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JリーグMVP中村憲剛がサッカー少年に伝えたい、うまくなるための「考え方」とは

公開:2017年1月17日

サカイクではすっかりお馴染みとなった中村憲剛選手は7日、富士通スタジアム川崎にて、『KENGO Academy CLINIC presented by Lenor』を開催しました。自身がコーチを務めるサッカー教室は、昨年につづき二度目。午前中に小学3~4年生、午後には5~6年生を指導しました。昨季のJリーグMVPに輝いた中村選手は、小学生年代の子どもたちにどのようなことを伝えたのでしょうか。
 
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決して体格や身体能力に恵まれているわけではない自分が受賞できたことで、今現在そのような悩みを抱えている子ども達、学生達にも少しでも勇気を与えることができたらこれほど嬉しいことはありません。
(中村憲剛公式ブログより引用)
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MVP受賞を受け、そのようにブログに綴った憲剛選手らしいこだわりが見えました。(取材・文 出川啓太)
 
小学3~4年生の部
U10集合.JPG
 
小学5~6年生の部
U12集合.JPG
 

■大切なのはボールを『止めて』『蹴る』こと、そして『考える』こと

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子どもたちに混ざり、ウォーミングアップの手つなぎ鬼を笑顔で終えた中村憲剛コーチは、自身の指導法の軸である二人一組の対面パス交換のデモンストレーションを子どもたちに見せます。
 
【この日のトレーニングメニュー】
1.手つなぎ鬼 ボールなし、ボールあり
2.二人一組の対面パス交換
3.6対3パスゲーム(三色ビブス)
4.7対7ミニゲーム
 
一般的な少年団でも行なう、ごくありふれたトレーニングといえる対面パス交換ですが、憲剛コーチは「対面パスのような普通のトレーニングでも自分の意識を変えればうまくなれる」と言います。憲剛コーチは「何となく止めて、なんとなく蹴るんじゃダメだよ」と前置きをしたうえで、対面パスで意識するべき3つのポイントを挙げました。
 
【対面パスで意識するべき3つのポイント】
1.「どこにボールを止めれば、一番スムーズに蹴れるのか」
2.「ちょっとズレたパスが来たときに、どううまくコントロールするか」
3.「相手が寄せてきていたら、どこにボールを置くべきか」
 
一回一回のパスをなんとなく蹴っている子と、上記の3つを意識しながら蹴っている子では、一年後に大きな差が生まれてくると憲剛コーチは子どもたちに伝えます。
 

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次ページ:答えを教えるのではなく、子どもが自分で考えて答えを探し出せるような声がけを
 

 

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