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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~

出しゃばって指導するお父さんにオー!マイ!ゴッド問題

公開:2019年5月15日 更新:2019年5月29日

キーワード:しつけコーチング応援過干渉

まずはこの4つを監督、コーチに分かってもらう

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(写真はサカイクキャンプ。ご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

まずは、監督やコーチに、以下の四つのことを伝えましょう。

1.このお父さんの言動について自分たちは違和感を持っている。

2.決して子どもたちのためにはならないと思っている。

3.このお父さんが指導してしまうと、コーチとその方の指導内容に齟齬が出たときに困る。その際、一番迷ってしまうのはその方の子どもだろう。

4.勝手に子どもたちにダッシュを命じたり、抑圧的な空気を生んでほしくない。

そんなことを伝えたうえで、これを契機に保護者は子どもたち全員を温かく見守りましょうという文化をつくっていけるとよいと思います。

なぜなら、もしかしたら保護者のなかに、そのお父さんと同調する意見の方もいらっしゃるかもしれません。

私も言いたかったんです。よく言ってくれた」

「よくあそこでダッシュさせてくれた。もっと厳しくしてもらわなくちゃ」

例えばそんなふうに思っているかもしれません。

したがって、チーム全体でどんなふうに子どもを支えていくのか、保護者も子どものサッカーを楽しむのか。そんなことを考えるきっかけにしてください。

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島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。

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文:島沢優子

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