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健康と食育

梅雨シーズンの大敵、食中毒は「つけない」「増やさない」「やっつける」

2013年6月 7日

キーワード:予防食事

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雨のシーズンに突入し、食中毒が気になる季節になりました。食中毒は、その原因となる細菌やウィルスが食べ物に付着し、体内に侵入することによって発生します。食中毒を防ぐには、細菌などを食べ物に「つけない」、食べ物についた細菌を「増やさない」、「やっつける」の3つが原則。そこで、食品購入時から調理、食事の際までの注意点をまとめてみました。家族の健康のため、確認してみましょう。
 
 
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■食品購入時のポイントは新鮮なものを、分けて包んで、すぐに持ち帰る

肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮なものを選び、表示のある食品は、消費期限などを確認します。また、購入した食品は肉汁や魚などの水分が漏れないように、ビニール袋にそれぞれ分けて包み持ち帰るようにしましょう。食品を直接レジ袋に入れるようなことはしないでください。生鮮食品など、冷蔵や冷凍など温度管理が必要な食品の購入は買い物の最後に。レジを済ませたら寄り道などせず、すぐ持ち帰ることが肝心です。
 
また、家庭に持ち帰ったら低温保存することが大切です。細菌の多くは高温多湿で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖スピードが遅くなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。食べ物に付着した細菌を増やさないために、冷蔵庫・冷凍庫へ入れておきましょう。
 
冷蔵庫.jpg
 
【下準備の際に、気をつけること】
 
・食中毒の原因菌が食べ物につかないように、丁寧に手を洗う。
 
・まな板や包丁は肉用、魚用、野菜用と別々に揃え、使い分ける。同じまな板を使用する場合は、野菜→肉や魚の順でカットする。
 
・生の肉や魚を切った後のまな板や包丁は、洗って熱湯をかけてから次の食品を扱う。あるいは牛乳パックを広げてよく洗って乾かしたものをまな板の上に置いて食材カットに活用するのも一案。
 
・冷凍食品など、凍っている食品を調理台に放置して解凍するのはNG。室温で解凍せず、冷蔵庫の中や電子レンジで行うか、機密性の高い容器に入れて流水で解凍する。
 
・冷凍食品は、調理に使用する分だけを解凍し、解凍が終わったらすぐに調理する。一度解凍したものを再冷凍すると食中毒菌が増殖する可能性がある。
 
・包丁、まな板、食器、ふきん、たわし、スポンジなどは、使用後すぐに洗剤と流水でよく洗う。包丁やまな板などは洗った後に熱湯をかけると効果的。汚れがひどいふきんなどは、漂白剤に一晩漬け込むとよい。
 
手洗い.jpg
 

■調理のポイントは十分な加熱と清潔なキッチン回り

ほとんどの細菌やウィルスは加熱によって死滅します。肉や魚、野菜などは加熱して食べれば安全ですが、特に肉料理は中心までよく加熱することが必要です。中心温度75℃で1分以上を目安に加熱しましょう。調理の前にゴミは捨ててあるか、タオルやふきんは清潔なものになっているか、せっけんは用意してあるか、調理台の上は片付けて広く使えるようになっているかを、チェックしましょう。
 
【細菌やウィルスの対処法は?】
 
・加熱調理する食品は十分火を通す。
 
・調理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり増えたりするので、途中でやめるときには冷蔵庫に入れること。再び調理するときには、十分に加熱する。
 
・電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを用いてしっかりと加熱すること。熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜることも必要。
 
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■食事のポイントは清潔に

家族全員、食卓に着く前に必ず手を洗いましょう。清潔な手で、清潔や器具を使い、清潔な食器に盛り付けるようにし、適温料理(温かく食べるものは65℃以上、冷やして食べるものは10℃以下)の提供を心がけましょう。また、調理前後の食品を室温に長く放置しないでください(O157は室温で15~20分で2倍に増殖します)。
 
【残った食品はどうやって保存する?】
 
・残った食品は清潔な器具で、清潔な容器に入れ替えて保存する。
 
・残った食品を温め直す際も、十分に加熱する。目安は75℃以上。
 
・時間がたち過ぎてしまったら、思い切って捨てる。
 
・ちょっとでも怪しいと思ったら、もったいないと思わずに、食べずに捨てる。
 
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食中毒を予防するには、食中毒菌を「つけない、増やさない、殺す」が原則です。
書き出すとやらなければいけないことがたくさんあるように思いますが、すでに実行されていることも多いのではないでしょうか?食中毒にかかると体力を消耗し、サッカーでいいパフォーマンスを見せることが出来ません。日ごろから食中毒にかからないように、家族みんなで食卓を清潔に保つように心がけましょう。
 
それでも万が一、おなかが痛くなったり、下痢をしたら…。掛かりつけのお医者さんに相談し、早期治療を。梅雨のジメジメした季節ですが、楽しく有意義に過ごしたいですね。
 
 
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【監修】 こばた てるみ
公認スポーツ栄養士。
株式会社しょくスポーツ代表取締役。
日本初の公認スポーツ栄養士16名のうち1人。
Jリーグ「清水エスパルス」、Fリーグ「府中アスレティック」をはじめ、競泳オリンピックメダリストやプロ野球、箱根駅伝選手など数多くのサポートを手がける。家では子育てに奮闘するサカイク世代のお母さん。愛称はルミさん。
 
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取材・文/kilohana 前田陽子 写真/新井賢一 イラスト/伊東ぢゅん子

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