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子どもたちを暴力・暴言から守るために、大人がすべき事とは 「暴力・暴言」への対処法(2)

公開:2017年12月 6日 更新:2021年1月27日

キーワード:JFAリスペクト審判尊重思いやり暴力根絶暴言

■子どもの「楽しい」を尊重する

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(相手チームや審判を尊重しましょう)

チーム内で暴力や暴言があっても、親はなかなかコーチに進言しにくいものです。試合に勝っていて、子どもがいいポジションで活躍していたら尚更。進言することで、レギュラーポジションを外される、試合に出してもらえなくなる......。そんな風に考えてしまいます。けれど、それは正解ではありません。

「コーチも人間です。きちんと話をすれば、それが原因で関係が悪くなることはないと思います。それができるような環境になることが大事で、話せるような人になるべきです」と松崎さん。子どもたちが楽しくサッカーをするために、コーチや指導者ときちんと話ができる関係作りをしていきましょう。

チームの雰囲気によっては言い出しにくいと感じることもあるかもしれません。進言したことでお子さんが試合に出られなくなるかもしれないという不安もあるでしょう。

「自分から言い出しにくいから、もっと上の立場の方から伝えてほしい」
「言いづらいから動画を撮って、処分を判断する機関に送りたい」

という方もいるかもしれません。しかし、前編でもお送りしたように、子どもを守れるのは親なのです。

これから子どもたちの大学受験要項が変わったり、正解のない世の中を生きる力が求められる中で、考える力コミュニケーション能力問題解決能力などが重要だといわれますが、変革の時代に必要なのは、子どものコミュニケーション能力だけではありません。親もしっかりコーチ、指導者、チームメイトの保護者と対話をすることが大切です。その姿勢は、子どものお手本にもなるでしょう。

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松崎康弘(まつざき・やすひろ)
公益財団法人日本サッカー協会(JFA)常務理事。2006年~12年にJFA審判委員長、12年~16年にFリーグCOO(最高執行責任者)を歴任。FIFA(国際サッカー連盟)のフットサル審判インストラクターとしてFIFAフットサルワールドカップなどで審判指導も行なっている。

公益財団法人 日本サッカー協会
暴力等根絶相談窓口


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文:前田陽子、写真:新井賢一(U-12ジュニアワールドチャレンジ最終日)

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