テクニック

2015年9月10日

ボール保持者が、いつ、どんな状態のときに奪いにいくべきか!? いまさら聞けないディフェンスの基本

 

■10歳はすぐにボールを奪いたいもの

「U-10の子どもは、ボールをすぐに奪いたいので、何も考えずにボール保持者のもとへ寄せていきます。しかし、ボール保持者の足元にボールがあるときに飛び込んで行っても、かわされる可能性が高くなります。そこで、私は子どもたちにこう言います。“その状態はボールを取りに行く、いいタイミングかな?”。そのように問いかけながら練習をすると、子どもたちは“ボール保持者がいつ、どの状態のときに、ボールを奪いに行けばいいのか”を考えながらプレーするようになります」
 
ポールコーチによると「これは6、7、8歳の年代でも理解してもらえること」だと言います。
 
1対1の状況で相手からボールを奪うことは、サッカーのプレーの初歩です。それは8歳であっても、30歳のプロ選手であっても、同じように行われています。そこに必要なプレーの理解は、8歳であっても、30歳であっても同じです。
 
「たとえば8歳の子が16歳になり、チームとして守備のプレスの練習をするとします。サイドでボールを持った相手チームの選手に対して、ボールを奪うために寄せていきます。ですが、抜かれてしまいました。その結果、守備のバランスが崩れて失点しまう――。試合中によくあるプレーですが、これは“チームとしてのプレスのかけ方”の問題ではなく、いつ・どのタイミングで相手に寄せに行くかを、8歳や12歳のときに身につけていないから起きることであり、サッカーを理解するという部分の問題なのです。守備では、第一に自分の後方のスペースを優先して守ることを教えなければいけません。このコンセプトを理解していれば、チームのバランスを保つことができるのです」
 
保護者の視点から、子どものプレーを見るときは、「ボール保持者の状況を見て、ボールを奪いに行っているか」「自分の後方にあるスペースを意識して守れているか」について、注意深く見てみると良いでしょう。一つひとつのプレーについて考えること。そしてコーチはそのプレーの意味を教えること。それが、ジュニア年代の指導のポイントになります。低年齢から“サッカーを理解するためのプレー”を段階を経て身につけていった結果、賢くプレーすることのできる選手になっていくのです。
 
 

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