1. サカイク
  2. コラム
  3. 考える力
  4. 最優秀育成クラブに学ぶ!些細な会話の積み重ねで子どもは振り向く

考える力

最優秀育成クラブに学ぶ!些細な会話の積み重ねで子どもは振り向く

2015年4月23日

前回記事『子どもは急に考え出さない!一緒に楽しみ成功体験を褒める意味』で、子どもが自ら考えて行動するようになるための関わり方を教えてくれたのは、東京ヴェルディのスクールマスターを務める松本哲男コーチ。
 
今回は、「子どもの褒め方がわからない」と悩むお父さんお母さんのために、子どもの褒め方や褒めるための環境作りについて話をうかがってきました。(取材・文 杜乃伍真 写真 サカイク編集部)
 
HT021628.JPG
 
<<『子どもは急に考え出さない!一緒に楽しみ成功体験を褒める意味』
 
 

■試行錯誤と成功体験を経験できる環境作り

東京ヴェルディの松本哲男スクールコーチは、子どもたちの指導のなかでミニゲームをうまく利用するといいます。
 
「ぼく自身が選手だったころ、ただ単に体力を上げるためのダッシュを繰り返すようなトレーニングが嫌でした。試合が一番楽しいので、スクールではミニゲームをよくやります。一生懸命プレーすればくたくたになるまで疲れるし、夢中になると知らない間にすごく走っていて、気づけば足を攣っているなんてこともある。今日は疲れた、だからしっかり眠る、そしてまたスクールに来て一生懸命にボールを追う、いつの間にかうまくなっている、そういうサイクルを作りたいなあと、常々思っています」
 
――松本コーチはスクールでミニゲームをして、そこで一人ひとりに声掛けをするそうですね。ボールを持っていない子どもや、レベルがまったく違う子どもにも分け隔てなく万遍なく声をかけ続けていますね。
 
「みんなが動いて汗をかいてほしいと思っています。だから、ボールを持っている子どもはいいけど、ボールを持っていない子どもが、ただ突っ立っている状況を作りたくない。2対2や3対3というように人数を減らしてゲームをするなかで、一人がボールに触れる、関われる回数を増やしたいと思っています。大人のコーチが入った7対7くらいの人数になると、どうしてもボールに触れない子どもが出てきてしまうのですが、その子どもに『コーチが抜かれたらカバーして』とか『そこにいていいの?』などと問いかけるんです。そうすると子どもはわからなくても何となくポジションを変える。そこで子どもがボールに寄り過ぎてしまったら『それだとボールが来てもすぐに敵が寄ってきちゃうよね?』と、決して強い調子ではなく声を掛けます。それを繰り返していくうちに、ボールが集まるリーダー格の子どもと、ボールに触れない子どもがワンツーをしてゴールを奪う、というようなシーンが出てくる。そこで『いいポジションをとったね』『ワンツーができてゴールが奪えた。そういうのを増やそうね』と声をかけてあげるわけです。そうやってミニゲームのなかで子どもたちに試行錯誤させながら、成功体験をたくさんつくって褒めてあげるんです。
 
1  2
取材・文 杜乃伍真 写真 サカイク編集部

関連する連載記事

関連記事一覧へ

考える力コンテンツ一覧へ(248件)

コメント

  1. サカイク
  2. コラム
  3. 考える力
  4. 最優秀育成クラブに学ぶ!些細な会話の積み重ねで子どもは振り向く

Pickup

サッカースクール検索サイト ケリなび

週間記事ランキング

  1. レベルがバラバラの子どもたちの練習をどうすればいいか? [池上正コーチングゼミ]
    2017年3月22日
  2. 負けん気が強いあまり暴言や暴力に及ぶ息子の問題
    2017年3月22日
  3. あなたの言動で変わる!いまどきの子どもの「やる気」の引き出しかた
    2017年3月24日
  4. 子どもが壁を乗り越える力を発揮するために親はどうあればいいのか
    2017年3月21日
  5. 結成7年で強豪チームに。甲府U-12が取り組む「試合に生きるトレーニング」とは?
    2017年2月 1日
  6. 元Jリーガー監督が語る「どこでも通用するのは"ボールを奪える選手"と"ボールを失わない選手"」
    2017年3月16日
  7. 今年の卒団式どうする!?いろんなチームの実例を集めてみました!
    2012年2月14日
  8. 1対1に自信がつく! ディフェンスで大事な3つの姿勢
    2012年4月27日
  9. 失敗が怖いときは、やるべきことをシンプルにしてあげると緊張は小さくなる
    2017年3月27日
  10. 【PR】1対1が強くなる!と話題の「サッカー検定」をやってみた!(後編:検定の部)
    2017年3月21日

一覧へ