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インタビュー

「勝ちたい心を育むと負ける悔しさもわかる子に」藤田俊哉の父親論

公開:2015年5月11日 更新:2021年1月27日

キーワード:ジュニア子育て父親藤田俊哉観戦質問

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コーチを務める『VVV』のチーム写真。最前列右から4番目に座る
 

■決断力を養うためにアイスクリームを早く選ばせる

――決断力を身につけさせるトレーニングはありますか?
 
いろいろあると思いますが、ぼくの場合は日常生活のなかに取り入れたりしています。たとえばジェラート(アイス)を買うとき、メニューを見たらすぐに決めさせるようにしています。でも、子どもだから目移りしますよね? バニラ、ストロベリー、ヨーグルト、レモン、チョコ……、いろいろありますから。そこでモジモジしていたら「迷わないで直感で決めてみて!」と急かしてみる。それを繰り返していくと以前より早く決められるようになってきました。なんでも習慣として身に付くんですね。
 
――早く決めさせるメリットはなんでしょう?
 
ただ単にぼくがせっかちな性格だということもあると思いますが(苦笑)、ぼく自身、瞬時にジャッジしたほうが良い結果になることが多いんです。ましてやアイスクリーム選びだから失敗してもたいしたことないじゃないですか。メニューを見て迷う男とメニューを見て即決する男、どっちがいいかと言ったら、すぐに決断できる大人になったほうがいいと僕は思うんです。ちょっとした遊びながらのトレーニングですね。
 
――なるほど。
 
すると、何度かアイスを買っていくうちに、子どももイメージするようになる。たとえば散歩に出かけたときにアイスクリームショップをみつける。100メートルくらい前から「アイスを食べよう!」という話になると入店前から、柑橘系があって、甘い系があって……とお店に入るまでの時間に考えるようになる。実際にメニューを見たときには絞り切れているからパッと決められる。そこでもし自分の欲しいものが売り切れだったら、切り換えて次の判断に移る。
 
――サッカーに置き換えると、ボールが来てから考える選手にならなくなる、ということですね?
 
そんな感じですね。メニューのなかに選択肢があるのは分かっていることだから、あらかじめ選択肢を絞っておいて、自分の順番が来たら瞬時にチョイスしていく。それはサッカーだろうと、アイス選びだろうと同じこと。あと、選択肢を探すことも大事な作業。そのためには、常日頃から情報をたくさん持ちながらプレー(生活)することが大事になるしおもしろい。言い換えれば、見る力、感じる力が大切になる。いわゆる感性(感受性)ですよね。育てることができないものなのかもしれませんが育ててみたい。その方法論を日々探しているところです。
 
――「感性を磨くこと」のほか、息子さんにはどんなことを身につけてほしいと思いますか?
 
父親としては勝ちたい心を育てていきたい。勝ちたい気持ちを持てるようになると、負ける悔しさも分かるようになる。勝負の素晴らしさというものを感じてくれたらと思っています。
 
――勝ちたい心を育むにはどうすればいいのでしょう?
 
どうなんでしょう。息子はまだおっとりしていて、縫いぐるみ集めが趣味ですから(笑)。ぼく自身も幼いころは負けず嫌いではなかった。サッカーを本格的にやり始めて変わりましたから。ちょうどその年齢になったので、これからどう変わるのか楽しみですね。ぼく自身は、なにも特別な環境では育っていませんが、ただ両親をはじめ周りからたくさんの愛情をもらって育てられてきました。だからぼくもそのように愛情を注いでいきたい。愛情はどんな状況であってもかけられるし、愛情をかけすぎていけないものではないと思っていますから。それが藤田家の子育ての大前提なので、子どもに対してついつい甘くなりがち。逆に言うと、それが藤田家の課題ですね。
 

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