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考える力

2018年10月 3日

サッカーと家計のカンケイ 驚きの調査結果からわかった、親が子どもをつぶす家庭の特徴

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■サッカーと家計のカンケイ/親が子どもをつぶしてしまう家庭の特徴

スポーツ活動することは、脳の発達や学業に取り組む姿勢を後押しするということを前編でもお伝えしましたが、子どものスポーツがどのような状況や環境で行われているかも重要です。子どものスポーツは、本人にポジティブな影響を与えることも、ネガティブな影響を与えることもあるのです。

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ネガティブな影響を与えるのはどんなとき?/写真はワールドチャレンジ2018 (C)吉田孝光

米国ペンシルバニア州のスポーツ医療従事者が、子どもがスポーツ活動から受けるネガティブな影響については次のような要因を挙げています。

まず、外傷と使い過ぎのオーバーユースによる怪我があります。すべての怪我が予防できるわけではありませんが、オーバーユースによる怪我は予防可能だと指摘しています。

一般的にスポーツ活動は憂鬱な気分を和らげる効果がありますが、「プロになってほしい」という親の過剰な期待などがもとで、子ども自身「エリート選手にならなければ」という重圧を感じることがストレスの増大につながるケースもあります。

親が自分がやっていたスポーツを子どもにもさせたくてスクールに入れることや、子どもがそのスポーツを好きでないのに「運動神経が良くなってほしいから」など、親の願いだけで続けさせていることを子ども自身が気づいているのに「辞めたい」と言い出せないパターンもストレスのもとと言えるかもしれませんね。子どもは親の期待を敏感に感じ取るものですから。

これとは別の研究で、スポーツ活動への出費が、家計の大きな割合を占めている世帯の子どもほど、プレッシャーを感じているという調査もあります。

親が期待をかけすぎて、本人も結果を出すことを重要視するあまり、燃え尽き症候群につながったり、早い段階でスポーツから離れてしまい、人間形成などスポーツ活動の恩恵も受けられないこともあるようです。

指導者の安全への意識や知識、チーム運営の方針、保護者の姿勢などを変えていくことで、子どもたちはスポーツ活動からより、ポジティブな影響を受けられると、この調査はまとめています。

いかがでしょうか。
サッカーは自由でありある意味不自由なスポーツです。予定調和外のことも良く起こり、自分で状況を判断してどうプレーするか決断をしないといけない競技なので、考えて行動する力が身につくこと、そしてその力は学びの面でも生かされることをご理解いただけたのではないでしょうか。

ただしそれは、子ども自身が好きで楽しんでいるときに伸びていくもので、親が子どもに過剰に期待をかけたり、ストレスを与えてしまうと早い段階でスポーツから離脱してしまい、心身の発達だけでなく学びへの影響など本来スポーツから得られるメリットを享受できずに終わってしまいます。

子どもは子どもの人生を生きています。楽しんで伸びていく、学びを深めたり自己コントロールを身につける、スポーツを通して成長していく中で、親がやることはベクトルが曲がりそうな時に正してあげること、そして見守ることではないでしょうか。

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