考える力
「技術だけじゃない」からこそ価値がある。強豪校に通う子を持つ"先輩サッカーママ"が現場で実感した「サカイクキャンプの価値」
公開:2026年2月19日
キーワード:キャンプレポートコミュニケーションサカイクキャンプチャレンジライフスキルリーダーシップ先輩ママ感謝の心考える力
高いレベルでサッカーをしている(していた)2人の子どもを育てるサッカーママAさん。
娘さん、息子さんともに東京都Tリーグ一部の強豪チームに所属。高2の息子さんは現役部活生。二人の子どもたちを高いレベルでサポートし、サッカー少年少女を育てる喜びも難しさも知る「先輩ママAさん」が、サカイクキャンプ2025冬の関東会場を見学し、その感想を教えてくれました。
子どもたちが小学生年代をとうに卒業したママが、なぜ「サカイクキャンプ」に強い興味を抱いたのか。実際見学してみてサッカーママとしてどんな所が評価できると思ったのかを聞いてみたところ、意外な答えが......。
「サッカーの技術向上」と「非認知能力」を伸ばすサッカーキャンプの魅力とは。
(構成・取材 サカイク編集部)
■なぜ、"先輩サッカーママ"はサカイクキャンプに惹かれたのか?
その理由は、2人の子どもを育てている保護者としての経験が、ピッチ上の技術だけでは測れない「子どもの成長」を見つめる確かな視点を彼女に与えていたからでした。
子どものサッカーにかかわる中で様々な経験を重ね、知見を得てきた先輩ママだからこそ、サカイクが提唱する「ライフスキル」が子どもたちが幸せなサッカーライフを過ごすために重要だと、子育てやさまざまな知識を得た中で感じていたからです。
お子さんが小学生の頃は、多くの家庭のように「家庭内反省会」があったそうですが、ご自身で様々な本を読んだり、PTAのイベントで池上正さんの講演を聞く経験を通じて「見守る」スタンスの大事さに気づいたのだそうです。
実際に足を運んだサカイクキャンプの現場には、多くの発見がありました。 それは、単にサッカーが上手くなるための指導ではなく、子どもたちが未来を「生きる力」を育むための、緻密に設計されたアプローチの数々でした。
■「主体性」の本当の意味:規律が生み出す、驚くべき低学年の集中力
テンポのいいトレーニングで低学年でも飽きずに集中できるのも特徴、コーチが教える時間と選手自身が考える時間を設けています
現場で最も驚いたのは、トレーニングの「テンポの良さ」と、それに伴う「1、2年生の驚くべき集中力の高さ」でした。
「2時間もあれば、低学年は絶対に飽きるだろう」という事前の予想は、良い意味で完全に裏切られたと言います。
一般的に「主体性」という言葉は、「自由にやらせる」「選択肢も与えないのに『考えて』と丸投げしている」といった"放任"と誤解されがちです。しかし、サカイクの現場は全く違いました。
お子さんが所属してきたチームなどでは、トレーニング中、その場で「考える時間」が作られることがあまりなかったので、サカイクキャンプではきちんと説明し、プレーを途中で止めて子どもたちに考える時間を設けたところが印象的だと教えてくれました。
「子どもたち同士で話し合う時間もあって、本当に良いと思いました。だんだん声が出てくるんですよ。自分で考えてやってみよう、という雰囲気が普通になっているのも素晴らしいです」
また、あるゲームが始まる直前、一部の子どもたちが待ちきれずに勝手にプレーを始めてしまいました。その時、コーチは叱るのではなく、優しくこう声をかけたのだそう。
「ちょっと待って。スタートの笛ぐらい吹かせてよ(笑)」。そして、笛の合図で全員が一斉にスタートしたそうです。
何気ないシーンですが、細やかな気配りと規律があり、キャンプに統一感があることを感じたと言います。
コーチが説明する時間、子どもたち同士で話し合う時間、そしてプレーする時間。これらが明確に区切られているからこそ、低学年の子どもたちでさえも砂いじりをすることなく、2時間もの間トレーニングに没頭できる環境が作り出されていたことを感じたと語ります。
■「教える」経験の価値、年下への関わりが「アウトプット力」を育む
トレーニングの後はサッカーノートで振り返り ここで気づいたこととは......
