テクニック

2021年7月29日

選手の判断力やオフ・ザ・ボールの動きを高める!COACH UNITED ACADEMYの講師がおススメする動画5選

「サッカー指導者のためのオンラインセミナー『COACH UNITED ACADEMY』」では、様々なトレーニング動画を配信していますが、これらの動画は、COACH UNITED ACADEMYに講師として出演していただいている方にも一人のユーザーとしてご視聴いただいています。

今回は以前、「狭い局面の打開に必要な『ドリブル突破』と『ボールの置所』をテーマに出演されたカメリアFC(福岡県)U-12監督の飯田孝輔氏にCOACH UNITED ACADEMYで配信している動画の中からおススメする動画を5つご紹介していただきました。

飯田氏は5つの動画の選定理由として「ボールを持った時の選手の判断力や、オフ・ザ・ボールの動きのトレーニングに力を入れて勉強しているからです」と話します。

(※COACH UNITEDからの転載記事です。)

この内容を動画で詳しく見る

【No.1】テクニックとイマジネーションを磨くトレーニング

飯田氏が選んだ1つ目の動画は、テクニックをベースとしたイマジネーション溢れるサッカーを展開するエスポルチ藤沢(神奈川県)の広山晴士氏による「テクニックとイマジネーションを磨くトレーニング」。

「狭いスペースでのテクニックの習得、アイデアの向上、コンビネーションが身に付くトレーニングだと感じました。私が指導するカメリアFCでは、狭いスペースにおけるトレーニングを重点的に行っているので、参考にしております。

また、ジュニア年代での個のスキルの習得は大切であり、この動画では、個のスキルとコンビネーション両方にアプローチできるので、とてもおすすめです」(飯田氏)

▼エスポルチ藤沢のトレーニング詳細はこちら▼
サッカーは「上手く」なるから「楽しく」なる/エスポルチ藤沢のトレーニング>>

【No.2】フィニッシュゾーンでのコンビネーションを高める練習法

2つ目に選ばれたのが、帝京長岡高校の西田勝彦氏による「フィニッシュゾーンでのコンビネーションを高める練習法」。

「アイデアや判断力が習得できる練習で、ゴール前での崩しに有効なトレーニングです。パス&コントロールでは、様々な動き出しやタッチの制限、グリッドをひし形するなど、ダイレクトプレーやコンビネーションが強化されやすいトレーニングだと思いました」(飯田氏)

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帝京長岡高校のフィニッシュゾーンでコンビネーションを高めるパス&コントロールとシュートトレーニング>>

【No.3】ビルドアップからバイタルエリアを攻略する戦術的トレーニング

続いて3つ目に選ばれたのが、樺山 諒乃介(モンテディオ山形)など多数のJリーガーを輩出しているRIP ACE SCジュニアユースの今村康太監督による「ビルドアップからバイタルエリアを攻略する戦術的トレーニング」。

「11人制サッカーではボールをつなぐスキルが求められるので、ジュニア年代からビルドアップの指導もしっかり行うことが大切です。ビルドアップ時の立ち位置、相手のポジショニングや状況によって判断を変えることを選手に伝えなくてはならないので、今村さんの『ファーストタッチで優位性を取る。縦パスを出させるポジショニング』といった指導はとても参考になりました」(飯田氏)

▼RIP ACE SCのトレーニング詳細はこちら▼
「バックパスに逃げるな!」攻撃方向を意識したポジショニングとファーストタッチ/RIP ACEの戦術的トレーニング>>

【No.4】バイタルエリアで攻撃を前進させる正しいプレー選択と立ち位置

4つ目に選ばれたのが、熊本県の強豪・ソレッソ熊本U-12の三角将行氏による「バイタルエリアで攻撃を前進させる正しいプレー選択と立ち位置」。

「バイタルエリアでボールを持った時には、まず、相手の立ち位置や味方の状況を察知することが重要です。そして、その察知した情報から自分でプレーの選択をすることが求められますが、ソレッソ熊本さんの練習は『2つのエリアを用いた「3vs3+3サーバー」』のなど選択肢が多く持てるメニューを設定していたので、正しいプレー選択の判断力が非常に強化されやすい内容だと感じました。

試合中は、自分でプレーの判断をし、実行しないといけないので、このトレーニングはボールを保持するためにはとても有効な練習だと思います」(飯田氏)

▼ソレッソ熊本のトレーニング詳細はこちら▼
プレーの選択を広げるファーストタッチと立ち位置/ソレッソ熊本のバイタルエリアで攻撃を前進させる練習法>>

【No.5】アタッキングサードでの個の仕掛けと積極的サポート

飯田氏が最後に選んだのが、技巧派を多数輩出する街クラブオオタFC(岡山県)の今井大悟コーチによる「アタッキングサードの個の仕掛けと積極的サポート」のトレーニング。

「試合では、攻撃はチャンスを多く作り、そのチャンスを確実に得点につなげることが勝利へのカギとなりますが、オオタFCさんのトレーニングは、個の仕掛けだけに頼らず、ボールホルダーをサポートする周りの味方が積極的に動き出して攻撃における優位性を作っていたので、参考にしています。『サポートする選手が仕掛ける』という点はとても印象的だったので、皆さんも参考にしてみてほしいです。

▼オオタFCのトレーニングの詳細はこちら▼
ボールホルダーを孤立させないサポートの動き/オオタFCのアタッキングサードを攻略するトレーニング>>

ぜひ飯田氏がポイントにあげた点を参考にしながら、今回ご紹介した5つの動画をチェックしてみてください。

この内容を動画で詳しく見る

【講師】飯田孝輔/
1996年10月31日生まれ。福岡県北九州市出身。
小倉南FCジュニア U-12~小倉南FC U-15~豊国学園サッカー部でプレー。2015年よりカメリアFCで指導者として活動を始め、2018年に「九州ジュニアU-11福岡県大会」でチームの優勝に貢献し、2020年よりU-12の監督に就任。
また、2019年よりチームでの活動に加え、サッカーで必要な技術である「止める」「蹴る」「運ぶ」をどう「判断」出来るかという点に特化した指導を行う「alimento escola(アリメントスクール)」を開校し、選手時代の経験と指導者としての経験を踏まえた指導を行っている。

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