Jリーグの映像からスター選手のドリブルの凄さを見て学ぶ

2020年1月10日

Jリーガーのドリブルを見て学ぼう!イニエスタや古橋亨梧といった一流選手のドリブルを徹底解説!

2019年12月に発売すると、多くの反響があった「Jリーグの厳選プレーから学ぶ 日本人が世界で活躍するためのドリブル実戦テクニック」。これは『ドリブルデザイナー』として活動する岡部将和さんが監修を務めたDVDで、Jリーグのスター選手のドリブル場面が100個収録され、そのすべてに解説がついています。

なかでも注目なのが、Jリーグでプレーする、外国籍スター選手のプレーです。2020年元旦に開催された天皇杯で優勝を飾ったヴィッセル神戸には、アンドレス・イニエスタ選手、ダビド・ビジャ選手、ルーカス・ポドルスキ選手というビッグネームがいます。さらには日本代表にも選出されたスピードスター・古橋亨梧選手も、Jリーグを代表するドリブラーです。

そこで今回は、ヴィッセル神戸に所属するイニエスタ選手、ビジャ選手、ポドルスキ選手、古橋選手の4選手のスーパープレーを2019年のJリーグの映像の中からご紹介します。鮮やかなドリブルの数々を、岡部さんの解説とともにお楽しみください!(文・鈴木智之)

岡部氏がJリーガーのドリブルを徹底解説>>
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アンドレス・イニエスタ選手

(1)ホームのサガン鳥栖戦

<状況>
イニエスタ選手が2人に囲まれながらボールをキープし、股抜きで相手をかわした場面。鳥栖の選手に2人がかりで寄せられるが、両腕を使ってブロックし、足の裏で相手の股を抜いた。2人を抜き去ったところで、3人目の選手にファウルで止められた。


(※DVD「 Jリーグの厳選プレーから学ぶ 日本人が世界で活躍するためのドリブル実戦テクニック」より)

<岡部解説>
イニエスタ選手はもう、神です。身体の強い金崎夢生選手に寄せられているのですが、ガチっと股を抜いています。その後、ファウルをされる時に、斜め後ろを向いてファウルされているんですね。左肩の後ろをディフェンスに向けながら、それでもなお相手をドリブル抜こうとする。その上手さに脱帽です。

(2)アウェイのベガルタ仙台戦

<状況>
サイドの位置で縦パスをカットすると、相手の体の横を浮き球で通して抜き去り、3人の選手がボールを奪いに近づいてくるが、ゴールラインを背にしてダブルタッチでかわした。


(※DVD「 Jリーグの厳選プレーから学ぶ 日本人が世界で活躍するためのドリブル実戦テクニック」より)

<岡部解説>
角度を作って、3人を騙す体の向き。これがイニエスタ選手の一番得意な動きだと思います。体で嘘をつき、相手を騙しています。

(3)ホームのガンバ大阪戦

<状況>
ピッチ中央部で相手ゴールに背を向けた状態でボールを受けると、背後からプレッシャーをかける相手選手をかわしてドリブルを開始。正面のコースに入った2人目の選手をダブルタッチでかわそうとするが、足を蹴られてファウルで止められた。


(※DVD「 Jリーグの厳選プレーから学ぶ 日本人が世界で活躍するためのドリブル実戦テクニック」より)

<岡部解説>
どっちの方向に攻めているのか、わからなくなるようなプレーですよね。イニエスタ選手は二人目をかわす時に一度スピードを緩めて、パスの選択肢も作り、ディフェンスとの角度を調整しているんですね。角度を調整したことで、縦のスペースが空きました。最後はダブルタッチで抜きたかったと思うんですけど、ファウルで止められてしまいました。

ダビド・ビジャ選手

(1)アウェイの横浜F・マリノス戦

<状況>
ボールを奪いに来る相手選手を股抜きして、シュートまで持ち込んだ場面。


(※DVD「 Jリーグの厳選プレーから学ぶ 日本人が世界で活躍するためのドリブル実戦テクニック」より)

<岡部解説>
ビジャ選手もレジェンドです。この場面では、一度もスピードを落とさずにゴールまでドリブルをしているのがすごくて、相手の背中を取った時に、次のタッチで股間を抜いているのですが、『外側を通るよ』と見せることで、相手に右足を出させて股を抜いています。

(2)ホームの湘南ベルマーレ戦

<状況>
左サイドのゴールに近い位置でボールを持つと、相手選手と1対1の場面でドリブルを開始。相手との間合いを計りながら、ボールをまたいで進んで行き、シュートコースのない角度からボールを右に持ち出してコースを作ると、右足を振り抜いて強烈なシュートを突き刺した。


(※DVD「 Jリーグの厳選プレーから学ぶ 日本人が世界で活躍するためのドリブル実戦テクニック」より)

<岡部解説>
シュートコースがないところなのですが、シュートを打つ瞬間だけ、シュートコースができています。なぜなら、相手選手が真っ直ぐ縦に入った瞬間まで待って、入った瞬間に横に出てシュートを打っているからです。

ルーカス・ポドルスキ選手

(1)アウェイのガンバ大阪戦

<状況>
サイドの位置で相手を背負いながらボールを受けると、二人に囲まれながらも左足でボールをコントロールし、相手の右側とタッチラインの間をすり抜けて、一気に二人を置き去りにした。


(※DVD「 Jリーグの厳選プレーから学ぶ 日本人が世界で活躍するためのドリブル実戦テクニック」より)

<岡部解説>
これは唯一無二ですね。体で押し込んで、強引に前を向いてしまう。このプレーは世界レベルです。

古橋亨梧選手

(1)アウェイのサガン鳥栖戦

<状況>
センターサークル付近でボールを受けると、背後から寄せてくる相手を察知して自分の背中側にボールを蹴り上げて反転し、一気に置き去りにする。ペナルティエリアに入り、寄せてきた選手をまたぎフェイントでかわし、最後はキックフェイントで完全に置き去りにしてシュートを打った。


(※DVD「 Jリーグの厳選プレーから学ぶ 日本人が世界で活躍するためのドリブル実戦テクニック」より)

<岡部解説>
最初のトラップからスペースへ送るプレーが素晴らしいです。そしてスピードに乗ってドリブルした後の、シザースからのキックフェイントも深いんですよね。シザースをして相手をずらしているのに、さらにキックフェイントを仕掛けています。


天皇杯で優勝を果たした、ヴィッセル神戸のスター選手のドリブルはいかがだったでしょうか? テクニックだけでなく、相手の逆をとるアイデアやフィジカルの強さ、スピードなど、それぞれの選手の特徴がよく現れていたのではないでしょうか。ぜひこのプレーを繰り返し見て、プレーの参考にしてみてください!

次回の記事では久保建英選手、三好康児選手、中村敬斗選手など、東京五輪世代のヤングスターのドリブルを紹介します。

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岡部将和(おかべ・まさかず)
神奈川県横浜市生まれ。大学卒業後、フットサル選手として活躍。引退後は、誰でも抜けるドリブル理論を持つドリブル専門指導者『ドリブルデザイナー』として活動し、Youtubeを始め SNS上で配信するドリブル動画閲覧数は約1億PVを超える。少年サッカーから現役日本代表選手まで幅広いレベルの選手を対象に、独自のドリブル理論に基づいた指導を行っている。

著書:ドリブルデザイン 日本サッカーを変える「99%抜けるドリブル理論」 (TOYOKAN BOOKS)

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