多くの保護者は、「少しでも上手な子と練習させたい」「上の学年に入れてほしい」と願いがちです。先輩ママAさん自身も「私もそうだったかも。上の学年の子たちと一緒にやると上手くなると思っていたから」と振り返ります。
しかし、サカイクキャンプでは高学年と低学年を混ぜてグループを作る際、上の学年の子が説明をしたり、気遣いをする場面が出るように設定しています。
そして、練習後のノートを書く時間。ここで彼女は、ピッチ上のリーダーシップとピッチ外での思考力が、一本の線で繋がる決定的瞬間を目撃します。
「そうでない子もいるとは思いますが」と前置きしてこう話してくれました。
「練習中にリーダーシップを発揮し、年下の世話を焼いていた子ほど、練習後のノートを速く、的確に書けていたんです」
「周りの状況をよく見て」「自分の考えを整理し」「相手に分かりやすく伝える」。年下に教えるという行為は、思考を整理し、的確な言葉を選ぶ「言語化」の絶好の訓練であり、ピッチの上でも社会に出てからも不可欠なライフスキルなのです。
技術以上に将来社会で必要とされる力を、実践の中で磨いている瞬間でした。サッカー少年少女を育ててきた母親として、ピッチ外での行動の大切さを実感しているだけに、「異年齢交流の機会もすごく価値がある」と強調します。
■コーチの眼差しにも着目 「できなかったこと」ではなく「昨日よりできたこと」を認める
他の子との比較ではなく「昨日のその子」と比較して成長をフィードバックします
サカイクキャンプの価値を支えるもう一つの柱が、コーチングの質の高さです。見学して特に感銘を受けたのは、コーチのある子への関わり方でした。
ノートを書くのが苦手な子に対し、コーチは「○○はノート書くのが苦手なんだよな」と、否定するのではなく、まずその子の特徴として認めます。その上で、「でも、今日は結構頑張ってるじゃん」と声をかけたのだそう。
これは、他者との比較ではなく、「昨日の自分」との比較で成長を承認する、非常に巧みなコミュニケーションだと感じたと教えてくれました。
コーチ自身の子どもがサッカー少年ということもあり、参加してくれている子どもたちに対して「父親としての目線も入る」と語っており、子どもの心を刺激してあげることに長けていると感じたそう。
さらに、コーチがその子に「将来選手になったらインタビューされるかもよ」と未来の可能性を提示すると、すごくおとなしそうなその子が「俺、インタビューしてほしい」と目を輝かせたのだそうです。
子どもの心に火をつけ、ポジティブな「刺激」を与える。こうした細やかな関わりが、キャンプの随所に見られたと語ります。
■トレーニングのレベルも高い、先輩ママとしてこのキャンプをお薦めしたい理由
ボールを使う練習だけでなく、話を聞く時間、話し合う時間などサッカー以外の力も伸ばすキャンプ
先輩ママとして今回の見学を通じて、なぜサカイクキャンプが多くの家庭にとって価値ある選択肢となりうるのか、を伺いました。
その答えは、「サッカーの技術」と「将来生きるために必要な力」の両方を、高いレベルで同時に学べる点にあると語ります。
「トレーニングのレベルもかなり高くて、練習前は『全員ついていけるのかな』と思ったんですが、コーチたちの教え方と、自分で考える時間のおかげで、レベル差があってもみんな出来ていたんです。サッカーの技術習得の面でもかなり良いと思います」
そして、「親が無理やり行かせるのは良くないけど」と前提して、このようなご家庭にお勧めしたいと話してくれました。
「勝利至上主義ではなく、サッカーを通して子どもに自立した人間になってほしいと願うご家庭には特にお勧めではないでしょうか。あるいは、『友達とずっと楽しくサッカーを続けたい』というスタンスのお子さん。そういう多様なニーズに、このキャンプはきっとフィットするはずです」
目先の試合の勝ち負けや、レギュラー争いだけがサッカーの価値ではありません。サッカーという素晴らしいスポーツを通じて、子どもたちが何を学び、どう成長していくのか。5年後、10年後のお子さんの成長という長い視点で見たとき、このキャンプでの経験は、彼らの未来を豊かにする、かけがえのない"種"になるはずです。
【参加者募集】
サッカーを通じて、自ら答えを導き出す経験を
非日常体験が子どもを大きく成長させるサカイクキャンプ