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考える力

子どもにとっての一番の応援!それはあなたが笑顔で見守ること

2015年7月14日

子どもたちに、サッカーを楽しみながらも、しっかりとした基本技術をレクチャーする『トム・バイヤーアカデミー』。子どもたちの成長を総合的に促すようなトレーニング・プログラムを考案し、日々、子どもたちと向き合っているのが、同アカデミーでサッカーを教える市原充喜さんだ。前回、6歳の子どもとの向き合い方についていろいろと教えてくれた市原さんに、子どものサッカーの見守り方や、グループで活躍できる子どもを育てる方法をお聞きしてきました。(取材・文/石井宏美)
 
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<<お父さん必見!! 6歳への接し方のコツは"本気で向き合うこと"
 
 

■U-6では仲間と協力することの大切さを伝える

自分の子どもが試合に出場したり、プレーしている姿を見ると、どうしても口を挟みたくなってしまう。それは子を持つ親であればしかたのない部分。誰もが、わが子にはより活躍して欲しいと願い、うまくなってほしいと思う。そういった気持ちを持つのは自然な流れだ。ただ、ここで大事なのは、実際にピッチに立っているのは親ではなく、子であるということだ。どうしても、親の方が熱くなってしまい、「○○しろ!」と声を掛けてしまいがちだが、それは子どもたちから考える機会を奪ってしまいかねない危険性もある。
 
「仲間意識を強く持たせるようにすることは、U-6から促すようにしています。例えば、ゴールの準備やボールの片付けなど、仲間で協力し合い、U-6にはわざと1人じゃ持てないものをお願いし、『1人で持てなかったらどうしたら良い?』とか、『あの子1人でがんばっているけど、大変そうだな』と、他の子に聞こえるように言い、子どもたちが自然と手伝いや協力して何かをすることが大切なのではと考えています。それは強制ではなく、自然と行動へ移せるように。U-8になると、1年生は半年間ほど色々な変化に対応するのに時間もかかるので、2年生とペアを組ませたり、2年生の行動に注目してもらえるように促します。すると、2年生は1年生の面倒を観るようになり、自立感へ繋がるきっかけにもなり、1年生も一緒になって協力し合う大切さなどが自然と身に付くようなきっかけになるんですよ」と市原さんは言います。
 
 

■仲間のマイナス面を補える力を育てよう

トムバイヤーアカデミーはチームではないため、学校や地域が異なる仲間もいる。
 
「基本技術と同様に、幼いころから仲間意識など、グループ行動を学ぶことがとても重要だと考えています。個人や個性を活かしてあげられるのも、グループがあるからで、個々のマイナス面をプラス面で補えたらグループとして強いものになると思っています。ただ、最近ではすべて親がやってしまうし、ピッチ内外もすべて親主導でしか動けない子も増えている。ゴールを決めるのが1番だと思い、強制的な掛け声が多い傾向にありますが、ゴールが生まれるのは、味方が守り、つなぎ、サポートしてくれるからこそ。だからこそ、親御さんは子どもたちが一生懸命、汗を流している様子を見て、お父さんお母さんを見た時にニコニコして見ているのが、(子どもへの)1番の応援なんじゃないかと思います」
 
当然のことながら、子どもの学年が上がれば、アプローチの仕方も変化してくる。成長とともに、それを変化させなければ、子どもたちの心にも響かない。
 
「よりサッカーのシチュエーションでグループを意識されるように例えています。試合で1人だけ守備をしていて、他の子どもが前で待っている状況もありますが、レベルが上がれば、球際で頑張っている選手にフォーカスをし、戦っていない子どもにはその状況を聞いたりして、仲間を助けるにはどうしたら良いのか考えさせるんです。複数の対人や、数位的有理、不利でのシチュエーショントレーニング、グループボールポゼッションなど、ボールをキープする為ではなく、仲間の為にどのようなサポートができるのかを確認しながら、最終的にどうしたらゴールができるのかまで繋げられるようにしています。シュートシーンでは仲間がサポートしているのに強引にシュート。シュート自体に問題があるのではなく、そこのサポートしてくれた仲間を確認する事ができたかどうかをよく聞く事があります。保護者の方も“自分で!”や“シュート、シュート!”だけではなく、例えば、“仲間のサポートは見られた?”とか、そのシーンを自分の子どもだけでなく、全体を見られるようにすると、観戦として楽しさも増え、また自分の子どもに足りないものが発見できるのではないかと思います。子ども自身も考え、親自身も考えることによって、サッカーに対する見方が変わってくると思います」
 
次ページ:オシムからの学びを子どもたちに伝えていく

 
市原充喜コーチが教えるトムバイヤーアカデミーの詳細はこちら>>
 

 
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取材・文/石井宏美

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