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こころ

【第7回】子どものやる気を引き出すために --「"オープンクエスチョン"と"クローズドクエスチョン"」

2010年12月23日

キーワード:コーチング子どものやる気自立

■"オープンクエスチョン"と"クローズドクエスチョン"

子どもたちの潜在的な意欲、能力を最大限に生かし、自立する力を養う「教育コーチング」という考え方。この普及に取り組んでいるのが、日本青少年育成協会です。第七回目のこのコーナーでは、PM級認定トレーナーの本田恵三さんに「質問の仕方 Part2」についてお話を聞いていきます。

今回は質問のテクニックの2つめ、"オープンクエスチョン"と"クローズドクエスチョン"という、2種類の質問について、話をしたいと思います。

オープンクエスチョンとは、文字通り開いた質問。クローズドクエスチョンは、閉じた質問のことを言います。たとえば、どこか落ち着きがなく、サッカーのプレーに集中できていないように見える子がいたとします。

そこでよく見聞きするのが"あなたはサッカーがやりたいの? やりたくないの?"という質問です。これは答えが"やりたい"か"やりたくない"のYes or Noに限定されていることから、閉じた質問、クローズドクエスチョンと呼びます。

"やりたいの? やりたくないの?"と聞くと、大半の子どもは"やりたいと言わないと怒られるだろうな"という考えが働き、"やりたい"と答えます。このように、クローズドクエスチョンはコントロールが生じやすいと言えます。

では、オープンクエスチョンとはどのようなものでしょうか? それは答えが無数にある質問です。たとえば、"いま、サッカーをしたい気持ちは何%ぐらい?""やる気満々の時を10としたら今いくつ?""あなたにとってサッカーってなに"

私はよく、試合のあとにオープンクエスチョンを投げかけます。選手を集めて眼を閉じてもらい、"今日の試合でどのくらい力を出せた?"と質問をします。そうすることで、選手それぞれが自分の心の深いところまで本当の答えを探しにいこうとします。

クローズドクエスチョンでは、表面的な答えがかえってくることが多いでしょう。このように、質問の仕方ひとつで子どもの反応も変われば、やる気も変わります。ぜひ、オープンクエスチョンを使ってみてください。

ko-tinn.jpg本田恵三//
社団法人日本青少年育成協会本部所属。少年サッカー指導歴15年のベテランコーチ。子どもたちのやる気を引き出す理論と手法に定評がある。

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