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こころ

ザッケローニ監督×岡田武史氏によるadidas Football clinic U-12

2011年9月 5日

キーワード:日本代表

■101名の被災地のサッカー少年少女が笑顔に。

ザッケローニ監督&岡田武史前監督が宮城で夢のサッカークリニックを実施!
 
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8月16日、宮城県サッカー場にて、サッカー日本代表オフィシャルサプライヤーであるアディダス ジャパン株式会社による「adidas all dream special Football clinic U-12」が開催されました。
 
アディダス ジャパンは2011年3月から展開しているグローバルブランドキャンペーン『adidas is all in すべてをかけろ。』のもと、“all dreamすべては、夢見ることからはじまる”というコンセプトを立て、様々なフットボールプログラムを通して子どもたちに、夢を実現するためにすべてをかけることの大切さを伝えています。そして、2011年5月より全国11ヶ所で実施している「adidas Football Clinic U-12」の特別版として、今回のサッカークリニックが行われました。
 
午前中は、「adidas all dream スペシャルクロストーク」で、素晴らしい対談を繰り広げた、サッカー日本代表現監督アルベルトザッケローニ氏と、サッカー日本代表前監督、岡田武史氏が講師として、被災地のサッカースポーツ少年団から集まった101名のサッカー少年少女を指導しました。現役・前任の日本代表監督から直接指導を受けられるという、子どもたちにとって、夢のサッカークリニックとなりました。
 

■宮城県沿岸部の子どもたちが夢の時間を過ごす。

今回クリニックを受けたのは宮城県沿岸部のサッカースポーツ少年団に所属している子ども達です。北は気仙沼市から南は山元町まで、大きな地震・津波被害に遭いながらも、元気にサッカーを続けている少年少女101名がクリニックに参加しました。
 
ザッケローニ監督と岡田前監督が入場すると、子ども達からは大きな歓声が沸き上がりました。開会式では今回ザッケローニ監督と岡田前監督が優秀選手(MVP)をそれぞれ1名ずつ選出し、MVP2名は来年1月に行われる予定の「adidas all dreamキャンプ」に参加でき、そのキャンプでの優秀選手3名がヨーロッパに行くことができることが発表されると、子ども達は大興奮。夢のMVPを目指し、早くもピッチは熱気で包まれました。
 

■パス練習と対人練習で基礎技術を磨いたザッケローニ監督

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クリニック前半は、ピッチを2面に分け、左側ではザッケローニ監督、右側では岡田前監督が子ども達を指導しました。子ども達は二手に分かれ、30分ずつ両名の指導を受けました。
 
ザッケローニ監督は主にパス練習と対人練習の2つを行いました。パス練習では四角いスペースの四隅に子ども達が配置され、ボールを持った子は隣の子にパスを出したら走ってその子がいた角へ移動する「パス・アンド・ゴー」を実践する練習を行いました。ザッケローニ監督は「味方の足下にパスを出すように」「トラップを正確に」と子ども達に指示を送りました。
 
対人練習では守備側の子が攻撃側の子にパスを出し、攻撃側の子はゴールを目指し、守備側の子はゴールをさせないように攻撃側の選手について行ってディフェンスします。1対1に慣れてきたらさらに2対2へと発展させていきました。
 
ザッケローニ監督は基本技術の大切さと、対人プレーを丁寧に指導し、子ども達は真剣に練習に取り組んでいました。
 

■仲間と協力する大切さを説く岡田前監督

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一方、岡田前監督は遊びの要素を多く採り入れた練習となりました。
 
冒頭子ども達は動きながらリフティングをして、途中で「○人!」とかけ声をかけ、近くに集まっている子どもたち同士で座ります。知らない子にも、自分から積極的に声をかけなければ座ることができません。
 
続いてドリブルリレー。最初は普通に行い、その後右足だけ、左足だけ、と難しくしていきます。特に左足だけでのドリブルはまっすぐ進むことすら大変です。その後は2人で手を繋ぎながら2人がそれぞれボールをドリブル、さらに3人に増やしてのドリブルリレーを行いました。2人もしくは3人が協力しなければうまく進めません。
 
これらの練習で求められるのは、仲間と協力すること。「サッカーは一人ではできない、力を合わせてやるもの」ということを岡田前監督は子どもたちに伝えていました。
 

■ゲームは熱戦の連続、ザッケローニ監督率いるチームが優勝!

