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インタビュー

2016年9月 5日

「サッカーやめていいぞ」元日本代表ボランチ福西崇史が子どもを突き放す理由とは

キーワード:子育て父親福西崇史

福西崇史さんといえば、あなたはどんな姿を思い浮かべますか?
 
日本代表としてワールドカップ出場を果たしたサッカー選手としての姿でしょうか。あるいは、NHKを中心に分かりやすくサッカーの魅力を伝える解説者としての姿でしょうか。
 
福西さんには、もう一つの役割があります。それが高校1年生と中学1年生の2人のサッカー少年を持つ親としての姿です。
 
日本代表として活躍した元サッカー選手の福西さんは、子どもにどんなアドバイスをしているのか。プロになるための英才教育をしているのか。そんなことを質問すると、返ってきたのは意外な答えでした。(取材・文 北健一郎 協力 東邦出版)
 
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■自分の行動に責任を持たせたい

「子どもたちには、『いつでもやめていいぞ』と言っています」
 
福西さんの子どもがサッカーの練習から帰ってきて、「しんどい」と漏らしたり、次の日の朝にちゃんと起きてこなかったりすると、福西さんは「そんなにしんどいんだったら、サッカーやめるか?」と聞くそうです。
 
「次男は今年からあるJクラブのジュニアユースでプレーしています。学校の授業が終わって、練習に行って、帰ってくるのは夜11時とか。次の日は朝6時には学校に行かないといけない。確かに、大変そうだなとは思うけど、自分がやりたいことなんだから、そこに向かってやるかどうかは自分で決めること。やりたくないんだったら、やめればいいんじゃない? と」
 
驚くことに、福西さんが「やめてもいい」というのはサッカーだけではありません。自分が行きたくないんだったら「学校だってやめてもいい」と子どもたちには言っているそうです。あえて子どもを突き放すのはどんな理由があるのでしょうか?
 
自分の行動に責任を持たせたいんです。誰かに言われたからやるのではなく、自分がどうしてやっているのか、何のためにやっているのかを考えてほしい。学校をやめるというのは究極かもしれませんが、ぼくは自分がそのほうが良いと思ったのであれば、本当にやめても構わないと思っています」
 

■子どもがやりたいと思ったことに全力でサポートする

そもそも、福西さんには子どもをサッカー選手にさせようという気持ちはありませんでした。サッカーが身近にあったので自然とボールを蹴るようになったものの、特別なことは全くしていないそうです。ちなみに、Jクラブでプレーしている福西さんの次男がサッカークラブに入ったのは、小学校5年生のとき。それまでは週1回のスクールでしかプレーしていなかったそうです。
 
「5年生になったころ試合がしたいと言い出したので、家の近くで通えそうなクラブを探して。でも、試合をするようになると、すごく伸びたんです。もうちょっと早く入れておけば良かったかなとも思いましたけど(笑)、でも自分がやりたいと思ったから伸びたんじゃないかとも思っています」
 
低学年のうちからサッカークラブでプレーする子どもが多い中で、福西さんの次男のように5年生から入るのは珍しいパターンと言えるかもしれません。ただ、福西さんの考える親の役割は、子どもがやりたいと思ったことを全力でサポートするというもの。
 
「子どもに親の希望を押し付けるようなことはしたくありません。ただ、子どもがやりたいということに対して、自分ができることがあるのであれば協力します。たとえば、子どもが明日『野球選手になりたい!』と本気で言ってきたら、キャッチボールの相手にもなるし、ノックだってしますよ(笑)」
 

次ページ:なにかを与えられるのを待っていたら成長しない

 

元日本代表ボランチ福西崇史さんが、
ボランチで上手にプレーするためのコツを伝授!

 

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取材・文 北健一郎 協力 東邦出版

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