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「バルサに入る!」息子の夢に寄り添うサポート―久保建史

【第3回】『バルサに入る!』夢をかなえるために、集めた情報や勉強した事とは?―久保建史

2012年7月 4日

キーワード:コミュニケーションバルセロナ指導者

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弱冠9歳にして、スペインのFCバルセロナ(通称バルサ)の下部組織「カンテラ」と契約を交わした久保建英くん。原則13歳からしか受け入れない組織が、特に彼を評価したのが技術と精神力だそうです。彼の父である久保建史さんは、サッカーのレベルアップのためにどのような情報収集や勉強をしてきたのか?第3回も大変興味深い内容をお届けします。
 
 
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―サッカーのレベルアップのために、指導について情報を集めたり、様々な形で勉強をされたそうですね。

本の巻末には「サッカークリニック」誌に載っていた、わたしが読んだ記事の中で大切だと感じた指導者の言葉を紹介させていただきました。雑誌だけでなく映像など、様々な情報を参考にしながら、18歳でプロになるために『いまの時期は何を身につけなければいけないか』を考え、バルサに入るために、バルサが求める選手になるための練習を一緒にしました。サッカーはこれからも進化を続けると思います。息子がプロになる頃には、現在のサッカーは過去のものになる可能性が高いですよね。プロを目指すのであれば、いままでの自分のサッカーの知識や経験だけでなく、最新のサッカーを学ぶことが大切なのではないかと思っています。
 
 

―「おれ、バルサに入る!」には、建英くんが所属していたクラブ、通っていたスクールのことについても書かれています。クラブやスクールを探す際のポイントは、どのあたりだと考えていましたか?

スクール選択の基準は様々だと思います。家からの距離、金銭面、保護者が待機できる施設がある等…。そのなかで、もっとも大切だと考えていたのが、『良い指導が受けられるかどうか』です。その判断をするために、いくつか大切だと考えていたことがありました。
 
 

―それはどのようなことでしょうか?

まずは親が子どもに、『何を学ばせたいか』をスクール選びの前に明確にしておくことです。そして、子どもの成長に応じて、学ばせたい内容を指導してくれるかどうかも大事だと思います。ほかには、うまい子が参加していて、ともに切磋琢磨できる環境にあるか。スクールの情報は、スクールに通っている子の保護者の情報を参考にさせていただくとともに、必ず練習の体験をしました。また、コーチは子ども一人ひとりを見て、真剣に考えてくれそうか、子どもや親と会話してくれるかといったことも大切だと考えていました。
 
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ベルギーRAEC MONS戦 ゴール後の喜びのポーズ
 
 

―コーチとのコミュニケーションは非常に重要ですね。

子どもが悩んでいるときに、親が指導者に相談したいという気持ちは、誰しもが持つものだと思います。そこで、疑問に思ったことに対して話ができるか、意見を聞いてくれる環境かどうかは大切ですよね。もちろん、息子の意見を最大限に尊重します。楽しそうか、うまそうな子はいそうか、うまくなれると思うかなどを聞いてみます。そこで、息子が「行きたくない」と答えたところには、無理に行かせることはしませんでした。楽しくないところ、合わないなと感じたところに行っても、良い結果にはならない気がしたからです。結果的に、いくつかのスクールに通うことに決めたのですが、横浜のとあるスクールには保護者同士で情報交換する雰囲気があり、どの保護者もコーチと頻繁に会話していました。その会話の中で、息子の課題だと思えることを伝えたところ、コーチはその課題をクリアできるように、ミニゲームでその状況を設定してくれたこともありました。
 
 

―それはとても良い雰囲気であり、指導の姿勢ですね。

選手がたくさんいる中で一人ひとりに向き合い、その選手のことを考え、レベルアップするように工夫をするのは、簡単なことではないと思います。このスクールに参加したおかげで課題が改善され、レベルアップすることができるようになりました。
 
 
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【久保建英君のプレー動画】
 
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取材・文/鈴木智之 写真/小川博久(FCバルセロナキャンプJAPAN2011より) 写真提供/久保建史 取材協力/株式会社Amazing Sports Lab Japan

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