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 クリニック後半は子ども達を16チームに分けてのトーナメント形式のミニゲームが行われました。各チーム6名または7名で、なるべくいつも一緒にプレーをしていない子同士でチームを組んで優勝を目指します。同点の場合はPK戦を行います。
 
 試合は熱戦の連続。どのチームも優勝を目指して奮闘し、ついに決勝戦に進出した2チームが決定。決勝戦はザッケローニ監督と岡田前監督がそれぞれチームの監督として指揮を執ることになりました。試合は緊迫した展開でしたが、ザッケローニ監督の率いたチームが1点を守りきって、見事、優勝を果たしました。岡田前監督は「ザックには次の北朝鮮戦に勝ってもらわないといけないから、気持ち良くしておかないと」とジョークで敗戦の弁を語っていました。
 

■たくさんのプレゼントに大喜びの子ども達

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閉会式では優勝チームの表彰が行われ、優勝チームの子どもたちにはザッケローニ監督・岡田前監督のサイン入り日本代表ユニフォームレプリカがプレゼントされ、皆大喜びでした。そしてザッケローニ監督、岡田前監督から「adidas all dreamキャンプ」に参加できるMVP2名が発表されました。
 
参加した全ての子どもたちには、Tシャツとサッカーボールと下敷きが、プレゼントされました。さらに閉会式が終わると、ザッケローニ監督と岡田前監督が参加した子ども達全員と握手して手渡したのは、ザッケローニ監督・岡田前監督両名のサイン色紙。夢の時間の終わりには、夢のようなプレゼントが待っていました。
 
こうして約3時間にわたる夢のような時間は幕を閉じました。
 

■夢の時間を振り返って。

クリニックを終えてザッケローニ監督は「選手達は非常にポジティブに楽しむ精神を持って今日サッカーに取り組んでくれて非常に良かったです。子ども達には大きな夢を持ちながらサッカーに取り組んで欲しいですし、一つ一つ目の前のハードルに立ち向かいながら成長してほしいと思います。これだけにとどまらず、さらにこういったイベントに時間の許す限り参加したいと思います。今日参加した選手の皆さんにありがとう、という気持ちを伝えたいです。素晴らしい一日になりました」とコメントしました。
 
岡田前監督は被災地でのサッカースクールを既に何度も行っており、今回のクリニックについても「こういう活動をやることで、子どもが元気になっていくと、大人も元気になってきます。高い山に登る時、頂上を見ると登れないですけど、一歩一歩、足下を見て行くと登れるように、サッカーには、頂上に登れるルートを決める力はないですけど、今日の一歩を、踏み出させる力はあると思います。一生懸命やっている子どもたちの姿は、胸を打たれるものがありました」と被災地の子ども達の頑張りを讃えていました。
 
その他、子どもたちからは「いろんなことを教わって勉強になりました」「最後サインをもらったのが嬉しかったです」「試合が始まる時にザッケローニ監督に頭をなでてもらったことが、とても嬉しかったです」、という言葉が聞かれ夢の時間を心ゆくまで楽しんだようでした。
 
今回の震災で、大きな被害を受けた宮城県沿岸地域に住む子どもたちが中心で行われたクリニックでしたが、サッカーをしている間は、みんな笑顔。懸命にボールを追いかけていました。子どもたちに、将来の夢を聞いたところ「サッカー選手になって世界で活躍して日本代表になりたい」という答えがいくつもありました。困難に打ち勝って、大きな夢を持ちながらサッカーを続けて、将来、Jリーガー、海外のリーグで活躍する選手、そして日本代表選手が出てくること。さらに、日本代表のワールドカップ優勝、世界一に大きく貢献する選手が、この日参加した子どもたちから出てくることを心より願っています。
 
 
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取材・文/小林健志

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