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考える力

2015年3月 3日

サッカーの技術よりも子どもに伝えるべきたったひとつのこと

キーワード:MIPスポーツプロジェクトスポーツスポーツマンシップフェアプレー人間性

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■技術よりも伝えるべきモラル

「チーム発足すぐのことですが、MIP・FCのある学年がさわやか杯東京都少年サッカー大会へ初出場し、初優勝を遂げました。その学年は本当に強くて、全国に行ってもいいところが狙えたのですが、予選のときに子どもたちの中でのちょっとしたいじめが発覚したのです。試合を控えた大事な練習時間だったのですが、練習をさせずに1時間ほど子どもたちを座らせ、彼らと話し合いの場を設けました。親御さんの中には、『いまやらなくてもいいんじゃないですか?』と言ってきた方もいました。ですが、『MIP・FCは大会の好成績とこの問題を天秤にかけたとき、問題を解決する方を最優先します』と伝えました。もちろん、子どもたちにはサッカーをうまくなってもらいたいですが、『人間を育てる』というクラブの根幹にある理念が最優先です。それを蔑ろにしてまで結果は求めることはありません。その考えを正直に親御さんに話したところ、納得してもらえました」
 
サッカーコーチの多くは、子どもを指導する際に各大会での好成績を目標とし、そのために技術、個々の力、そしてチーム力の向上を図り、練習を進めていきます。子どもたちの精神面での成長に目を配るクラブはあっても、それを最優先とするクラブは多くないでしょう。MIP・FCはラグビーの精神を取り入れ、子どもたちのスポーツマンシップを育み、モラルをしっかりと教えることを大切にしています。対外試合が多いのも、「真剣勝負で技術も身に付き、挨拶などの礼儀をしっかりと学ぶことが出来る」といった理由からです。幼少期にスポーツを通してモラルを学ぶことで、将来的に社会に出ても恥ずかしくない人間を育てているのです。
 
後編では、より具体的な『考える力』の育み方、MIP・FCならではの取り組みをご紹介いたします。
 
 
相沢さんが理事・事務局長を務めるMIPスポーツプロジェクトの詳細はこちら>>
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取材・文 一色伸裕 写真 田丸由美子・サカイク編集部

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