていくことが根本的に大切なことなのです。
 
前回の内容では私の父親について触れました。父親が怖く、父親の目を気にしていたことを書かせてもらったのですが、一方で父親から学んだことや与えてもらったこともたくさんあります。
 
父親は自分のことを深く信じていました。その自分を信じる心はそのまま息子である私のことを信じる心につながり、とにかくいつも私がすることに対して「お前ならできる」という声かけをしてくれていたのです。
 
私が一念発起して京都大学受験を決意したときのことです。私の成績は当時全く届いておらず、模試を受けても判定は常にE判定。合格の可能性はほとんどない状態でした。そんな状態の中、恐る恐る父親に「京都大学法学部を目指したい」ということを伝えたところ、父は、
 
「なぜ、東大じゃないんだ?」と言うのです。
 
これには驚きました。父親に止められることを覚悟で京大を目指すことを伝えたのに、「東大を目指せばいいじゃないか」と言われるとは。しかし、そのときも父は「お前なら東大だって行ける」と、私のことを私以上に信じ続けてくれていました。成績が上がらず、やっぱり無理なのかと悩んでいたときも、父は常に私以上に私のことを信じてくれていたのです。
 
そこまで信じてもらえると、だんだんと「本当に大丈夫なのかもしれない」と思えてきて、実際に成績はどんどん上がり一浪の末、京都大学法学部に合格することができました。
 
父は私に対して具体的なアドバイスをすることはほとんどなく、ただ勉強中にコーヒーを持ってきたりするだけ。ただ、それだけでも気にかけてくれているということを感じ、また、不安に思ったり心配をしているわけではないということも伝わってきました。
 
もしも父が私を不安に思い心配していたのであれば、勉強に余計な口出しをしてきたり、私を「監視」するような態度で接していたはずです。しかし、信じているがゆえに余計な口出しや心配する態度を取ることもなく、その父親の安心感が私に伝わってきて、私も安心して勉強に打ち込むことができたのです。
 
状態が悪いときというのは、相手の行動によって自分の状態が大きく左右されるようになるときです。自分で自分の状態を良くできない場合、人は自分以外のものをコントロールすることによって自分を満たそうとしてしまいがちです。例えば親子の関係で言えば、子どもの行動をコントロールしたり、自分の思い通りに動かすことで「自分を」満たそうとしてしまいます。
 
次ページ:サッカーも同じ。安心感を感じることで、子どもは安心して力を発揮できる

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文:池田潤

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