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親子でチャレンジ

あなたが"つい"差し伸べた手が、子どもの成長を止めている

公開:2015年2月18日 更新:2023年6月30日

キーワード:キャンプ子離れ自立親離れ

『サカイクキャンプ』ではサッカーはもちろん、自分で考えることを学びます。自分で考え行動することはサッカーだけでなく、日常生活においても大切なこと。ですがわたしたち親は、子どもが少しでも困っていると"つい"子どもに手を差し伸べてしまったり、結論を言ってしまったりしてしまうことがあります。
 
「あの時、こうしていれば良かった...」と、子育てにおいて親の後悔は付きもの。けれど、その後悔を少しでも少なくするために、『サカイクキャンプ』を利用してみるのはいかがでしょうか?
 
自分で考えることは親離れの一歩、"子どもと別々の時間を過ごす"ことは子離れの一歩。それが子どもも親も自立することにつながると思います。(取材・文 前田陽子 写真 サカイク編集部)
 
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■子どもの決断を待たずに、"つい"手を差し伸べていませんか?

『サカイクキャンプ』の理念は、「ピッチ上とオフ・ザ・ピッチの活動が、子どもたちの自立、自律のきっかけになってほしい」ということ。オフ・ザ・ピッチの活動の中には、日常生活も含まれます。ですから、キャンプでは自分の荷物の管理や食事の態度など、サッカー以外のさまざまなことも指導します。
 
「人間性が伸びなければ、プレーヤーとして伸びないのは明らか。サカイクキャンプが、サッカーと日々の生活態度をバランスよく向上させるきっかけになればいい」
 
『サカイクキャンプ』の高峯弘樹ヘッドコーチは、そう言います。
 
日々の生活をたった2~3泊のキャンプで変えることはできません。でも、子どもたちにも親にも、それまでの生活習慣を見つめ直すきっかけは必要なのではないでしょうか。
 
わたしたち親は「自分のことは自分でできるようになってほしい」と思う反面、「忘れ物をしたら大変」とサッカーや学校の支度を手伝い、「待っていられない」とカバンから洗濯物を出し、「けがをしたら大変」とケンカの仲裁をしてしまいます。そんな日々を送っていれば、「やってもらえるから楽チン」と、子どもたちが自ら行動を起こさないのは必然。そして、親は子どもが楽をするだけだとわかっていながらも、つい手を出してしまいます。
 
わたしもかつて、"つい"手を差し伸べてしまう親でした。それが子どものためになると思っていたのですが、いま振り返ると子どものためでなく、自分のためだったことがわかります。自分の都合で子どもたちに急いで支度をさせたり、忘れ物を持っていくことがいいお母さん像だと思ってしまう。幸い、ライターという仕事をしていたので、いろいろな方々に教育論を聞く機会に恵まれ、"つい"は子どものためにならないことを悟りました。そして、手を差し出すことをやめた結果、息子は、自分の支度は責任をもって自分で済ませることができ、たとえ忘れ物をしても自分でどうにかする術を身につけてくれました。
 
 
次ページ:親子が離れて時間を過ごすことで、親も子も自立できる

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取材・文 前田陽子 写真 サカイク編集部

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