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インタビュー

真剣にプロを意識し始めた高校時代。U-22日本代表、山村和也・比嘉祐介(流通経済大学)

2011年9月20日

キーワード:五輪日本代表

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現在、流通経済大学4年生で、ともにU-22日本代表の中心選手として、ロンドン五輪アジア最終予選を戦う山村和也選手と比嘉祐介選手。二人とも来季からはプロのサッカー選手として羽ばたいていきます。多くの選手が高校卒業と同時に、プロへと進む中で大学進学という道を選んだ理由。そして、そこまでの道のり、その先にある目標などを語ってもらいました。
 

■夢から目標に変わった高校時代

――二人がプロ選手を目指したのはいつ頃からですか?
 
比嘉 中学生の頃から考えてはいましたが、昔は漠然としたものでした。付属高校に入ったときは、最初の頃、チームメイトのレベルが本当に高くて驚きましたが、ここで頑張ったら(プロに)いけるんじゃないかと思ってずっと頑張っていましたね。
 
――地元の沖縄県を離れてのプレーは、比嘉選手にとって1つ大きな転機になっていたんですね。
 
比嘉 そうですね。僕、中卒で働こうとしていましたからね(笑)。だから、そこで人生がかわった……かえたかもしれません。
 
――もしサッカー選手ではなかったら?
 
比嘉 他に夢はなかったですね。サッカー選手だけでした。
山村 僕は小学校の時からプロになりたいなと考えていましたが、真剣にプロに入りたいなと思ったのは、やはり高校からだったと思います。ちなみに、高校のときは調理師や大工など、何かを作ることが好きだったので、そういう道に行こうかなと考えた時期もあったんですよ。
 
――お二人とも強豪校出身ということで、高校時代はかなりハードなトレーニングだったと思います。
 
比嘉 国見はトレーニングがハードだというイメージがあったので、大学1年の頃はよく「どんなメニューだったの?」という話を聞いていましたね。とりあえずよく走っていたみたいですけど、「どれだけ走ってるんだよ」と驚いたのを覚えてます(笑)。
 
――1日にフルマラソン程度の距離を走るという噂も?
 
山村 いや、それは言い過ぎですよ(笑)。でも、走るときは本当に走りましたね。雨の日に5km走って練習場に行って、そこでまた1kmを8本程度走って、それでまた走って帰ってきてということはありましたね。2試合プレーした後に10km走ったことも。でも、さすがに素走りで42.195kmはありませんでしたよ(笑)。
比嘉 うちもきつかったですけど、ヤマのところは本当にきつかったはずですよ。
山村 でも、走りの面に関しては自分たちの方がきつかったんですけど、比嘉たちは電信柱に挨拶とかしたんじゃないの?
比嘉 するよ! 挨拶練習。
山村 そういう挨拶とかの部分では、比嘉たちのほうがよりすごかったというか、徹底されていたのかなと思います。
比嘉 本当にしょっちゅうやりましたね。本田先生それが好きだったので。練習前とか終わった後に「挨拶に行って来い」って。それで電信柱に挨拶する。でも、そのおかげで、挨拶や礼儀という面に関してはかなり鍛えられたと思います。
 

■親元を離れて過ごした高校生活

――高校時代はともに親元を離れて生活されていたということも共通していますが。
 
比嘉 上下関係もありましたし、洗濯なども自分でしなければならなかったので大変でしたが、毎日が楽しかったですね。
山村 僕は中学時代も下宿で離れていたんですが、朝起きるときなんかは「自宅だともう少し寝られるのにな」なんて思ったりしてました(笑)。
比嘉 確かに最初はストレスに感じたかも。中学校までは自宅でいて自由でしたからね。高校になったら「もっと遊べるかな」と思っていたから、最初はなんでこんなに厳しいんだろう、と。でも、実際、練習で疲れてしまって、遊ぶ気力もなかったけれど(笑)。
 
――周りは高校生活を楽しんでいる友達がいるわけじゃないですか。その姿が羨ましいと感じた時期もあるのではないですか?
 
比嘉 めっちゃあるよな? 超楽しそうだと思ったよな?
山村 生まれ変わったら、サッカーがない生活も体験してみたいなと考えたりしたこことはありましたね
比嘉 一人暮らししたりしてね。
山村 ずっと寮生活だからね。
 
 
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山村和也//
やまむら・かずや
DF、MF。1989年12月2日生。長崎県長崎市出身。186cm/76kg。国見中学校 - 国見高等学校 - 流通経済大学。ポジションはセンターバックおよび守備的ミッドフィールダー。ロンドン五輪を目指すU-22日本代表の主将を務める。流経大の中野監督も「10年に1人の逸材」と評価するほどの逸材で、昨年の広州アジア大会では主将として、優勝に貢献した。J1鹿島への加入が内定。
 
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比嘉 祐介//
ひが・ゆうすけ
DF。1989年5月15日生。沖縄県出身。168cm/68kg。流通経済大学付属柏高等学校 - 流通経済大学。ポジションは左サイドバックで、ロンドン五輪を目指すU-22日本代表。流通経済大学付属柏高等学校3年時に、高円宮杯全日本ユース選手権、全国高校選手権の2冠を達成。2010年アジア大会では、日本代表メンバーとして、金メダルを獲得した。2012年より横浜F・マリノスへ入団する。
 
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取材・文/石井宏美 写真/新井賢一

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