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インタビュー

2017年10月11日

ボールだけで通じ合えるなんて幻想! スペインでの経験から安永聡太郎が確信する、日本人が磨くべきスキル

キーワード:SC相模原コミュニケーションスペインリーガ主張安永聡太郎考える

■教えるときは「理由」を明確に提示する

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(意見の押しつけにならないよう「どうして?」と問いかけること、説明するときも「それはなぜか」を言葉で伝えることが大事だと語る安永監督)
親として、大人として一方的に意見を子どもに押し付けるのは、サッカーの現場でも好ましくないことだと、安永監督は続けて言います。ただ、正しい知識や意見であれば、それをしっかりと教えるのも重要です。その中で、良いプレーや良くないプレーを教えるだけでなく、"どうしてそうなのか"という点をしっかりと伝えられることがポイントだと語ります。
「サッカーにおいて、例えばポジショニングという面でも正しいものは正しい。その際には"どうしてか"ということを明確にしなければいけないのかなと。例えばポジションニング一つ取っても、『この場所にいれば良い/悪い』という事を指示するだけではなく、『そのポジション取りが正しい/誤っている。なぜならば......』と理由をしっかり提示してあげて、子ども達に納得させること。その位置・体の向きでボールが受けられるか、味方にパスが出せるかなどの景色を見せてあげれば子どもたちも『確かに』と腹に落ちるわけですから」

■日本にもサッカー脳の高いスペイン人のような選手が増える!?

知識を得て、納得し、プレーに反映させる。その循環ができるようにならないといけないと語る安永監督。
「それが普通になったら、指導者はポジショニングや戦術など上辺だけではなく、より深くサッカーの真髄を勉強しなければいけないですね。僕も含めてですけど......。そうすることで、日本のサッカーもボールの扱いが上手いだけでなく、『サッカーを知っている』オートマチック+個人戦術+グループ戦術がチーム戦術の上に成り立つスペイン人の様な選手が増えてくるかもしれません」
知識を授け、納得してプレーすること。そういった指導、教えを続けた結果として、子どもたちが自ら学び生き生きとピッチでプレーする姿を見せることが理想的だと、安永監督は考えています。
試合は"発表会"じゃないですか。発表会なのに練習でやったことを一切出していない時は、できないのか、やろうとしないのかを指導者は見てあげなければいけないと思います。子どもたちはサッカーを好きでやっているのだから、常に挑戦し続けるべきだと思うし、挑戦する気持ちが損なわれるようなアプローチだけはしてはいけないと考えています。『ミスしたらどうしよう』と思ったらチャレンジはできないですから。だからこそ、その場所でボールを受けようとしてミスをしたことより、そもそもポジショニングが良くなかったのだということを理解させてあげるように、ミスする前の原因を見極めて、そこにアプローチをするべきなのかな、と僕は思います」
子どもたち1人1人が自ら考え、意見を持って行動できるということは私生活だけでなく、サッカーの世界でも非常に重要なことです。そうやって少年少女たちが育っていく過程の中で、両親のアプローチ法というのは非常に大事なことは言うまでもありません。
安永監督が語るような、教えるにしても聞くにしても「どうしてか」を明示するということを、子どもの意見を「そう考えたのか」とどっしり受け止め、ミスを恐れず挑戦する気持ちを大事にすることを、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
安永さんが監督を務めるSC相模原の
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文:竹中玲央奈

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