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キャンプ後、別人のように成長した息子を見て親主導の自主練をやめた。 子どもの変化を見て親の関わり方が変わったケース

公開:2022年10月19日 更新:2023年1月24日

キーワード:キャンプコミュニケーション能力サカイクキャンプライフスキルリーダーシップ考える力自信

サカイクキャンプから帰ってきたら、子どもがびっくりするほど変わっていたんです!」と話してくれたのは、2022年夏のキャンプに参加してくれた惺真くんのお父さん。

積極的に話をするようになり、兄弟に優しくなったり、学校やサッカーの支度も自分からするなど、それまでとは別人のような子になって驚いたそう。

3日間のキャンプで劇的に変わったという惺真くんとお父さんにお話しを聞きました。
(取材・文:前田陽子)

 

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サカイクキャンプでトレーニングに励む惺真くん

 

<<「チームを引っ張っていくんだという意欲が出た」低学年でも3日間で自分に自信がついて、積極的になれたサカイクキャンプの魅力

 

■コミュニケーション力を身につけたいとキャンプに参加

サカイクキャンプの動画を見て、このキャンプは僕に向いていると感じたという惺真くん。現在4年生の惺真くんは高学年の試合に出ることがあるものの、5・6年生に自分の意見が言えないことをもどかしく感じていたそうです。

そんな時に見つけたのがサカイクキャンプの動画でした。「みんな声を出して考えてプレーしている様子を見て、僕に似合いそうだなと思ってキャンプに行きたくなった」と言います。さらに、「元々コミュニケーションを取る、人と会話をするのが苦手でそこを高めたいと思っていました」とも。

サカイクキャンプに参加して会話する力=コミュニケーション力を高めることで、高学年のレベルでサッカーができるようになると考えたそうです。

実際に参加したことで、以前からできていたというチームでの声掛けも質の部分が向上。プラスな声、ほめる声掛けが増えたと教えてくれました。

「キャンプの間、コーチたちがすごく褒めてくれたので真似をしようと思ったらできるようになりました」と惺真くん。

コミュニケーション力を身につけたいという、キャンプに参加する目的がきちんとクリアでき、自分のチームでの練習や試合にも役立っているそうです。

 

■自分で考えて行動できるようになり、プレーにも自信が付いた

サカイクキャンプから帰ってきて、いろいろなことを考えているように感じています」とお父さん。

以前はお母さんに言われなければできなかったサッカーの支度も自分でするようになったそうで、いつのもように「準備はできている?」と聞くと「とっくにできている」と返ってくるようになったと教えてくれました。

サッカーでも、以前は言われるがままに動いていたのが、自分で考えて動いていることがピッチサイドから見ていてもよくわかるそうです。

惺真くんも「大好きなディフェンスの練習がたくさんできて、1対1が強くなったと思います。自分のプレーに自信が持てるようになりました」と言います。

家庭でも、それまでは兄弟喧嘩で手を出してしまうこともあったそうですが、キャンプから帰ってきてからは冷静に「僕はこう思うよ」と自分の考えを言えるようになったり、食事の支度を手伝ってくれたりと、キャンプの前と後では"別人のように変わった"とうれしそうに教えてくれたお父さん。

サカイクの合宿ではライフスキルの講習を取り入れています。そのひとつ、リーダーシップのセッションでは相手の立場になって考えることの大切さを伝えていますが、それを体現できているようです。

 

■キャンプでは自ら手伝いを申し出た

キャンプでは食事の配膳などを高学年に手伝ってもらっていて、食事の時間に参加者のみんなにそのことを伝えています。

すると2日目のお昼の準備をしているときに惺真くんたちが「箸とか配ろうか?」とお手伝いを申し出てくれたサカイクキャンプの柏瀬コーチは言います。

コーチや高学年が食事の支度をしている様子を見ていて、自分たちにもできることがあるかもと気づいて行動してくれたそうです。

「まわりの人のことを思って行動してくれたことがとてもうれしかったです。リーダーシップを発揮してくれました」とコーチ。

わずか3日間と短い期間にあらゆることを吸収できるのも、小学生の年代ならでは。サッカーの技術的な部分はもちろん、人として成長できるのもサカイクキャンプの最大の特徴です。

 

自分で考えて行動する力がつくサカイクサッカーキャンプとは>>

 

■子どもを主導するから、一緒に考えるに。親子の関わり方が一変

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以前はお父さんが先導して自主練などをさせていたそうですが、キャンプで別人のように変わった我が子を目の当たりにして、親の方も考え方や接し方が変わったそう。

以前は、上手くなってほしいからこそ、漠然と練習をするのではなく何のために練習をするのかを考えさせたいと、「今日の課題は?」「目標も決められないのに練習に行ってどうするの?」と、練習前にお父さんが声をかけていたそうです。

ですが、サカイクキャンプの後からは「今日は○○を頑張る」と惺真くんから言うようになり、子どもへのアプローチの仕方が変わったと明かしてくれました。

きっかけは、キャンプの帰り道。「ここに僕がいて、こことここに相手がいて、こういう風に考えて動いたらうまくできたんだよ。それでコーチに褒められたんだ。でも、他のにもこんな場面もあるよね~」と惺真くんが話してくれたこと。自分のプレーを詳細に伝えてくれた様子に驚くと同時に、「本当に考えて、学んで、たくさんのことを得てきたんだ」と感じたと目を細めるお父さん。

「○○したよ」「どうだった?」「楽しかった」という単調だった会話も「こう思ったからこうやったんだ」と惺真くんが考えたことを話してくれるように。

惺真くんが変わったことをきっかけに、親としての関わり方も自然と変化して、「教える」から「一緒に話し合う」になったそうです。

「キャンプに行く前と比べて、お父さんはサッカーのことを詳しく教えてくれます」と惺真くんも嬉しそうに語ってくれました。

 

ここまで短期間で子どもに変化が表れ、子どもが変わったことで親の方も関わり方が変わったというのは、サカイクキャンプのこれまでの参加者の中でも効果がいち早く出たケースかと思いますが、惺真くんとお父さんにとっては、双方にとっていい影響を生んだ体験になったようです。

親も子どもの年齢の分だけしか親の経験はありません。子どもと一緒に親も成長していくものだということを再認識させられました。サカイクキャンプをきっかけに、素敵な親子関係を築きませんか?

 

自分で考えて行動する力がつくサカイクサッカーキャンプとは>>

 

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取材・文:前田陽子

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