1. サカイク
  2. コラム
  3. テクニック
  4. どうすれば弾丸シュートが打てる!?スーパープレーを科学で解決!

テクニック

どうすれば弾丸シュートが打てる!?スーパープレーを科学で解決!

2012年5月29日

キーワード:サッカー教室シュートベガルタ仙台

cu_banner.png

 昨年東京、仙台、熊本の3会場で行われ大好評を博した「親子で学ぶサイエンスサッカースクール」。今年もJリーグのフェアプレーパートナー東京エレクトロン株式会社の主催で、5月19日仙台市のクローバーフットサルクラブワッセ仙台にて開催されました。今年のテーマは「弾丸シュート」。元Jリーガーの華麗な技を見ながら、科学の視点から弾丸シュートを打つコツを親子で学べる有意義な大会となりました。
 
01(120529).JPG
今年もたくさんの親子の皆さんが参加しました
 
 

■下半身を強く鍛えて、足を速く振り抜くことで強いシュートが打てる。

 昨年大好評のこのイベントには宮城県を中心に東北各県より50組100名の親子が集まりました。昨年同様アメリカザリガニ柳原哲也さんの軽妙な司会の下、NPO法人ガリレオ工房稲田大祐先生と、ゲストとして元ベガルタ仙台MF岩本輝雄さん、ベガルタ仙台アンバサダーの平瀬智行さん、ガンバ大阪、ヴィッセル神戸などでプレーした宮本恒靖さんといった輝かしい実績を持ったJリーガーが集結し、にぎやかに開催されました。
 
02(120529).JPG
左から司会のアメリカザリガニ柳原哲也さん、講師のNPO法人ガリレオ工房稲田大祐先生、ゲストの岩本輝雄さん、宮本恒靖さん、平瀬智行さん
 
 今年のテーマは「弾丸シュートを打とう!」そしてこのテーマには「慣性モーメント」という物理学の原理が大きく関わっていることが発表されました。「慣性モーメント」についての説明の前にまずは元Jリーガー3名の弾丸シュートが披露され、参加者の皆さんは強烈なシュートに驚いていました。
 
 ここで稲田先生からサッカーボールを使った振り子の機械が紹介されました。足の絵が貼られたボールでもう一つのボールを弾いてみると、最初のボールではもう一つのボールの弾かれ方が弱く、ゴールまで届きませんでした。ところが足の絵が貼られたボールを別のボールに変えると、もう一つのボールは勢い良く弾かれて、GKの人形をはじき飛ばしてしまいました。
 
03(120529).JPG
振り子の実験で強いシュートを打つコツを説明する稲田先生
 
 取り替えた足の絵のボールの中身を割って見ると、なんと鉛が入ってとても重く硬くなっていました。この重さ・硬さが非常に重要なのです。元Jリーガーの皆さんの足は筋トレでしっかり鍛え上げられており、子ども達は実際に触って「硬い~!」とビックリしていました。まずは筋トレでしっかり下半身を鍛えることが大事だったのです。また、最初の軽いボールでも振り下ろす位置を高くして、振るスピードを速くするともう一つのボールが強く弾かれるので、足を振り抜くスピードも重要であることが分かりました。
 
04(120529).JPG
GKの人形を倒した方のボールには鉛が入っていました
 
 柳原さんから「岩本さんはベガルタ仙台で活躍されていた2003年、ユアテックスタジアム(当時仙台スタジアム)で40mの弾丸フリーキックを決めましたよね」と話を振られた岩本さんは「少し前にケガをしていて、その間ウェイトトレーニングをメチャクチャやったら、足が鉛のようになって、強いボールが蹴れるようになりました」と、古くからのベガルタ仙台サポーターなら誰もが思い出すあのスーパーフリーキックの秘話を語り、この話には親御さんも熱心に耳を傾けていました。
 
05(120529).JPG
岩本輝雄さんの足を実際に触って筋肉の硬さに驚く子ども達
 
 ですが、過剰な下半身の筋肉トレーニングは成長期の小学生にとって弊害が大きく、もっと成長した後で強い下半身を作ることが重要であるため、小学生のトレーニングとしては現実的ではありません。そこで冒頭の「慣性モーメント」が大きく関わってくるのです。
 
1  2
取材・文・写真/小林健志

関連する連載記事

関連記事一覧へ

関連記事

関連記事一覧へ

テクニックコンテンツ一覧へ(165件)

コメント

  1. サカイク
  2. コラム
  3. テクニック
  4. どうすれば弾丸シュートが打てる!?スーパープレーを科学で解決!

Pickup

サッカースクール検索サイト ケリなび

週間記事ランキング

  1. FC東京をを2年でクビに。引退して気づいたプロになる前に身に付けておくべきこと
    2017年10月13日
  2. ジュニア世代の体幹トレーニングは必要なし!? 元スペイン名門のトレーナーに聞く、強くて速くなる身体の作り方
    2017年10月17日
  3. ドイツ、スペイン、イングランド... サッカー強豪国から学ぶ、子どもを伸ばす親の応援スタンス
     
  4. 正確に止めて蹴るプレーが速さにつながる!その秘訣は「軸足」と「姿勢」にあり
    2016年12月 1日
  5. 足が遅いのには理由がある。しかし、その理由を1つ1つ潰せば足は速くなる
    2016年6月10日
  6. 子どもの試合はワールドカップではない!ドイツでみた標語に込められた5つのメッセージとは
    2016年2月17日
  7. 足首をグキッとひねる前に!お子さんのねんざを防ぐ2つのトレーニングと『POLICE処置』
    2017年10月17日
  8. ボールだけで通じ合えるなんて幻想! スペインでの経験から安永聡太郎が確信する、日本人が磨くべきスキル
    2017年10月11日
  9. 多くのJリーガーを生み出した強豪校が練習を100分しかしない5つの理由
    2017年10月 5日
  10. 日本とスペインの比較検証でわかった「伸びる選手の保護者」の傾向とは
    2017年8月 1日

一覧へ