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考える力

あなたの"当たり前"が、子どもの成長を阻害する可能性

2015年2月12日

キーワード:しつもん考える力藤代圭一

「この子はこういうタイプだから…」
 
親として、子どものことをよく知ることはとても大切なことです。しかし、理解しているつもりが、じつは理解ではなく先入観になってしまっていることはありませんか? 先入観や思い込みは、子どもを知るうえでもっとも大きな障害になります。では、どうすればそれらを捨てることができるのでしょうか? 質問メンタルトレーナーの藤代圭一さんを講師に招き開催した『サカイクワークショップ』にその答えがありました。(取材・文 神誠 写真 田丸由美子)
 
DSC_4078.JPG
 
<<子どもの「別に...」を防ぐ!紙に書くことで考える力が身につく
 
【今回のしつもん】
「この時間で最も解決したいことは何ですか?」
「なぜそれが問題なのですか?なぜそれを実現したいのですか?」
 
 

■9個の点を一筆書きで通過するには?

「この問題はけっこう有名なので、答えを知っている人は絶対に他の人に教えないでください(笑)。3つめの質問は、マスの中に9個の点を書いていただき、この点を『4本の直線』『一筆書き』ですべてを通過するにはどうすればよいか?です。90秒ほど差し上げますので、他の人に見られないようにやってみてください」
 
mondai9.jpg
一筆書きなので、ペンを一度置いたら最後まで離れてはいけない…。う~ん、これが意外と難しい。参加者の中には「この問題やったことあるけど忘れちゃった…」という方もいらっしゃいましたが、「昔の答えを探すのではなく、いま考えてみてください」と藤代さんにクギを刺されて一同笑。
 
「はい、ありがとうございまーす。答えがわかった方、いらっしゃいますね? では、発表してもいいですか? じつはこれ、発表しない方が考える力はつくんですよ(笑)。でも今日は発表しますね。正解は…」
 
 
 
 
seikai9.jpg
 
「これが正解です」と藤代さんが一筆書きしたホワイトボードを見て、参加者からは一斉に「あ~」という感嘆の声がもれます。
 
「過去の記憶、蘇りましたか? マスから“ここ”を飛び出すことが大切です」
 
そのとき、答えがわからなかったと思しき男性から「枠から出るのは反則じゃないんですか?」と疑問の声が上がりました。すると、彼の上司という参加者からすかさず、「そんなこと誰が言ったの?」という痛烈な切り返しが(笑)。
 
「そうなんです。枠から飛び出したらNGというルールは特にありません。考える練習の3つめのポイントは、先入観を捨てるということです。もしかしたら、ここは飛び出しちゃダメって思ったかもしれません。たぶんそれは、9個の点の内でやらなくちゃいけないという先入観があったからですね。
 
同じように僕らは、自分の子どもや選手たちを『この子はこういうタイプだから…』と、思い込みで判断しているかもしれません。たとえば、今リフティングが10回しかできないから、おそらくこの子はJリーガーにはなれないだろうと。そうすると、僕らはそれ以上その子の力を引き出せません。
 
繰り返しになりますが、大切なのはその子のことをよく知ることです。よく知るために邪魔なものが、この思い込み、先入観なんですね。ですからみなさんにはぜひ、昨日までの先入観を捨てて子どもたちと関わる、ということを大切にしていただければと思います。3つめのポイントは先入観を捨てるです」
 
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取材・文 神誠 写真 田丸由美子

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