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考える力

2017年9月 4日

「教科教育をせずに学力を上げ、スポーツ指導をせずに技能を高める」文武両道支援特化型アカデミーの "社会人基礎力"を養うユニークな取り組み

キーワード:アクティブラーニングアンビスタ勉強國學院久我山文武両道

■成長サイクルはサッカーも勉強も同じ!だから「文武両道」が可能

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(超社会人級ノートテイク術を実践する生徒たち)
 
アカデミア・アンビスタでは教科教育をするのではなく、勉強の仕方や考え方、プレゼンテーションやコミュニケーションなどを学んでいきます。その結果、2016年度は在籍者の定期テストが平均70点を越え、90点越えの生徒も2名出たそうです。また、サッカーの方でもチーム史上初となる東京都ベスト16に進出、東京トレセンに選手を輩出するなど快挙を達成したとのこと。
 
石尾さんは言います。
 
「人間の成長の仕組みは根本的にはサッカーも勉強も、それ以外のすべての分野でも同じだと思うんです。たとえば、リフティングが100回できるようになりたいという目標を持つ子がいたとして、最初はまず自分でやってみて、どうすればうまくできるかを考えますよね。次に20回、30回できるようになったら、コーチやもっと上手な友だちに見てもらってアドバイスを受けます。そこまた新たな目標を設定し、自主練をします。サッカーの場合、誰しも自然とうまくなるサイクルを簡単に回せます」
 
「しかしそれがこと勉強になると……、途端にその歯車がかみ合わなくなってしまう子が多いんです。でも、回す成長サイクルはサッカーと一緒。まず自分で問題を解いてみて、わからないところは先生や友達に聞く。そこでヒントを得て、自分でまた取り組む。アカデミア・アンビスタでは、それを徹底的に繰り返し行っています。サッカーで自然と実行しているPDCS(Plan:企画、Do:実行、Check:チェック、Share:共有)サイクルを回すことは、サッカーだけでなく勉強や他の事にも通じるんですよね」
 
中学年代に様々な取り組みをすることで、人間としての幅や考え方を広げ、成長する土台を作る。アカデミア・アンビスタで学ぶ子どもたちの、主体的に学ぼうとする様子から、石尾さんが目指す理想像が見えてきました。サッカーだけでなく、社会を生き抜くための力、「ライフスキル」を学ぶ彼女達。アンビスタ卒業生の未来が楽しみです。
 
 
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石尾潤(いしお・じゅん)
NPO法人スポーツカントリーアンビスタ代表理事
私立國學院大學久我山高等学校へ一般入試で入学。3年の全国高校サッカー選手権でベスト8。早稲田大学教育学部入学と同時にサッカーの指導者に転向。女子サッカーチームFC HERMANAで指導をする傍ら、文武両道支援特化型のアカデミー「Academia Ambista(アカデミア アンビスタ)」を運営。
HP:http://academia-ambista.strikingly.com/
 
NPO法人スポーツカントリーアンビスタ
2016年創立。少年少女サッカークラブ(FC LIGAR / FC HERMANA)の運営を中心に、小中学生の文武両道の支援(Academia Ambista)、未就学児と母親を対象としたヨガ教室(Raga)、小学生対象のチアダンス教室(W☆Orange)の運営を行っている。
ほかにも地域の子どもたちを対象とした『走力アッププログラム』、JFAの女子サッカー普及委託事業『なでしこひろば』、アスリードフードマイスターを招聘しての栄養講座など、地域住民へスポーツの機会を提供している。
 

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文:鈴木智之

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