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JFAグラスルーツ推進部部長が行く!あなたの街のサッカーチーム訪問

2017年9月20日

グラウンド確保に苦しむサッカー協会が模索する みんなが楽しめる工夫とは

キーワード:JFAずっとEnjoyだれでもJoinみんなPlayグラスルーツ千代田区サッカー協会

日本サッカー協会(JFA)グラスルーツ推進部の松田薫二部長があなたの街のサッカーチームを訪ね歩くこの連載。今回、訪れたのは千代田区サッカー協会です。
 
クラブではなく協会単位でJFAグラスルーツ推進・賛同パートナーを務めるのは、希少なケースです。千代田区サッカー協会はグラスルーツ宣言の「ずっとEnjoy」「みんなPlay!」「だれでもJoin♪」に賛同しています。(取材・文:鈴木智之)
 
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<千代田区サッカー協会は以下の賛同パートナーです>
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■老若男女が楽しむ環境づくりを

様々な年齢の人達が、生涯に渡ってサッカーを楽しむ。そのコンセプトを体現する千代田区サッカー協会は、U-8アキバキッズリーグ、社会人のフットサルリーグ、男女MIXフットサル、中学生向けのサッカークリニック、キッズから社会人までの区民大会。さらにはブラインドサッカーの体験会など、様々なイベントを通じて、老若男女がサッカーを楽しむ環境づくりに取り組んでいます。
 
多くのイベントが開催され、賑わいを見せている千代田区ですが、サッカー協会が設立したのは2014年と数年前のことになります。その経緯を千代田区サッカー協会・ジュニア部長を務める中村圭伸さん(FC千代田代表)は、次のように語ります。
 
「もともと、千代田区にはサッカークラブが暁星小学校さんしかありませんでした。中学校の各学校にはサッカー部がありましたが、千代田区は都心にあるので、サッカーができるグラウンド(校庭)を持っているところはほとんどありません。今日、取材に来て頂いた麹町小学校のようなコートばかりです」
 

■グラウンドが無くても工夫して活動

麹町小学校のグラウンドはテニスコートのような素材でできており、土や芝生の学校とは環境的に大きな違いがあります。
 
松田部長はグラウンドを見て「ここで子供達が練習しているんですか」と驚いた様子。中村さんは「千代田区は都心なので、グラウンドが本当にないんですよね…」と言います。それでも近隣の団体と協力しながら、積極的にグラスルーツの大会を開催。子供から大人まで、サッカーができる環境を作ろうとしています。
 
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松田部長が「JFAの賛同パートナーに千代田区サッカー協会として名乗りを上げてくれましたが、協会として賛同していただいているところはあまりありません。どのような意図で賛同してくれたのでしょうか?」と尋ねると、中村さんは千代田区サッカー協会の取り組みを教えてくれました。
 
「千代田区ではU-8からU-12の大会を、グラスルーツ宣言の中にある『補欠ゼロ』『みんなエンジョイ』というルールで、順位を決めずに楽しくサッカーをしようという趣旨で、年に8、9回開催しています。それ以外にも大人のソサイチリーグや、ブラインドサッカーの体験などもやっているんですよ」
 
それを聞いた松田部長は「グラウンドがない中でも、工夫して活動されているんですね」と感心します。
 
ジュニア年代の大会は千代田区だけでなく、新宿区や渋谷区など、近隣で活動するクラブが参加し、千代田区にある昌平小学校の校庭を使って行われています。ここのグラウンドは校庭としては珍しく、ドーム型になっているそうです。
 
「子供達には、大人になっても生涯サッカーを楽しんでほしい。そのためにも、小さいころからサッカーに慣れ親しんでほしいと思い、U-8から大会を始めました。大会でグラスルーツ宣言をしています。全部の学年でみんな試合に出る。順位を決めないといったことにも取り組んでいます」
 

■中学生になるとサッカーができる場がない

千代田区という都心の一等地にあり、環境に恵まれない中でも、工夫をこらして大会を運営する中村さんたち。とはいえ、グラウンドがないことによる大変さはついてまわる問題のようです。
 
「いまは埼玉の三郷にある、河川敷のグラウンドを使わせてもらっているので、自分は毎週末、少年部のチームと一緒に行っていて、そこで練習をしています。青年部では千代田区のソサイチリーグを運営しているのですが、花小金井に千代田区の野球場があって、月に1回ソサイチリーグをしています」
 
2014年に千代田区サッカー協会を設立し、「ずっとエンジョイ」の理念で、ジュニアからジュニアユース、ユース、大人とどの年代でもサッカーを楽しむ環境を作るための活動をする中村さんたち。そこで懸念材料となるのが、中学生になるとサッカーを続ける場がないこと。だと中村さんは言います。
 
「いま、千代田区にはジュニアユースのクラブがありません。その大きな理由として挙げられるのも、グラウンドの不足なんです」
 
東京都クラブユースサッカー連盟において、ジュニアユースのクラブが新規でクラブユース連盟に加盟するためにはいくつかの条件があります。中村さんが運営するFC千代田は千代田区で唯一のジュニアユースチームであり、活動の拠点となるグラウンド確保の面で苦慮してはいますが、現在加盟申請をしているところです。
 
そんな状況下にありながらも「中学生にサッカーをする場を提供したい」という想いで、粘り強く、認可に向けて活動をしています。次回の記事では、地域の中学校と連携をとり、学校の部活ではなく、クラブチームの練習でもない「講座」という形で、中学生にサッカーをする場を提供する千代田区の取り組みを紹介します。
 

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■グラスルーツ推進・賛同パートナー制度ってなに?
この制度の目的はJFAが掲げる『JFAグラスルーツ宣言』に賛同し、共に行動していただける団体と仲間になることで、グラスルーツサッカーの環境改善を推進することです。本制度の賛同パートナーになってもらい、その活動の理念や内容が好事例として日本全国に広く伝わり、JFAと同様の考え方で進められている活動であるという理解が深まることを期待しています。また、さまざまな好事例を多くの方々と共有することで、全国により良い環境が広がるきっかけになればと思っています。ぜひ賛同パートナーとなり、グラスルーツサッカーの環境改善にご協力下さい。
 
■グラスルーツ推進・賛同パートナー制度に申請する2つのメリット
1.あなたの団体・チームの宣言・活動内容等がJFA.jpに掲載されます。
2.松田部長とサカイク編集部が取材に伺うかもしれません。
 
■3つのテーマ
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■こんな活動をしていると認定してくれる
 
『引退なし』活動と賛同パートナーはこちら
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文:鈴木智之

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