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考え・自分で行動する力を伸ばす ~サンガつながり隊・福中コーチの「エガオノミカタ」~

2018年9月 3日

正解は本当にひとつだけ? 子どものいろんな意見を引き出すことが「生きる力」を育む

キーワード:つながり隊京都サンガ小学生指導発想力福中善久考える力育成

京都サンガでは「サンガに関係する全ての人々の心を明るくすると同時に、サッカーを通じて地域を振興し、連帯を深めること」を理念としています。この理念をもとに「子ども」に焦点を当て、「子どもまんなかプロジェクト」と題し、2012年から「サンガつながり隊」という活動を行っています。

今回は、子どもたちの発想を大事にしながら生きる力を育むために取り組んでいること、保護者のみなさんにも心得ておいてほしいことをご紹介します。

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子どもの自由な発想力を大事に。子ども自身、失敗から学んでいく。

「友達へのプレゼントは何にするか」に正解はある?

「1+1=2」。算数のテストではこれが正解です。しかし、「ふたつのコップに入っていた水をひとつのコップにまとめると水はひとつになるから1+1=1」、「1日は1440分だからそれに1分を足したら1(日)+1(分)=1441分」と、考える幅を広げることによって、さまざまな答えを導き出すことができます。

人はたった1日の間にいくつもの判断を繰り返し、行動しなければなりません。そして、私たちが直面することのほとんどは算数の足し算のように答えがひとつと決まっているものではないのです。「出かける時にどちらの足から靴を履くのか」とか、「友達のプレゼントは何にするのか」といったことに正解はありません。

極端な例え話になりますが、定員100名の緊急避難所に101人目の人が助けを求めてきているのに、「定員100人だからこれ以上は無理」とは言えませんよね? 私が保護者や学校の先生、スポーツの指導者のみなさんにお願いしたいのは、子どもが自分の考えによって答えを導き出すよう促し、その答えをまずは受け止めてあげることです。

■2日目の着替えを手前にいれてもOK、子どもが失敗から学ぶ姿を見守ろう

保護者の方なら、キャンプの荷造り時に「2日目の着替えは奥の方に詰めときなさい」と最初から教えるのではなく、ちょっとした不便や失敗を通して自分で改善を重ねるプロセスを見守ってあげてください。

先生やコーチなら、「間違ってるよ」、「それはダメ」と頭ごなしに否定して終わるのではなく、「他にもっといいやり方はないかな?」といろんな答えを導き出すよう促してあげてください。

学校の教室で手を挙げて発言する数は、高学年になるに従って少なくなっていくと聞きます。それは、過去の経験の積み重ねから「間違ったら恥ずかしい」とか「自分の意見が否定されるのがイヤ」だと思うようになるからではないでしょうか。

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